昼メロいんこ


僕はあきらめまっしゃえ〜ん!


いんこを飼い始めて1週間もすると 彼らが身体いっ
ぱいで 短絡的な 自己表現しているに気がつく。
んがっ。彼だけは よ〜わからん。何を考えておるの
か、考えてないのか。そもそも 掴み心地からして
うにら〜っとした奴ではある。

例えば。「いま えさが食べたいっ!」と思えばいん
こは えさ場に突進する。そこに 先客がおれば 当然
闘うのみだ。で。勝てば満足して えさを食べ始めるし
、負けると あきらめきれず 近くをうろちょろして
スキあらば えさ箱を乗っ取ろうと余念がない。
ほんっとわかりやすい奴らである。

ところが 彼は違うのだ。自分が先に えさ場にいよう
と闘わずして 身を引くのだ。どんなに腹が減ってい
ようが 相手が どんな雛っぴだろうが(^^;。
「闘いを好まぬ紳士」といえば 聞こえはいいが そ
れで おまえは幸せなのか?と問いただしたくなるほ
どの「腰抜け」といったほうが 正しい(^^;。
ただ 彼自身 別に不幸せではないらしい。それが
証拠に うちのいんこ軍団の一番の御長寿さんなのだ。

前置きが長くなってしまったが そんな彼の性格で ま
さか メスを巡ってライバルいんこと三角関係になる等
思いもしなかった事態なんである。

恋は人だけでなくいんこも変えちゃうとはな...(~~;。
とにかく 彼女を追いかける時の彼の目つきは 鬼気迫
るものがあった。いつもの あの「腰抜け」「紳士」
な彼は いったい どこにいっちゃったんだ?
「愛してる〜」と飛びつく度 その気が全くない彼女
に容赦なく蹴散らかされておった。
ところが じぇ〜んじぇ〜ん めげないのだ。それは
まるで 「起き上がりこぼし」のようでもあり 流行
のストーカーのようでもあり...。

今 冷静に振り返ってみると ライバルいんこの影がえ
らく薄いことに気づく。
もしかして 彼にはライバルいんこなんか ど〜でもよ
かったことなんじゃろか(^^;?
もしかして ライバルいんこの存在なんか 気づいても
いなかった、とか〜(^^;;;???
あんまりだ(;;)。ライバルいんこは この後 失恋
の痛手を長い間 引きずりまくるというのに。

ま そんなことは 彼には関係ない話である。彼にあ
るのは溢れ出る情熱の炎のみ、である。
しばらくすると それまで拒絶一辺倒だった彼女に微
かな変化が現れてきた。「おののき」である(^^;。
そりゃ 当然の話であろう。こんだけ拒絶している
のに こんだけ張り倒しているのに 敵はゾンビのよう
に復活してくるのだ。ビビりたくもなるってもんだ。

この「おののき」が一瞬の彼女のスキとなった。炎の
塊となった彼が あっという間に攻めこんだのは いう
までもない。城は陥落したんである...。

こうして ここにめでたく(?)カップルが誕生。こ
の2羽、あっという間に巣引き状態に突入し 雛が2
羽生まれちゃったんである。
彼にとって 情熱の炎は アノ時だけのもののようで
それ以外の彼は 奥さんに尻に敷かれっぱなしの い
い旦那さんといった様子であった。

ここで終われば めでたしめでたし、なんじゃが...。
実は 後日談があるのだ。
奥さんが育て上げた娘(セキセイは子育ての大部分を
メスが担う)に あろうことか 彼は情熱の炎を再び 燃
やし始めちゃったのだ。
どんなにハチャメチャな展開が待っている昼メロとい
えども 流石にこったら展開だけは 簡単にはでてこ
ないぞ(~~;。
それなのに。いんこの世界じゃ 簡単にこんな事態に
なってしまうのである。恐るべし、昼メロいんこ。


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