飼い主のぼやき


ストッパーいんこ

 

ぼやきノート

いんこってのは 一端飼い始めると もう1羽、もう1
羽とどんどん 増殖していったりするもんである。
何も 特別 巣引きをしたからではない。飼い主さん
がどんどん ペットショップから迎えるから、である
(笑)。理由はどうあれ いんこの飼い主は 飼う
いんこを増やし続ける傾向があるのだ。(^^;。

かくいう自分も増やし続けた飼い主の一人である。
最初の1年で4羽になり、その後 増減を繰り返し
つつ セキセイ7羽になった時期もある。
まわりからは
「もう 増やすのはやめなさいな(あきれ顔)」
と当然のように声が上がるも 当人は
「なんの なんの」
の馬耳東風であり 次なるいんこへ野望は膨らむば
かりであった(^^;。
しかも。この時期 オカメに対する憧れが急速に高ま
り ついに周囲の目をかいくぐり ペットショップから
オカメの中ヒナ(要するに売れ残り)を連れ帰ってき
てしまったんである。
先手必勝 やったもん勝ち、と内心 高笑い状態の
私は8羽のインコとの生活を実現した喜びに浸り
きっておった。・・・のは 当日だけである(^^;。

私の認識は甘かった。なんせ セキセイしか飼ったこ
とがなかったので うわさにきくオカメのなつきっぷりを
甘く考えておったのだ。
「腹減った〜、えさちょ〜だい」「遊んで〜〜〜っ!」
「どこ行ったのぉぉぉぉぉっ!!」
と要求するオカメの叫び声が朝から晩まで
「きょえ〜、きょええ〜 きょええええ〜〜っ!」
と響き渡り、己を必要とし なつくオカメに愛情が
どんどん増す一方で 「ちょっとぐらい自分で何とか
せい(−−メ」とぐったり思ったことを 否定できない。

考えてみると 飼い主が 元気に遊んでりゃそれで
満足、という 大雑把な飼いかただったところに セ
キセイ自体、「我が道をゆく〜」タイプな鳥だったので
妙に飼い主と飼われいんこのバランスがとれていた
のかもしれぬ。
それで満足してりゃいいものを もちっと濃厚なつき
あいをしたいと欲を出したのが 計算違いを引き起
こしたのだ。
要するに。相手が こちらが思っていた以上に濃厚な
付き合いを求めるタイプだったというわけである(^^;


欲を満たす以上のものが ふりかかってきた時、人
はどうなるか?
例えていうなら 大好物のショートケーキを10個
口の中にいっぺんに詰め込んだあげく それを飲み
込むのに 涙目になってしまうのと 状況は酷似して
いる(^^;。
「満腹ですけん もう ご馳走様です、勘弁してけろ」
となるわけで(笑)、このオカメが来たことで 自分の
なかの もっといんこ増やしたい、という欲望が
一切合切 きれいさっぱり 流れ去ってしまったんで
ある。

私は 彼女を「ストッパーいんこ」と位置付け、この事
実を受け入れざるを得ないんである(^^;;;。

ちなみに、「ストッパーいんこ」と出会った人物を 私
は一人知っている。

彼女は セキセイ3羽を飼っているのだが この3羽
目のセキセイが 彼女の「ストッパーいんこ」である。
当初 話をきいているだけの時は はっきりいって
「セキセイがストッパーになるかぁ?」
と内心 思ったのだが ある時、彼女宅にいんこ
を訪問して 納得してしまった。
うちのオカメが「濃厚なふれあい」で ストッパーと
化したのに対し、彼女のうちのセキセイは すさまじ
いバイタリティーで彼女を圧倒しておったんである

(笑)。
ストッパーセキセイは他の2羽を追い回すべく 彼
女の頭をかすめて ぶっ飛んで行き おなかが減る
と籠に突き刺さるように舞い戻り、また どこぞへ
とロケット発射で出発して行くのだ(^^;。
流石にセキセイで「ストッパーいんこ」になるだけの
ことはある、他の追随を許さぬ圧倒的な存在感に
思わず感心しきりであった(笑)。

これを読んでくれているいんこ飼いの皆さんの中に
は すでに「ストッパーいんこ」と出会ってる方も
おられるかもしれぬ(笑)。
まだ、出会ってない方が 「ストッパーいんこ」と出
会うかどうかは 「まさに神のみぞ知る」である(^^;



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