飼い主のぼやき


フォーミュラーに懺悔〜その2〜

 

ぼやきノート

怒りという感情は 時として 人間をつき動かす
エネルギーとなる。
いんこが食べることの出来る形状を呈していな
い いんこ餌なんて レストランの入り口の食え
ないサンプルといっしょじゃねぇか!と私は心底
頭にきてたのである。(重ねてゆっとくが これは
全部 私の勘違い、であるのよ^^;)
確かに 品質的には 今までなかった優秀なもの
であることが伺われるだけに 宝の持ち腐れの
ような商品に仕上げたメーカーに 私は一言 ゆ
うてやらねば 気がすまない気分になっていたの
である。
いや、一言ゆうだけでは気がすまぬ。メーカーが動
かざるを得ないだけのものを つきつけてやらねば
気がおさまらぬ!
で。何を思ったか、私は
フォーミュラーをいんこの食える形にしてみ
せる!

・・・・恐ろしいまでの思い込みである(−−;。
しかし。使命感と正義感(←当然 メーカーを敵に
みたてているわけよね^^;;)に 私はボウボウ燃え
まくってしまったのだ。もう誰も 私をとめられぬ。

フォーミュラーの粉を抱え 私の視線は 何も知らず
遊びまくっておるいんこ達をガシッと捉え、つぶやい
た。「実験台確保・・・。」〜〜〜(((^^;;ひえ〜〜

とりあえず。メーカーのゆうとおり、やってみようでは
ないか。飲み水にいれて メーカーの説明を反証せ
ねばならん、のだ。
結果は ほぼ予想通りであった。フォーミュラーは
30分で沈殿してしまった。あげくに、だ。この水で
平気で水浴び始めるいんこまでいて ここまで予想が
的中してしまったがな(−−;。
ただ1つ、予想外だったのは 水浴びは まったく通
常と変わらず行われ 気持ちよさそうにいんこは
毛繕いを始めたことだ。
「毛繕いでフォーミュラー摂取してるかも(^^;。」
するどい(?)観察眼で分析(笑)するも、何か違う、
と私は思わずにいられなかった。
飲み水の不本意な状態でつっこまれ あげく水浴び
にまでされた かわいそうなフォーミュラーが 不満
を口に出来ず 旅だっていった(−人−)チ−ン。

この、いんこのえさに欠けているものは 何だろう?
それは、食感に他ならぬ。
いんこを見てみろ。えさを パリポリゆわせながら食
ってる様ほど幸せそうな時はないではないか。
そう、えさはパリポリゆわねばならぬのだ!
パリポリゆうものといえば。そうだっ!煎餅だっ!
フォーミュラー煎餅を作るのだっ!この時 おそらく
私の頭に南部煎餅+水あめの組み合わせが こびり
ついていたのだ、と思う。
フォーミュラー粉を煎餅状態にする「つなぎ」に蜂蜜
を使おう、などと思ったのは 絶対その影響に違い
ない(^^;。
完全バランス栄養食に蜂蜜を足して何の意味があ
るというのか?というより。バランスしているものを
わざわざ崩している冒涜的行為でさえある(^^;。
んが。思い込んだらつきすすむべし、べしっ、べ
しっ!!
煎餅にされるべく 次のフォーミュラーの犠牲者が
ボウルにそそがれ 蜂蜜をぶっかけられて こねあ
げられていったわけである。
蜂蜜の黄色さが もともと精製されてない片栗粉の
ようなフォーミュラーの色と混ぜ合わさり、なんとも
まずそうに練りあがった時には さすがの私も一瞬
手がとまりそうになったが(おいおい)、きっと 鳥と
人間じゃ味覚に対する認識は違うのだから、問題
ない、と決めつけた(←既に 食えない粉餌作ったと
腹をたてまくったメーカーと同じレベルになってること
に本人は気づいてない^^;)
練りあがったフォーミュラーは煎餅の形にひらぺった
い丸にされ、乾かせば 出来あがり、である。
こうして(何の根拠もないが)自信作蜂蜜入りフォー
ミュラー煎餅(見た目 不味そう付き)が いんこ達
にお披露目され、で。食べ物の認識さえされず 屈
辱の敗北にまみれつつ また旅だって行った
(−人−)チ−ン。

実験に失敗はつきもの、である。粉まみれになって
無視された蜂蜜入りフォーミュラー煎餅を廃棄しな
がら 敗因はきっと 蜂蜜だったかもしれぬ、と私は
考えた。バランス栄養食なんだから シンプルに行
けばいいのだ、と よーやく思い至ったんである。
というわけで。「つなぎ」は 水に変更され フォーミュ
ラー煎餅シンプル イズ ベスト が完成。
早速 いんこ達にふるまわれた。が。やはり 敗北
。シンプル イズ ベスト版フォーミュラー煎餅も
旅だって行った(−人−)チ−ンチ−ン。

蜂蜜が原因ではなかった。というより。もしかして。
煎餅、という発想自体が間違っていたのかも知れ
ぬ。そーいえば。いんこの食べている餌って 粒粒
なんであり やはり この形状が 食べ物としての
認知度が高まる要因かもしれぬ。
そうかっ!餌は粒粒に限るのだっ!
わはは、当たり前じゃん。やはり基本に忠実じゃな
くちゃ、だよな。 さっそく 粒粒にしてみよう。ん?
んんん?フォーミュラーが、足りない・・・(−−;

だいたい。食える形状でない粉餌という認識しか
私はフォーミュラーに持ってなかったわけで。しかも
サンプル、ということで タダ、でもらってきた代物
だったわけで。私の中に フォーミュラーがもったい
ない、とか ありがたい、とかそーいう感情が一切
芽生えてなかったんであり、1Kgももらってきたっ
てぇのに、フォーミュラーは あっという間に底をつ
いてしまったんである(^^;;;

早速 以上の結果を報告しに動物病院に出向いた
私は 次の「餌は粒粒に限る」を試す為のフォーミ
ュラーのおかわり^^;を 先生に要求。
私の報告で ますます 使えない代物とレッテルを
貼られつつあるフォーミュラーに 先生は手元に
残していたうちの半分を 惜しげもなく 提供して
くれたんである、先生 ありがとう(^O^)/"。

一方の私の研究心は 未だ衰えを知らず、次なる
犠牲フォーミュラーも手に入れ 「粒粒フォーミュラ
ー」の試作に没頭したんである。
結果。粒粒フォーミュラー失敗作が次々旅だって
行き(−人−)チ−ンチ−ンチ−ン、試行錯誤の
末。ついに!いんこが 粒粒フォーミュラーをつい
ばんだのであるっ!!
やった!ついに完成だっ!犠牲になったフォーミ
ュラーを思い 苦労の連続の日々を乗り越え、
私だって 感無量であった(T▽T)。
が。そう、やはり 登場すべく登場してきちゃう、
「が」、なのである(^^;。
いんこは パリポリと2、3粒食べると。「ケッ」と
粒粒フォーミュラーを一瞥すると 去って行って
しまったんである・・・・・。

(−人−)チ−ンチ−ンチ−ンチ−ンチ−ン・・・・
フォーミュラー、さようなら・・・。
こうして。私は一端 フォーミュラーとお別れした、
わけである。
ゆっちゃなんだが。私だって 敗北感にまみれに
まみれておったのだ。
本当なら「食える形のフォーミュラーを作り上げ
メーカーにつきつけてやる」予定じゃったんだか
ら(T_T)。
こうして。敗北した者は 静かに 去っていくって
わけで。
フォーミュラー初上陸に こんな 秘話がメーカー
も知らぬ所で あったなんて 誰も知らなかった
だろう<(−。−)>フフフン←知らんで当たり前だ
ってばさ(^^;

この半年から1年後、フォーミュラーは火がつい
たように 知れ渡りはじめ、私もこの時 おのれ
の勘違いに気がついたってわけだ。
あげくに 当時 フォーミュラーは 大都市のごく
1部の店にしか置いていない貴重品状態であり
その頃 オカメの雛を育てることに相成った私
は わざわざ 東京のお店から 送料込みで
更にお高くついたフォーミュラーと再会するハメ
になったってわけである(^^;。
これもそれも きっと 使命を果たせず無念に旅
だって行ったサンプルフォーミュラーの 私に
対する「リベンジ」だったのかも知れぬ(^^;;;。



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