・・・・・ぼくα僕・・・・・・

第1話

『始めと終わり』


曇りがちな、三日月のウスバカゲロウの飛ぶ夜

   皆、土に帰り明日との狭間の時間

              昨日の自分、明日の自分、混なる空間

                 我何故に旅人、我二人で一人の虚像

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カチ、、カチカチカチ

「おっす、おひさしぶり」

(哲也)「あぁ」

「あいかわらず、そっけないなぁ〜」

(哲也)「・・・・」

「まっいいか〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・

いまなにをやっているか、、、それはチャット

最近話す場といったらここになる。

大学にもこれといった友達もいないし。

チャットだったら、顔も見られることもないし気兼ねなく話せる。

ここが、唯一の交流の場。

「今日はなんかいいことあったか?」

(哲也)「べつに・・」

「そか、、、いつもどうりってわけだな」

(哲也)「あぁ」

「まぁ、普通がいちばん!気楽にいこうや」

・・・・・・・・・・・・・・・・

今話してる奴は、三ヶ月前僕がチャット始めたときに出会った「ウィン」。

こんな、口べたな僕でも気軽に話してくれる・・・・

でも、僕が帰った後自分の悪口をいってるかもしれない。

どう思ってるかなんてわかったものじゃない。

そんなことも思うが、気がつくとここに来ている。

たぶん、自分にないものをウィンが持ってるからかもしれない。

(ウィン)「おい、テツ生きてるかぁ〜」

(哲也)「あぁ、いるさ」

(ウィン)「そかそか(笑)いなくなったんかとおもったぜ」

(哲也)「心は死んでるかもしれないけど、ここにはいるよ」

(ウィン)「おいおい、おおげさだなぁ(汗)まぁ、ポジティブにいこうや」

・・・・・・・・そうして、時間はすぎていく。

窓に映る朝日とモニターの光が交錯するころ、ここから離れるときが来る。

(ウィン)「あぁ、今日もおもろかったなぁ、、、そろそろ寝るべ」

(哲也)「そだな、、、、あっそうだ、ちょっと数日ここにこれない」

(ウィン)「おっ、めずらしいなぁ。寂しくなるけどまぁまってるよ」

(哲也)「ちょっと、最近寝不足でやばいんだ」

(ウィン)「だいじょうぶか?あっと、俺からも連絡!

                 今度オフ会やるけど来るか?」

(哲也)「いや、やめとく」

(ウィン)「そかそか、おけ〜しっかり休みや〜じゃぁまた」

(哲也)「あぁまたな」

生きている時間から、死んでいる時間へと戻るときが来た。

死んでいる時間は、その名の通り体は抜け殻だ。

チャットを休みたかったのも、生きている時間が死んでる時間に浸食

される心配があったからだ。

少し寝たら、現実に戻るとしよう。

 

二話目に

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