=====ぼくα僕=====

第2話

『虚と実』


この世界中には、同じ人間が三人いるという

          まったく同じ顔・体型・性格・・・・・

                  もし貴公が貴公と出会うことあるならば

・・・・・貴公は、、どうする・・・・・・

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チャットを休んでから、まだ二日しかたっていない。

だが、、、もう一週間もやっていないような気がする。

この現実に疲れを感じてきた。ストレスがたまるいっぽうだ。

いわばチャットは、僕にとってストレス解消のカンフル剤みたいなもんだ。

しかし、どんな万能薬もやりすぎれば毒となる、、、

もう後戻りできないところまで、僕は浸かってしまっているのかもしれい、、

そんなこんなで、三日目にしてチャットを再開することにした。

カチカチカチ、、、、カチ

ポ〜〜〜ン♪

『「ウィン&ヤンの部屋」ニ「テツ」サンガハイリマシタ』

やはりウィンの部屋にやってきたが、なにかこう、、いつもと違う。

あのウィンが自分から話しかけてこないのだ。

僕は思いきって、こっちから話しかけた。これは異例なことだ

(哲也)「あ、、、久しぶり」

、、、返事がない。

(哲也)「おい、いないのか?ねてるのか?」

(ウィン)「・・・・」

(哲也)「いるのか、、、どうしたんだ?」

(ウィン)「どうしたんだ?だと、、それに久しぶり?ふざけんな!」

僕にはわけが分からなかった。

(哲也)「なんのことだよ?何怒ってるんだよ?」

(ウィン)「とぼけるな!怒るに決まってるだろ、あんなことされちゃ!」

(哲也)「あんなこと?どういうことだ?」

(ウィン)「いいだろ!言ってやるよ」

(哲也)「あ、あぁ」

言いたいことは山ほどあるが、ここはウィンのことを聞いておこうと思った。

こんなに怒ったウィンは見たことないし、いわれのない罪ってのも聞いてみたい

(ウィン)「お前は、昨日いきなり来て荒らしていったんだよ!

          俺の彼女にも、いろいろ言って帰ってったしな!

                     あの後泣いてたんだぞ!!」

どんなことを言われたかわからないが、ウィンの怒りはひしひしと感じる

しかし僕は、ウィンが彼女といるときは決して部屋には入らない・・・

なのになぜだ!!たまらず口を挟んだ。

(哲也)「ぼ、僕じゃない!この二日間パソコンも触ってないんだ」

(ウィン)「俺もそう思った、で、聞いたさお前のこと・・・・

        全部一緒だったんだよ!メアドも出身も全部な!!!」

!?どういうことだ、、、?

僕は、なにがなんだかわからない、、、考える事の許容範囲を超えている、、

(哲也)「ど、どういうことだよ、、、わからない、、」

(ウィン)「それは俺のセリフだよ!!!」

(哲也)「ぼ、僕じゃないんだ、、、、信じてくれ」

(ウィン)「お前じゃないかもしれない、、、でも、その逆かもしれない

         なんせ、顔も何もかもしらないんだからなぁ・・・・

                  悪いが、今は正常な判断ができねぇ」

「出てってくれないか・・・」

(哲也)「・・・・わかった、でもくどいようだけど、、、僕じゃないんだ」

(ウィン)「あぁ」

入った時に感じた異様な感覚は、この事だったのか・・・・

やまずみの問題をウィンの部屋に置き、チャットをやめた。

しかし、やめても考えることは、もう一人の「テツ」のこと

見えない影に心を拘束されたような感覚

僕の全てをしっていたプライバシーの不安

どこにいるのか・・・どこでみているのか・・・・

別離していたものが、突然つながってしまった、、、

いや、、、本当は密接につながっていたもの。それを気づかないふりを

していただけ・・・・

・・・今日は・・・眠れない・・・・ただ・・

ウィン・・・・ごめん

 

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