makkunの西遊記
タイ植林編第8回
今回は「帰国編」です。
この植林ツアーは毎年おこなわれているのですが、行き先はローテーションとなっています。つまり、タイ・フィリピン・マレーシアの順で年毎異なるところで、またその国の中でも異なる場所へ行くのだそうです。ということは3年後には、同じ国に行くということになります。
我々も3年前に植林した場所を見に行ったのですが、うっそうと木々が茂っていることはなく、なんとか1m50cmくらいまで木が成長しているような状態でした。そこの小学校の先生は、しきりに恐縮がっていましたが、管理するのは大変なことなのでしょう。実は今年はその3年目にあたってまして、今年行った人は前回私が植林したところを見に行ったはずです。どうなったのかなあ、とふと思うこともあります。
帰国の日は、2カ所ほど植林して、その日の午後4時頃チェンマイを発ちました。この日も歓迎式やタイ舞踊の披露の後、耕耘機みたいなものに分乗して植林場所へ行きました。そこはおだやかな丘で、耕耘機の後ろに広がる緑の平地が鮮やかでした。ここの小学生も本当に人なつこい子が多くて、子供たちに囲まれながら木を植えていきました。NGO団体の現地の人によると、タイ北東部の子供たちはここと違って、人見知りする子が多いのだそうです。最後に、この旅で最後の集合写真を手にシャベルを持って撮りました。
最後チェンマイの空港に着いて搭乗手続きも済ませると、ずっと世話をしてくれた現地の旅行社の2人(タイ人の男性と女性)が寂しさのあまり、泣き出していました。こういうのは(現地の人が寂しがる)、アジア人同士でないとなかなかないと思うんですけどどうでしょうね。(世界ウルルンはどうも演出くさいので・・・)1週間ほどでしたが、ずっと一緒に植林場所を巡り、いつも歓迎式では通訳を勤めてくれていました。その間に冗談を言い合える仲間になっていました。女性の方は日本にも行ったことがあるのだそうで、東京と京都を訪れたそうです。一生懸命、浅草がどうだとか新宿がどうだとか説明してくれました。チェンマイの空港はいかにも空港の冷たい雰囲気のするところでしたが、いざここを離れるとなると、少し寂しい思いがしました。どこへ行っても、どこへ旅しても、ここへ来るのはこれが最後かもしれないとその頃思い始めていたからです。
日本へ向かう飛行機の中で、隣に乗ったツアー仲間の高校の先生がタイ舞踊で指先につける尖塔状の金属をくれました。タイ舞踊の人がくれたのだそうです。今もそれは本棚の上にあります。成田空港で私は、仲良くなったツアーの仲間と旅行中に身につけていたもの(タグなど)にサインをしあって交換しました。その人の書いた文字というのは、あくまでもその人自身が実際に書いたもので、同じ時間を共有したその思い出になると思ったからです。
番外編
その1
チェンラーイからチェンマイに向かったとき、バスで行ったのですが、運転手がめ ちゃくちゃとばして暴走運転も甚だしいものでした。 途中でエアコンが故障、バスの中はサウナ状態、途中でブレーキも利かなくなり、道 路端のガソリンスタンドに緊急停車。 後で聞いたところでは、運転手は酒を飲んでいたのだそうです。 出発したときも、バックして後輪をドブに落としてたもんなあ。おーこわ。
その2
昔、「アジアハイウェイを行く」という産経取材班の本を読んだことがあり、どのく らいの道なんだろうと思っていました。 学生のときアウトバーンは通ったことがあるのですが、似ても似つかないだろうなと 想像していました。 舗装なんかないんじゃないかと。 チェンラーイのYMCAはまさにアジアハイウェイの通り沿いに建っており、私は向 かいのコンビニに行くため、アジアハイウェイを何度も横断しました。 ハイウェイというよりは、普通の道という感じです。 アジアハイウェイもタイ区間は何とか舗装されており、片側2車線で中央分離帯もあ りました。 いつか沢木耕太郎の「深夜特急」ではないですが、アジアハイウェイをたどってみた いですね。
その3
嘉納昌吉(でしたっけ?)の「花」っていう歌ありますよね。 あの歌をお返しにといろんな場所で歌ったのですが、(私は前で歌いませんでしたけ ど)タイの人はみんな知ってるんですよ。 タイ語バージョンも発売されているらしく、みんなタイ語で歌ってました。 いい歌ですもんね。 前に西洋の音楽は7音階で、アジアは5音階という話を聞いたことがあるのですが、 本当でしょうか。
タイの経験が生かされてるな、と実感したことは皆無ですねぇ。 日本はやっぱり便利ですよ。 それと、活動の場が日本人であるために得られたことも事実でしょうね。 お金がなければ、植林で海外なんて行ってられませんもの。 事後談ですが、我々が訪れた先の郡長(行く先々の歓迎会で挨拶していた)がその後日 本に来たのですが、あまりにお金がないのでホテルに泊まることができず、学校に泊 まっていったようです。
タイ編におつきあいいただき、ありがとうございました。
<注>ここに書いた内容はあくまでも私の個人的な意見です。