![]()

研究レポートも殆ど終わり、あとは後述と文献の整理だけだった。ずっと研究以外のことを考えて居なかった為、頭が想像以上に疲労していた。
すると、彼は私の疲れを読み取ったらしく冷蔵庫から缶入りのYobickを2本持ってきてくれた。流石、長い付き合いだから私の好みも分かってる。
「まあ、あとは後述ぐらいだから少しのんびりしよう。」
と彼が言う。確かに、後は後述ぐらいだ、しかしされど後述。しかし、これ以上詰めると流石に脳がハングしそうな勢いだったので彼と休むことに。
そうして彼はYobickを一口飲みながら
「あ、そうそう」
と。こう云う時の彼は非常にハイテンションな証拠である。いつもは自分から話を切り出すのは相手が黙りこんでいる時しかない。
「面白い、モノを手に入れたんだよ。今度の研究テーマになるかもしれないよ。」
とクスクスと笑いながらYobickをまた一口飲んだ。非常に不気味だ。そして彼は隣に置いてある机の引き出しから青い正方形の物質を取り出した。
大きさは8×8×2(幅・奥行き・高さ)くらいで、それはまるで、冷たい氷のような、人がまだ踏み入れていない遠い海のような・・・綺麗な物質だった。
「見てごらん。」
と彼は言いながらその物質の上をコンコンと一枚のペニーで叩き、ペニーを物質の上へと置き、その上に青いプラスチック製の板を乗せた。
「これはね、本当に珍しい鉱物なんだよ。ずぅーと北のほうの国にいけないと採れない。そしてね、これにはとても不思議な性質があるんだよ。」
と、やさしくその物質を見つめながら云った。
すると、だんだんとそのペニーがその物質の中に沈んでいった・・・。ゆっくりとゆっくりと・・・。そして物質の底へとついてしまった。
目の錯覚ではない、ペニーの下にコインの影が動いているのが見える・・・。この鉱物は軟度を自在に変えられるのだろうか・・・。
そして、まただんだんと上へ上がってくる。実は液体みたいな物質なのだろうか・・・。
完全に表面へと戻り、彼はペニーを取り上げた。そうしてまた、コンコンとペニーで表面を叩いた。
彼はまたもや微笑みながらその物質を片付けYobickを一口飲んだ。そして、その物質のことで頭がいっぱいの僕に彼は笑いながら
「あはは、頭の休憩どころではなかったね。さっさと後述を片付けよう。」
実質的に休憩させなかったのは誰なんだか・・・と思ったが口に出すとYobickを片付けられそうで怖かったので言わなかった。
商品情報
商品名:ブルークリスタル
発売元:テンヨー
購入元:多分デパートや玩具屋なので購入できると思います。
おまけの一言
どうもライです。上記のブルークリスタルの演技法に本当は沢浩師のブルークリスタルブックからの演技法を使おうと思っていましたが
冷静に考えてみて、あのストーリを最初に言ってしまっては面白みが半減してしまうという理由から付属の手順書に近い形をとらせていただきました。
あと、著作権とか(汗)
何回も書くようでくどいですが、「ブルークリスタルブック」はお勧めです。コインで買い物ができるという他にコインマジックができるような感じであって。
ひとつの使用方法の他にいろいろな可能性が見えてくる本だと思います。
あと、ひとつ・・・トランプを突き刺すやつは見た目はとても綺麗なのですが厚いのがちょと・・・(^^;