6/6 ロンドン公演−第6話−

帰りのチケットを

無事確保したボクたちは、

当初のスケジュ〜ルどおり、

先ずは

「トラファルガー・スクエア」

を目指した。

ホテルを出て、地下鉄の駅を探す…。

『さてと、駅はドッチかなぁ…。』

「こっちだと思いますよ。」

ボクのガイドブックによれば、

ホテルの南側に地下鉄の駅がある。

「ほらネ。あのマーク。」

イギリスの地下鉄のマークは、

営団地下鉄のそれと良く似ている。

途中工事現場をすり抜けて、

マークの下まで来ると…。

『これは、バス停では?』

「スミマセン、どうやらそのようです。」

イギリスのバス停のマークは、

地下鉄のそれと良く似ている。

「まぎらわしぃんじゃい、
ボケェ〜!」

と、小さくバス停にツッコミをいれて、

ガイドブックをバックから取り出す。

「だってね、ガイドブックにはね、
ホ、ホラッ、こっ、ここに地下鉄があるって…。」

『ホントだぁ。でも、そんなにアセんなくても。
もう、少し探して見ましょう。』

ボクたちはマボロシの駅を探して、浮遊した。

散々探し回ってもうクタクタって時に、

遠くのほうに電車が

蜃気楼のごとく浮かび上がったのが見えた。

「あれだぁ!」

『ほんとだ。』

ようやく探し当てた地下鉄は、

地上を走っていたのである。

!?

「なんで地下鉄が地上にあるの?」

『きっと、中心部だけ地下鉄なんでしょう。』

ボクの足りない頭には、

なかなか理解のできないことであった。

真中の車両だけ地下で、

両はじは顔を出しているということなんだろう、きっと。

と、なると銀河鉄道999が

惑星デスラーに突っ込んでしまったようなものか。

要は、松本零士の思う壺じゃな。

そうなると、エリザベス女王に

取って代わるのはやはり…。

洗面女王。

ようやく、駅に着き切符と

ジュース(ペプシ・マックス)を

買い込んで電車にのる。

車両内の雰囲気は

日本のそれとこれまた

良く似ているのが不思議であった。

そうそう、スーバードライのチラシもあった。

しかも日本語が書いてあったのは驚き。

やがて音も無くドアがしまり、

電車が動きだした。

ちょっとも行かないうちに

電車は地下へともぐりこんだ。

「はて、トラファルガー・スクエアに行くには…。
また、アールズ・コートで乗りかえるのか。」

列車内に貼ってある路線図をみると、

今乗っている電車は別の方へいきそうだ。

『よし、乗り換えよう。』

電車を降り、隣で待っていた電車に乗りこむ。

今朝来たときはこの乗り換えで失敗したからなぁ、

今度は間違えないようにしなくっちゃ。

そう、ドキドキしていると、

外人のオバハンが話しかけてきた。

「この電車はハイストリート・ケンジントンに行くかい?」

どうして、この人は沢山いる電車の人の中から

ボクらに聞くのだろう?

ベッタベタの日本人なのに。

イギリス人にききやがれぇ〜!

とは、思いつつ。

「ソーリ―、アイドントノー。」

するとオバちゃんは他の人にも質問した。

「あぁ、行くよ。」

そっかぁ、行くんだぁ、よかったねぇ、オバちゃん。

行くってよ、ハイストリート・ケンジントン。

ほぉ〜んとに、良かった…。

「じゃぁ、ウチらが乗る電車
まちがってるじゃねぇかぁっ〜!」

ギリギリドアがしまる前に飛び降り、

反対のホームの電車を待った。

なんだ、さっきのでよかったんじゃない。

無事、トラファルガー・スクエアに着いたボクらは、

三越前にいるようなライオンにまたがって

猿岩石よろしくガォー、

パシャリ(記念撮影)。

 

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