6/18 ロンドン公演−第12話−
ナントカ無事にベイカーストリート駅に
辿り着いたボクとショーン(ハンドル)。
ふっかーい地下鉄から地上に這い出ると、
暖かい日差しがボクらを待っていた。
「いやぁ〜、イイ天気ですねェ。
通りも賑わっているし。
ハテ、ベイカーストリートはドッチじゃろ。」
『あ、シャーロック・ホームズだ。』
ショーン(ハンドル)が指差すほうを見てみると、
確かにチェックの帽子と
マントをまとった背の高い人物が、
通りすぎる人に愛想を振り撒いている。
ふらふらとショーン(ハンドル)が
近づくとなにやらブツを渡らされた。
名刺のようだ。
シャーロック・ホームズ(あだ名)。
『おぉ、すげ〜。シャーロック・ホームズの名刺だァ。』
感激しているショーン(ハンドル)の横から
名刺を覗きこむボク。
「へぇ〜、あだ名だったんだぁ。」
感心しているボクの横から
顔を覗きこむショーン(ハンドル)。
『あ、あだ名?そんなことドコにも
書いてないんですけど…。
地下鉄からいきなり地
上にでたから目でもやられたの?』
名刺の裏にはご丁寧に
博物館の地図が書いてあったので、
それを手がかりに捜査を開始した。
博物館といっても、
ホームズの家を再現したものであった。
入口に案内のオヂさんが立っていて、
これまたミンナに愛想を振り撒いていた。
『写真を撮るならこの帽子を被りなよ。
パイプも貸してあげるよ。』
いろんな観光客がホームズの
格好をして記念撮影をしていく。
『僕も撮りたいにゃ〜。』と、
ショーン(ハンドル)。
「ボクがシャッターを押しますよ。」
途中何組かの観光客に邪魔されたが、
無事に記念撮影終了。
博物館を見よう!と、
中に入ってパンフレットを受け取る。
『5ポンドでっすぅ〜(日本語)。』
可愛いメイド服に身をつつんだ娘(イギリス人)が、
日本語で応対してくれる。
ええぃっ!日本人だからって、
ミナ日本から来たと思うなよ。
数字の『5』ぐらい、
現地の言葉でもわかるぞいっ!
向こうが外国語
(イギリス人にとって日本語は外国語)
で言ってきたのだから、
こっちも外国語で切り返せねば…。
コップン、マァ、カッ
(ありがとう)-タイ語
メイドの娘は、べギラマを食らったように
引きつったまま動かなくなってしまったが、
そんなことは、お構いなしで、2階の展示室へ。
ホームズの部屋が再現されている展示室は、
色々なホームズが使用していた物で
あふれかえっていた。
時計、本、望遠鏡…。
机、ベット、洋服ダンス…。
ふと窓際の机の上に目をやると、
大きなサイン帳が置いてある。
みな、一言コメントと来訪者の名前が書かれている。
来て良かったです。感激しました。 ― ヒロコ(JPN)
ホームズに会えた気がしました。 ― ヤスユキ(JPN)
…
…
へぇ〜、日本人って多いんだねェ。
だから受け付けの応対が日本語だったんだ。
どうせ来たのだから、サインの一つでもしておくか。
↑この人のコメント面白いから、あげ。
グーフィーフォックス(NJ)