6/21 ロンドン公演−第14話−
ダンボの冥福を祈りつつ、
ボクらは、地下鉄の駅を目指してあるいた。
公園を一歩でると、
そこはもう人通りも多く賑やかで、
遠くには地下鉄ここですよ。
の看板も目にすることができた。
「次ぎは大英博物館だね。」
ボクはこれを楽しみにしていた。
なんせ、天下の大英帝国が、
他の国々に侵略して、散々荒らしまわったあげく、
こんなもん盗ってきました!
…と、いう品評会なのですから。
『博物館ねェ…。』
ショーン(ハンドル)が歩きながら地下鉄マップを見ている。
『あ、ありました。最寄の駅は…、バービカン駅だね。』
さすがである。
都市名を入力したら、アメリカ大陸の中心部に
ポツンと☆が一つでて、
『見つかりました』と、言ってのける
インターネットの○○マップとは大違いだ。
ちゃんと最寄の駅まで検索できちゃうのだからスゴ〜イ。
『も、最寄の国なら、
判るんですけど…』
(○○マップ泣)
さっそく地下鉄に乗って、2つ目の駅、バービカンで下車。
駅を出てキョロキョロ…。
『あ、「博物館こっち」って出てるよ。』
見上げると、一本のポールに、
○○こっち、××あっち、
□□そっち、@@きゅ〜。
「ん?チョ、チョット待って。
博物館こっちの、博物館って、
ロンドン博物館だから、違うよ。」
旅行に来る前に、ガイドブックをシコタマ読んでいたボクは、
ロンドン博物館というものが、
大英博物館とは別に存在することを覚えていた。
「あ、あっちにミュージアムの文字が見えるよ。
あっちに行ってみようよ。」
建物に大きく書かれたミュージアムの文字。
キットあれだろう。
でかそうだし。
その割にはいやに人気がすくないのが
気にはなったが構わず歩きつづける。
建物まで後少しというところまで来たその時…。
『ねぇ、ここのバス停、ロンドン博物館前って書いてあるよ。』
と、ショーン(ハンドル)が発見した。
「あ、ホントだ。
げげー、じゃぁ、目の前のこれは、
ロンドン・ミュージアム?
じゃ、じゃぁ、ブリティッシュ・ミュージアムは何処に?」
『ブ、ブリティッシュ・ミュージアム?』
「どうかした?」
『そ、そうだよねぇ。大英博物館は
ブリティッシュ・ミュージアムだよねぇ。』
「もち。で、どうかしたの?」
『わ、わたくひ、
ロンドン博物館への
地図を見てまひた。』
「なんですと!」
で、では、いくら探してもここには、大英博物館は…」
『…ありません。』
「がーん。(顔にカゲ)」