7/5 真夏の夜の夢1
最近暑い日が続いている。
日中は、100度近くまでいってしまっているらしい。
どうりで、後頭部のほうでチャプチャプするはずだ。
そんなもんだから、昼間出かけていたりすると、
夕方には、もうダルダルソ〜ス中濃状態になってしまう。
暑くてとても動く気がしないので、
まだまだ日差しが強い5時ごろ、
仲間を集めて、
防波堤に打ち上げられたヒトデごっこをエンジョイしていた。
身も心もカラカラになって、
もう少しで、天に召されるとは何ぞやの問いに
答えが出そうになった瞬間、
ふと目が覚めた…。
う〜ん。どうやら眠ってしまったらしい。
ボクの横には、貧乏国の旗をウレシソ〜に、
ふりふりしている扇風機が見える。
あ゛ち゛ぃ〜。
灼熱地獄のなか、冷蔵庫のなかで、
キンキンに冷えている麦茶を求めてキッチンに向かう。
んごっ、んごっ、んごっ、
ぷはぁ〜。
エアコンのスイッチを入れ、
キッチンに残ってた食器を洗い始める。
水の冷たさを心地よく感じながら、
チャ〜ミ〜・グリ〜ンを口ずさむ。
♪チャ〜ミ〜・グリ〜ンを使うとぉ〜、手をつなぎぃ〜たくぅ〜
バンッ!
?
…し〜ん。
なんだ?
イキナリ建物の外のほうで、
大きな音がして何かが起こった。
なんだろう?
暫く何が起こったのか判らなかったが、
それは、トテツモナイことの始まりであった…。
恐る恐る回りをキョロキョロする。
特に異常はないようだ。
ドロボウさん侵入かと疑い、窓をチェックする。
リビングの窓から、身体半分入ってきてた人がいたけど、
トレードマークのド〜ナツヒゲではなかったので、
単なる通りすがりの人のようだ。
そのほか、これといって異常が見うけられないため、
事件は迷宮入りするかに思えた…。
落ち着いて考えよう。
リビングにドッカと腰を下ろし、座禅をくむ。
指につけたツバをアタマに塗りこみ考える。
ポク、ポク、ポク、チ〜ン!
時間切れ。
さっぱり判らない。
ムックと立ちあがり、床に手をつき壁に向かって逆立ちをする。
ひらめけ、ひらめけ、ひらめけ…
ヒラメイタ!
そうか、判ったぞ。
どうりで、おかしいと思ったんだ。
ずっと、引っかかっていたんだよねぇ〜。
そうか、そうか、そうなんだ。
あばれハッチャクは、
鼻ズマリじゃなくて、
鼻つまみだったんだ!
鼻ズマリだから逆立ちして治療しているのかと、
ずっと思ってたけど、違ったんだねェ〜。
どうして、そこに気が付かなかったんだろう?
どうも、歌ってるとシコリが残ってたのは、そのせいだったらしい。
― 誤 ―
♪あばれハッチャク鼻ズマリぃ〜、
オイラは鼻のオチこぼれ。
― 正 ―
♪あばれハッチャク鼻つまみぃ〜、
オイラは花のオチこぼれ。
そんなことで、満足していたボクは、
家が停電したことには、一切気が付かないのであった…。