8/6 っんもう、留まらないっ!

先日ボクは、一週間バケーション休暇を取り、

日本に帰っていた。

去年の10月に渡米して以来、

一週間も家を空けることは、初めてのことだったので、

色々準備することがあって、出発前はとってもドタバタしていた。

一週間も留守にするんだから、部屋をキレイにして行かないと、

帰った時にどんなヒドイ状態になってるかわからりゃしない。

冷蔵庫のものだって、やばぁ〜っくなってるかも知れんしね。

残り物クリーン・キャンペーンの一環で、

いつの頃からか冷蔵庫の上に居座っている巨大シリアルに手を伸ばす。

パッケージからすると、18世紀ごろの物と思われる(鑑定団談)。

恐る恐る箱を開けて覗いて見る。

「うぇ〜。こんなにあるのぉ?」

「これ、朝昼晩シリアルでも
間に合わないよぉ。」

ソレぐらい、

まるで、増殖したかのように、

映画館でついつい買ってしまうポップコーンのように、

ヤツは溢れかえっていた…。

それでも、一人レッドキングに立ち向かう嵐隊員のように、

微力ながら、シリアルにガッツイテみる。

隊長っ!
すでにカッチカチで食えません!

毒蝮三太夫でも、食えないものが、

このボクに食えるはずがない。

泣く泣く、一階に住んでいるバァさんに、

「これぇ、日本のお菓子ですぅ〜。」

と、満面の笑みを浮かべてお裾分け。

そのほかに、観葉植物に自動給水するするシステムを

開発しなければならないし、

エサに困らないように、うちのクロちゃん(クロコダイル−オス5歳)を、

ハドソン川に放してやらなきゃならない。

さらに、留守の間の郵便も留める必要がある。

上記の3つのうち、

一番実現できそうな郵便物の保留からやってみる。

早朝、郵便局に行き、事前に記述しておいた

郵便物保留用紙

を、差し出す。

「明日から、留めておいて欲しいんですけど。」

『ハッハッハッ、おっけー、おっけー。ノープロブレム!』

っと、見るからに信頼できなさそうな、陽気な返事。

担当のヤツを良く見ると、ツイこの間まで、

訓練生だったヤツではないか!

う〜ん、心配。

とりあえず、判ってくれたようなので、引き上げることに。

出発まで、あと2日に迫ってしまい、

とてもじゃないけど、自動給水装置を作っているヒマがなかったので、

観葉植物片手に、スーパーの野菜売り場へ。

店員の目を盗み、気づかれないようキャベツの脇に…。

これで、誰かがキャベツと間違えて買っていってくれるだろう。

カッコウの親鳥って、きっとこういう気持なんだろうなぁ。

あ、あれ?おかしいな。

なんだか目の前が滲んで良く見えないや…。

って、誰が間違えるんじゃいっ!

残るクロちゃんは、どうにもこうにも仕方がないので、

無理矢理取っ手を背中にくっつけて、

バッグです。

と、言いきって、無事日本に連れて行くことができた。

一つだけ不思議だったことは、

日本に着く前に、な・ぜ・か、一人乗客が減っていたことである。

なんでだろ?
しかも、バッグ重くなってるし。

そんなこんなで、一週間が過ぎ、

無事にニュージャージーに着いたボク。

JFKから車を飛ばし、家に向かう。

家に着くと、窓からは、

「一週間エノキダケを、蒸し暑い部屋にほっておいたら、
どれくらいに成長してるのかな」と、

無邪気な心で置いてきたヤツがガラスを突き破って、

主人の帰りを待っていた。

もう、嬉しくってショウガナイ。

家で待っててくれるヤツがいるのってホントにいいね。

ニコニコ顔でドアに手を伸ばした時に、ふと横を見ると、

溢れんばかりの郵便物。

あのヤロゥ…。

 

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