9/2 ロンドン公演−第37話−
テムズ川の女神に、
無事サイコロを返してもらったボクは、
今度はそろっと振ってみた。
出た目は、3。
グ・リ・コ。
無事に一回休みゾ〜ンから抜け出し、
駅前に辿り着いた。
すると、そこにも新たな案内板がる。
なになに。
…
―ご案内―
大変申し訳ありません。
現在工事中のため、当駅はご利用できません。
裏手にある駅の正面改札口から、
次ぎの駅までの無料シャトルバスが出ていますので、
それに乗りやがれでごさいますです。
…
なるほど。
反対側に廻らないといけないのか。
もう一度、サイコロを、そろっと振った。
出は目は、4。
モ・リ・ナ・ガ。
そうだっけ?
何故か逃げるように、大股で進む。
何はともあれ、無事駅の正面に廻れることができたようだ。
そこには、既に先客が数人いて、
同じようにシャトルバスを待っていた。
そのほとんどが、皆旅行者なのであろうか。
誰もが自信なさげに、ソワソワしている。
やがて一台のバスがやってきた。
アレが、例の無料バスなのかどうかは、
正直よくわからない。
一人がふらふらと、近づきだすと、
皆つられるようにして、ワサワサと動き出す。
誰かが運転手に尋ねる。
『これは、次ぎの駅に行く無料バス?』
「ちげーよ。」
あぁ…。
皆一斉にがっくり。
こういう時は、国籍を問わず同じリアクション。
妙な一体感がある。
しょぼいエキストラ野郎ズって感じ。
結局無料バスは、10分後くらいにやってきた。
次ぎの駅に到着し、自動券売機で切符を買う。
ここは、ロンドン市街からだいぶ遠いので、
今持っている、ゾーンフリーパスは使えない。
階段を上り、プラットホームにでる。
ここで初めて知ったのだか、
この電車は、ユリカモメでお馴染みの、
ららら、無人くん。
ハイテク好きの日本なら解るけど、
ジェントルマンの国イギリスでの無人くんは、
ちょっと不安。
電車は乗ったは良いけど、
一体いくつ進めるんだろう。
試しにサイコロを振ってみる。
出た目は、7。
チ・ヨ・コ・シ・マ・ク・ラ。
ノリノリのボクに、
ショーン(ハンドル)が冷ややかにツッコミを入れる。
それを言うなら、
チ・ヨ・コ・レ・イ・ト。
でしょっ!