9/21 ロンドン公演−第44話−

ハロッズ・グッズを購入できなかったボク達は、

再度、ハロッズへ潜入した。

事前に聞いた話だが、

ハロッズ・グッズは、フロア―半分を占拠している、

ハロッズ・わ〜るど

に死ぬほどあるとのことらしい。

エスカレーターを上がり4階へ。

子供用品のエリアを抜けると、

あるわ、あるわ。

ほんと、ワールド盛りだくさんって感じ。

首都高3号線みたい。
ワールド
ファイナンス
ワールドファイナンス
ワールドファイナンス

もうええっちゅうねん。

あとから、ファイナンス付け足しゃいいってもんじゃなかろ?

しかし、テディベアも一頭居る分には、

可愛らしいくて良いのだけれど、

棚の端から端まで、ずらぁ〜っと並んでると、

ちと薄気味悪い。

こんなにタクサン居ては、

どれが本物か見分けるだけでも一日がかりである。

とりあえず端からパンチしていくか。

本物だったら、『きゅ〜』とかなんとか鳴くだろう。

ぱしっ。『…』

ぱしっ。『…』

ぱしっ。『…』

ゴキッ。
「痛ってぇー!」

『商品を乱暴に扱わないでください。』

振り向くと、わなわなと手を震わせている店員が立っていた。

『なにさらすんじゃい、ボケ。』

「い、いや…。
ひょ、ひょっとしてこんなかにチャッキーが
潜んでいるかなぁっと思って。
そしたら、ほら。危ないでしょ?
だから、念のために…。ね。」

『居るわけないだろっ!』

「ひぇ〜、お助けを〜!」

その辺にあった、ハロッズ・グッズを鷲づかみにし、

有り金を投げつけ、

命からがら逃げてきた。

ショーン(ハンドル)が、なかなか出てこない。

ひょっとして、等身大テディベアの中に生き埋めにされたか…。

さよなら、ショーン(ハンドル)。

 

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