10/10 はちゃめちゃNY珍道中−その6−
ニューアーク空港を無事抜け出し、
一路アパートへ。
全員の荷物を、部屋に運び、
お疲れ様でしたぁ〜。
皆、どっと疲れが出た模様。
そりゃそうだ。
何しろ、日本からだと13時間も、
飛行機に乗ってないとイカンからね。
ボクも日本から帰ってきた時は、
グッタリしたもんだ。
母(実)
『へぇ〜、ここがお前のアパートかい。
随分、広いんだねェ〜。
何畳くらいあんだろ?こっちがキッチン?
うわー。すてきな所だねェ〜。
ここは、借りてるんかい?家賃はいくら?
そっちは、何?』
…お願いだから、グッタリして下さい。
そんなことは、お構いなく、
敏腕刑事のように、家宅捜索はつづく。
やがて一通り、捜査が完了すると、
次ぎは、押収品を机に並べ始めた…。
機内食のパンとバター。
今時、機内食をこっそり持ちかえるヤツも、
なかなか珍しい。
ボクの記憶が確かならば、
ジャンバルジャン以来だ。
さらに、古き良き時代を愛する母(実)は、
ボクの問いに、こうのたまった。
「なんで、パンなんか貰ってきたの?」
『お土産。』
ドリフのオチみたいである。
そのまんまやんけっ!
『まだ、あるんだよ。』
そう言って、にやりとする母(実)。
コトッ。
テーブルの上にのせられたモノは、
ウィスキーの小ビン。
しかも、飲みかけ。
「なんで、こんなのまで持って来ちゃうのォ〜?」
そう言って、アンビリーバボーな顔をしながら、
小ビンをマジマジと見る…。
母(実)は、そんな世間知らずな息子に、
説くようにこう言った。
『馬鹿だね〜。これは、くれるんだよ。
ビンごと渡されるんだから。ホントだよ。』
…そ、そうだね。
折角貰ったんだから、日本に持って帰ったら?