11/17 はちゃめちゃNY珍道中−その25−
緑、みどり、ぴろり。
すっかり、緑の妄想に取り付かれたボクは、
緑に関係するものが、
次々と頭に浮かんでくる…。
海老名みどり。
風見鶏。
掴み取り。
愛川欽也。
…
なんか、1つだけ、
仲間はずれがあるような気がしたが、
電車が来てしまったので、
忘れてしまった。
結果論から言えば、
この引っかかりを、
ホッタラカシにしたのが敗因だった。
メトロポリタン美術館は、
ボクの記憶が確かならば、
77ストリートの駅を降りればよかったはず。
『どれくらい乗るの?』
「う〜ん。多分駅5、6っこだと思う。
77ストリートってトコで降りるから。」
68ストリートの駅を過ぎ、
いよいよ、次の駅かって時に、
『ねぇ、何時なな降りるんだい?』
「え?あぁ、次。」
「なな、じゃなくて、77。」
そう言い終えるか、
終えないうちに、
ゴゥー。
と、豪快な音を立てて、
目的の駅であった77ストリートの駅が、
通りすぎて行った。
後ろでは、母(実)が同じ質問を繰り返している。
『何時なな降りるんだい?』
『いつななおりるんだい?』
『いつななおり…』
はっ!そうだったのかっ!
そうなのである。
恥ずかしながら、この時初めて、
自分の過ちに気が付いたのである。
止まることなく、通り過ぎて行った、
77ストリートの駅は、もう見えなくなってしまっている。
愛川欽也じゃなくて、
「うつみみどり」だった。
『いつななおりるんだい?』