11/18 ドナドナ
ここ、アメリカは日本と違って、
頻繁に、街中でパトカーを見かける。
日本で、パトカーや警官にウッカリ出くわすと、
悪いことをしている訳ではないのだが、
なぜか、いっやぁ〜な気分になる。
なぜだろう?
なぜかしら?
しかし、アメリカでは、
決してそんなことはなく、
むしろ、どちらかと言うと、
ホッとする。
なんか、安心できるのだ。
やっぱ、頼もしそうだからだろうか。
ウチの近くには、警察署があり、
とりわけ頻繁に警官に出くわす。
朝と夕方には、
街の中心の交差点で、
交通整理をしてくれる。
そこは、三叉路で、
ニューヨークや、ニューアーク行きのバスが、
通っており、バス停が集中しているのだ。
信号を渡る人々の為に、
警官が、車を止める。
軽く首を竦めて、
オバさんが小走りに渡る。
ボクは、いつも車で、
止まるほうの立場であるが、
この光景は、
なんとも平和そうで嬉しくなる。
しかし、この前出くわしたパトカーは、
いつもと様子がチト違う。
パトカーは、よくヒマそうに、
路上を流しているのを見かける。
大抵は、スピード違反の監視が目的だろう。
ボクがすれ違ったのは、
見た目はフツーのパトカーだったが、
どこかいつもと感じが違う。
後ろに人が乗っていた。
そう、つまり犯人。
え?どうして後ろに乗っていただけで、
犯人だって判るのかって?
なぜだろう?
なぜかしら?
それはね、
…
…
ニューアーク方面からやってきた、
パトカーの後部座席に窮屈そうに座って、
ジャージ姿のまま、遠い目をしていたから。