12/28 はちゃめちゃNY珍道中−その33−

ご丁寧に母(実)は、

聞いちゃいねぇ〜よチックな迷解説を、

こともあろうに、

1枚、1枚、丁寧〜っにしてくれた。

美術音痴のボクにとっては、

それは、とても、とても、とっても、

役に立つものであった。

『ほらね。ここに花が咲いてるでしょ。』

『あ、ほら。こっちは海の絵よ。』

『ねぇ、これなんか素晴らしいわよねぇ。』

『これは…』

『何かしら?』

…さあ?

美術音痴のボクに聞かれても、

困っちゃうな。

どうも駄目なんだよね、

素晴らしい絵画を鑑賞しても、

こう、画家の訴えているモノが何かってのが、

いまいちピンとこないと言うか、

こうグッとくるものがないと言うか、

う〜ん。

だから、絵の解説だなんて、

とっても無理。

見たままの事しか言えないし…

「って、ゆうか、
あんたの解説も見たまんまやんっ。」

そんなツッコミなど、

聞いてる訳がないのは当然で、

ひたすら喋り捲る母(実)。

溢れる美術品に、

スッカリ舞い上がってしまい、

もう、どうにも止まらない。

はじけすぎ。

手が着けられなくなってしまった母(実)から、

とうとう、リーサル・ウェポンが飛び出した。

『お母さんねぇ、セザンヌが一番好きなの。』

『何故か、知ってる?』
知らん。

クイズである。

究極のパーソナルクイズである。

まったく、こんなん答えられる訳ないっしょ。

あんた以外、正解知ってるヤツが居たら、

お目に掛かりたいくらいである。

歌番組の口パクみたいに、

回答者(ボク)を全く無視して、

正解&解説が…。

正解はこちらっ!

『お母さんがね、小学生の時、
美術の授業で、セザンヌの絵を書いたのよ。
その時の先生が、とっても上手だって、
その絵を誉めてくれたのよ。』

へぇ〜、スゴイじゃん。

それで?

『それだけ。』

…それだけって、それだけ?

そんなん判るかっ!ボケェ〜っ!

あなたが小学生の頃の話なんて、

知るよしもないっす。

 

日記一覧 | 次の日記