7/23 Key West Vacation Vol.10

ようやく、送迎バスが来た。

バスと言っても、

20人乗りくらいの小型のやつだ。

それでも、

南国調にペイントされたバスは、

リゾート気分をくすぐる

のである。

バスが止まると、

これまたリゾート一人占めしてるような、

アロハを来たヤングガイが降りてきた。

「おまっとさんでした!」

見かけより年らしい。

「荷物は俺が積むから、さぁ乗って。」

中に乗り込むと、

やはり単なるマイクロバス。

「ほな、いきまっせ。」

ブロロロッ〜。

ボクたちを乗せたバスは、

シェラトン・スウィート☆リゾートへ。

バスを走らせながら、

リゾート運ちゃんは、

色々くっちゃべりだした。

目の前に広がる海岸のこと。
これから行くホテルのこと。
ホテルから繁華街までの送迎バスのこと。

烏龍茶はサントリーのこと。

「 What? 」

どうやら、微妙な世代らしい。

キンキンを知ってて、

このCMを知らないとは。

10分ぐらいで、バスはホテルに着いた。

「さあ、着いたぞ。
フロントはあっちだから。
荷物は俺が持ってってやるよ。」

一足先にフロントに行き、

チェックインを待ちの列に並ぶ。

前のオッサンがなかなか終わらない。

そうしているうちに、

荷物を持った兄ちゃんが、

やって来た。

彼は、フロントから少し離れた所に荷物を置き、

そそくさと、

立ち去らない。

じぃ〜。

微動だにしない彼は、

いったい何を待っているのだろうか。

はっ!

チェックイン?

そうだ。

きっと、部屋まで荷物を運んでくれるに違いない。

しかし、ボクの順番はなかなか回って来そうにない。

じぃ〜。

それでも、微動だにしない彼は、

いったい何を待っているのだろうか。

はっ!

チップ?

そうだ。

きっと、部屋までなんか運んでられるかっ,ボケぇ!

って思ってるに違いない。

しかし、ボクの所からはやや遠く、

今更ながらチップはあげづらい。

じぃ〜。

ボクまで、
動けなくなってしまった。

まぁ、いいや、見なかったことにしよう。

部屋まで荷物を持ってってもらって、

その時に、チップを渡そう。

ようやく、チェックインが終わり、

荷物のほうを振りかえると、

彼は、居なくなっていた。

し、しまった〜!

逃げられた。

結局、チップを渡せず、

後味の悪いスタートとなってしまった。

これから、4泊もするのに…。

 

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