8/22 Key West Vacation Vol.17

フェリー乗り場の下見を終えて、

再び街に戻ったボクたち。

そのまま街を散策しても良かったのだが、

この日はホテルに戻ることにした。

少し疲れていたし、

何しろ、

4日目にすることが
無くなってしまう

のは困るからであった。

ホテルに戻るには、

来るときに乗ってきた、

あのシャトルバスを捕まえなければならない。

捕まえると言ったって、

投げ縄を持ってる訳でもないし、

三角網を持ってる訳でもない。

やはり、ここは学校の校則にあるように、

バスはバス停から乗ること。

を厳守するしかないようだ。

さて、困った。

何しろボクたちは、既に校則、

バスはバス停で降りること。

を守っていなかったので、

バス停がどこにあるのか、

サッパリ判らない。

街の一角に、

マロニ−スクエアと呼ばれる広場があり、

そこをウロウロすると、

バス停らしきものをいくつか発見した。

「きっとシェラトンのバス停もこの辺にあるに違いない。」

変な自信を持ってしまったお陰で、

マロニ−スクエアを
くまなく歩き回ってしまった。

とうとう暑さとだるさに耐えられなくなり、

インフォメーションセンターに駆け込む。

「あのぉ〜、シェラトンのバス停を探してるんですけど。」

『あぁ、ハイハイ。
この広場をぐるっと右に回ってね、
そのまま真っ直ぐ行った、ミュージアムの隣よ。』

ザンク。 39。 サンキュー。」

暑さでモウロウとしたボクは、

返事もてろてろ。

判ったんだか、判ってないんだか、

判らない様子で、再び通りへ。

ミュージアムの隣、ミュージアムの隣。

ぶつぶつ言いながら、通りを進む。

ふと気がつくと、

とっくにミュージアムを過ぎていた。

ないやんけ。

見過ごしたかと、

同じ道を引き返し、再度チャレンジ。

ミュージアムの隣、ミュージアムの隣。

やっぱりない。

ハラワタ煮え繰り返ってしまったボクは、

とうとう最終手段の、

校則を破って文字通り、

バスを捕まえる

ことにした。

ミュージアムの隣を駆け抜けるバスを、

生け捕るために、

ミュージアムの正面に仁王立ち。

ブロロロォー!

砂煙を上げてバスがやってきた。

それっ、今だ!

ミル・マスカラスのように、

フライング・ボディ・アタック!

と、その時。

キキッー。ぶしゅぅ〜。

と、バスが止まり、ドアが開いた。

えぇ〜?

既に、空中を飛んでいるボクは、

頭が真っ白。

シャトルバスと、ボク、
フライングしたのは、どっち?

という、

「飲み屋で受ける!ミニクイズ全集」

にも載せてもらえないような、

問いに答えがだせずにいた…。

こ、ここが、バス停だったのか。

そう言えば、こんな校則もあったっけ。

飛び込み乗車はおやめください。

 

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