8/25 Key West Vacation Vol.18

バス停を出発したシャトルバスは、

キーウェストの街中を、ゴトゴト走っている。

ボクは、無事に乗れた安堵感いっぱいで、

車の揺れに身を任せる。

窓の外を眺めながら、

「そう言えば、昨日の日記のマロニースクエアは、
本当は、マロリースクエアだったなぁ…。

などと、ボンヤリ考えていたら、

突然、右手に現れたのは、

数少ない観光名所である、

US−1の起点。

まぁ、特に何があるって訳ではなく、

ただ一号線の看板と、

0マイルの表示があるだけの

ごくごく普通の道路標識なのである。

「おっ!ここが、国道一号線の…

観光時間1.3秒。

は、はやっ。

窓の外を、

ものすごい速さで駆け抜けていった、

US−1の標識。

はるばる、3時間半もかけて来たのに、

ほんの一瞬で観光終了。

まぁ、US−1はNJでも見られるからいいか。

と、さっさと諦め、

車の揺れに身を任せる。

窓の外を眺めながら、

「マロリースクエアって聞くと、どうしても
『マロニ〜ちゃん』のCMが頭から離れないんだよなぁ。」

などと、ボンヤリ考えていたら、

突然、左手に現れたのは、

数少ない観光名所である、

ヘミング・ウェイの家。

漂白剤のような名前とは

ウラハラに、古めかしい感じでボワァっと建っている。

「へぇ〜、これがヘミン…

観光時間0.8秒

は、はやっ。

窓の外を、

ものすごい速さで駆け抜けていった、

ヘミング・ウェイ。

自慢のヒゲが、おもっきりなびいていて、

上下逆版☆オールバック

で凛々しかった。

まぁ、上下逆さまにしても、違和感がないからいいか。

と、さっさと諦め、

車の揺れに身を任せる。

窓の外を眺めながら、

「旅行の間中、マロリースクエアのことを、
『マロニ〜ちゃん』って呼んでたから、マジで間違えちゃった。てへ。」

などと、ボンヤリ考えていたら、

突然、左手に現れたのは、

数少ない観光名所である、

アメリカ最南端ポイント。

そのポイントには、

鉛筆削りなしで、紐を引くだけで、

新しい芯が出てくる赤鉛筆のサキッポが置いてあるだけ。

「あそこがアメリカ最南端だってさ。
すごいねぇ〜。たくさん人がいるよ。
やっぱ、みんな写真取ってるねぇ。
へぇ〜、あの先はキューバなんだって。
すっごい海が綺麗じゃなぁい?
ビーチに行くのが楽しみになってきたね。
みんな、自転車に乗ってる。
ボクたちも借りてみようか、
自転車で回ったら、結構おもしろいかもよ。
自転車なんて乗るのチョー久しぶりって感じ。
ひょってして乗れなくなってたりし…」

とっとと進めよ、シャトルバス。

気を利かせてくれたのか、

おもっきり、

トロトロトロトロトトロトロトロトロトロ

走ってくれたのであった。

 

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