あぁ!!もう7月になってしまった。
「もうこんな会社辞めてやる」と思いつつも、まだいる。
でも、先月で車のローンも終わったことだし、
真剣に就職活動でもしようかな。
と思っていると、突然あることを思い出した。
7月といえば、HGギャンが出るじゃないか!!
あれ?もう発売されたのかな?
「ちょっと、遊んで来ます。」
「あしたのジョー」を読んでいるおばちゃんにそう告げて
僕は確認するため、近くのショッピングセンターへ走った。
しかし、あるのはHGガンキャノンだった。
なんだ、まだ発売されてないのか・・・・・
しかし、このプラモ創作意欲を抑えきれない!!
ガンキャノンでもいいから買おうかな?
ううぅ・・・・、駄目だ!!!負けるな俺!!
ということで、なんとかプラモ欲を抑え、
本屋に行き、HJを読む。
ああ〜、ギャン、カッコイイ!!
やばい、プラモ欲が再燃!!
これを抑えるべく、CDショップに入る。
そこで何をトチ狂ったか、CDを買ってしまった。
おいおい、プラモのほうが安いじゃねえか!!
素直にガンキャノン買っとけば良かった・・
そんな事を考えつつ、店に戻った。
おばちゃんが帰った後、CDを聴いた。
最低だ!!!
「one hot minute」もそうだったが、
今回の「CALIFORNICATION」はもっと駄目!!!!
僕は力が抜けた。
もう、レッチリは終わりだ!!!
そんなわけで何も仕事せずに一日が終わった。
売上は16万だった。
最近、店は動物園のようになっている。
まず、憎きネズミである。
毎日、ネズミ捕りを仕掛けているのだが、
未だに捕まらない。
そして、カナヘビが最近住みついた。
こいつはカワイイ!!
でも、店の中をチョロチョロと走り回るので少々危ない。
お客さんもビックリするが、それがまた、おもしろい。
そして今日、新たな動物が来た。
僕が「週アス」を読んでいると、
バババババッという音。
「うおおおぁお!!」僕は思わず叫んだ。
なんと雀が遊びに来たのだ。
しばらくの間、店の中を飛びまわっていたので、
僕は、ずっと雀を眺めていた。
今日はいい天気だね。雀さん。
そんなノンビリした店内で、突然
「きゃあああああぁぁ!!!!」という叫び声。
なんだ〜??
「どうしたんですか?」
「トカゲが〜〜〜〜!!」
あ、なんだ。カナヘビ君が出たのか。
びっくりさせやがって、まったくもう。
「大丈夫ですよ。害はないですから。」
そんな事をやっている間に雀さんは帰ってしまった。
そして、夕方。
珍しく、嵐のような忙しさが来た。
と、思ったらそれも一時間ほどで終わり、
店内に再び沈黙が訪れる。
僕は読売新聞の日曜版の「あたしンち」を読んでいた。
ふと、前を見ると、レジの前に猫が座っていた。
猫はずっと僕を見つめている。
僕も猫を見つめかえした。
すると、猫は無言で立ち去って行った。
今日はいろんな動物がくるなぁ〜
と思いつつ、店を閉める。
帰る前にトイレにいっておこうと思い、二階に上がった。
二階の電気を付けようと、スイッチを押した。
明かりがつき、ふと手元を見ると、
ゴキブリだ!!!
思わず、「なにすんだ!!」と意味不明の言葉を発してしまった。
その言葉に反応したかどうかは、わからないが、
ゴキブリが飛び始めた。
僕は、あまりにも恐ろしくなって、その場から逃げ出した。
トイレは家まで我慢しよう。
売上は16万だった。
1週間の内で一番幸せな日、月曜日がやってきた。
明日は休みだ!!
そんな僕を祝うように今日は何事もなく終わった。
閉店時間が過ぎ、僕はシャッターを閉めた。
そしてレジを閉めていると、
ドン!!ドン!!ドン!!とシャッターを叩く音が響く。
「開けて〜!!!!」
何だ!!!緊急事態か?
僕はシャッターを開くと、そこにはババァがいた。
「何?何?どうしたの??」
「香典袋をください。」
ふざけんな!!!そんなことで、大袈裟に「開けて〜!!」なんて叫ぶな!!
しかも、たった、53円の物の為に僕の邪魔をしないでくれ!!!
僕が不機嫌な顔をしていると、
ババァは一言
「閉めるの早いのよ!!!」
おまえの来るのが遅いんだよ!!!!
ババァは帰り、僕はレジ閉めの続きをした。
すると、また、
ドン!ドン!ドン!
マジかよ?なんなんだよ!!!!
シャッターを開くと、ヤンママ(死語)がいた。
「すいませ〜ん、オムツくださ〜い。」
もう!!もっと早く来いよ!!!
「はい、はい。こちらです。」
結構、綺麗な人だったので親切に案内した。
ところが、
「オムツって、これしかないんですか?」
「はい、そうですね。ここにあるだけです。」
嫌な予感がした。
「小さいのはないんですか?」
「う〜ん、すいませんね〜。ここにあるだけですので・・・」
「じゃあ、いいです。」
そのまま、そのヤンママは帰ってしまった。
なんだよ〜、も〜〜〜!!!!
ない物はしょうがないけど、もっと早く来い!!!
でも、明日は休みだから許してあげる。
売上は15万だった。
おばちゃんよりも早く店に着いてしまった。
早く帰りたいなぁ〜、と思いつつ、
店のシャッターを開ける。
すると、「キー、キー」と音がしている。
まさか!!もしかして!!
僕は静かに店の中に入った。
やっぱりそうだ!!
ネズミGetォォォ!!
まんまと、ネズミ捕りシートにひっかかっていた。
ざまぁみろ!!ついにやったぞ!!
しかし、そこで重要な事に気づいた。
どうやって処理しすればいいんだろう?
とりあえず、ネズミを観察することにした。
ウゲェ、気持ち悪い!!
ネズミの左半分はシートにくっついていて、
そこから逃げようとモゾモゾ動いている。
ふと、ネズミと目が合った。
「うひぃぃぃ!!」
誰もいない店内に僕の悲鳴が響いた。
どうすんだ?まだ元気じゃないか!!
こんなのどうやって処理するんだよ〜!!
僕はミッキーマウスの存在を否定した。
あんなカワイイもんじゃないぞ!!
「おはよ〜う」
おお!!ちょうどいいところにおばちゃんが来た!!
「ミッキーマウスって、好きですか?」
「え?嫌いじゃないけど・・・」
「じゃあ、よろしくお願いします。」
「え?何々?」
「あれ見てください。」
「ほわぁぁ〜〜!!!」
おばちゃんは、なんとも奇妙な悲鳴を上げた。
「生ゴミとして処理してください。」
「無理よ〜、まだ動いてるわよ〜。」
おばちゃんも弱気だ。
「ミッキーマウスだと思えば平気ですよ。」
「駄目だって!!すごく気持ち悪いわよ!!」
「じゃぁ、ハムスターだと思えば大丈夫ですよ。」
「絶対違う〜!!」
お互いに1歩も引かず、結局二人で処理することにした。
とにかくゴミ袋に入れようということになり、
僕が長い棒を持って来て、ほうきで掃くようにゴミ袋に入れた。
と、ここでは簡単に書いているが、かなり苦戦した。
結局、店を開けたのは開店時間の30分後だった。
朝からとても疲れた一日であった。
そして昼間は何事もなく過ぎていった。
しかし帰り際、またもや、とんでもない事が!!
なんと店の前で子猫が2匹つぶれている!!
もう嫌だ!!!!
僕は見ぬふりをして帰った。
今日はトムとジェリーって感じだ。
売上は10万だった。
今日の昼ご飯はカップヤキソバと、家から持ってきた白米である。
なんだか、とても貧乏臭いが、
ヤキソバとご飯って、かなり相性が良い!!と思う。
「ヤキソバ丼」があったら絶対に売れると思う。
あ、スパゲティー(ミートソース)もご飯との相性は抜群だ。
でも、スパゲティーは冷えていないと、おいしくない。
その辺は僕のこだわりである。
まぁ、そんな事はどうでもいいが、
お昼に「ヤキソバ丼」を食べていると、
社長の事を思い出して、笑ってしまった。
前にも書いたが、ウチの社長は、かなりの馬鹿である。
ずいぶん前の話だが、社長がカップヤキソバを買って来た。
「カップヤキソバを食べるのは、初めてなんだよね!!!」
と、意味不明な自慢をしていたのであるが、
三分経ち、お湯を捨てずに、ソースを入れ始めた。
おいおい、ホントにお前は馬鹿だな!!
お湯を捨ててからソースを入れるんだよ!!
と、心の中で呟きつつも、笑顔でその行為を見ていた。
しかし、この馬鹿の行動は、僕の想像を遥かに超えていた。
なんと、お湯も捨てずに、そのままヤキソバを食べ始めたのだ!!
僕は何も言えずに、苦笑いしたが、
社長は一言、
「やっぱり、カップヤキソバは水っぽいんだよね!!!」
「あんまり、おいしくないよ!!」
馬鹿め!!水っぽいんじゃなくて、水だよ!!それは!!!
しかも、あんまりおいしくないだと!!
ちょっとでも、おいしく感じているのか?
結局、社長は麺をすべて食べ、お湯まで全部飲んでしまったのである。
・・・・・・・・
と、そんな事を思い出してしまった。
こんな馬鹿な社長が経営している店だから
売上が良いわけない!!
と、売上の悪さを社長のせいにする。
今日は11万だった。
今日は、おばちゃんが休みである。
という事で、昼ご飯はレジで食べなければならない。
今日の昼ご飯は、あとのせサクサクのてんぷらが売り物の「どん兵衛のてんぷらそば」である。
お客さんが来ないのを見計らって、二階にお湯を入れに行った。
そしてダッシュで戻って来る。
三分経ち、サクサクてんぷらを乗せた途端、
タイミングを合わせたように、お客さんが山ほど来た。
しかも、テッシュばっか買うんじゃねぇ!!!
も〜!!麺がのびちゃうよ!!
五分ほどで、なんとか全てのお客さんをさばいて、
いただきま〜す!!
しかし、てんぷら、サクサクしてない!!
何だよ!!これじゃ、マルちゃん「緑のたぬき」と同じじゃないか!!
何処にもぶつけられない怒りを噛み殺しつつも、
僕はどん兵衛を食べつづけた。
しかし、「お兄さ〜ん!!!」
ババァの邪魔が入る!!
なんだよ、も〜!!
「ねぇねぇ、お兄さん。生理が来たのよ!!」
なんだよこのババァは!!!
あんたの生理なんかどうでもいい事だ!!!
今、問題なのは、てんぷらがサクサクしていないって事なんだよ!!
「どうしたんですかぁ〜?」
僕は、わざと興味なさそうに応じた。
っていうか、実際興味などないのだが。
「ねぇ、忘れちゃったの?この間、妊娠検査薬買いに来たじゃない!!」
え〜?そうだっけ?そんな事、覚えてないよ!!
しかし、面倒くさかったので、
「あ〜!!そうでしたね。生理来たんですか。良かったですね。」
ババァは、「もぅ、ホント助かったわよ。ありがとね。」
と、何故か僕にお礼を言って帰ってしまった。
いい加減にしろ!!
わざわざ、そんな事を言うために来るんじゃねぇ!!!
しかし、ババァのベットシーンを想像するとゲロ吐そうだ。
どん兵衛を見ると、てんぷらは、もんじゃ焼きのようになっていた。
・・・・・・
もう、いらない!!
僕はどん兵衛を捨て、アミールSを飲んだ。
これって、ホントにうまい。
最近、これにハマっているので
一日に3本くらい飲んでしまう。
まぁ、それはどうでもいいのだが、
サクサクしたかった。
ああ!!!しつこい!!!
売上は9万だった。
明日は休みだ〜。
と思いつつ、いつものように車通勤。
久しぶりに「ビースティ」をチェンジャーに積んで大音量でかけまくる。
ああ、なんだかいい気分・・・
信号待ちで、車を停め、煙草に火をつける。
うん?なんかババァが、僕に向かって叫んでいる。
なんかよくわからないので、無視していると、
急に、助手席のドアを開け、乗り込んできた。
一瞬ビビって何も言えなかった。
すると、ババァは
「駅まで乗せていって!!」
「はぁ?何だお前は?」
いくらババァでも、見ず知らずの人にそんな事頼めるのか!!
「誰だよ!!お前は?」
ババァは、「え?あら?息子じゃ・・・」
と言って、謝りもせずに、車から降りた。
バカなババァだ。
前置きが長かったが、今日、僕はやりたい事があった。
今までずっと、おばちゃんに髪を切って(切るというかバリカンだが)もらっていたが、
自分で、やってみようと思ったのだ。
しかし、一回坊主にすると病みつきになってしまう。
しかも切る度に、どんどん短くしたくなるのだ。
そんなわけで、自分で挑戦!!!
しかし、あっさりと出来てしまった。
なんだ、結構簡単じゃないか。
今の僕は、星健太のようである。
あ、星健太って知ってますか?
知らない人は「週アス」読んでください。
そういう事で、明日は休みです。
売上は12万だった。
おばちゃんがノートパソコンを買った。
それにしても、店に持ってくるなよ!!
おばちゃんはPC初心者なので、何をどうするのか、まるでわかっていない。
結局、僕が教えることになった。
教えるって言っても、僕も初心者に近いので
何をどう説明すれば良いのかわからない。
とりあえず、ゲームのショートカットを作ってあげた。
すると、すご〜い!!と感激されてしまった。
う〜ん、うれしいような、恥ずかしいような・・
でも、本来、僕は人にものを教えるのが大嫌いな性格なので、
だんだん、イライラしてきた。
ダブルクリックや、ドラッグ&ドロップ等、
普段、意識しないでやっていることを
「どうして?なんで?」
と、聞かれると腹が立つ。
どうしてと言われても、ドラッグ&ドロップなんだからしょうがない。
それから、メモ帳に日記を書くと言い出して、
「「あ」、って書けない。「あ」を押すと「3」になるのよ!!」
バカ!!「あ」は「A」を押すんだよ!!
「3」を押して「あ」になるわけないだろ!!
こんなんで平気なのだろうか?
すると「小さい「つ」ってどう書くの?」
「XTUです・・・・」
「あれ?カタカナってどうやるの?」
「F7を押せばカタカナになります・・」
ああ!!もう!!
あんた、仕事しろよ!!
5時になり、おばちゃんは帰って行った。
イライラした気持ちを抑えるために
ASIAN DUB FOUNDATION(以下ADF)をかける。
しばらく聞きほれていると、
かわいいオネーサンが来店。
そして「この曲だれだっけ?」
と、僕に聞いてきた。
「あ、これはADFだよ。」
なんか、無意味にうれしい。
「あ、そうだ。ADFだった。」
「こういうの好きなの?」僕は聞いた。
「えへへ・・かっこいいよね。」
おお!!いい感じだぞ!!
と思ったら、そのオネーサンの母親らしき人物が乱入。
「帰るわよ〜!!」
あ!!そいつは、一万円のババァだった。
そう、毎日テッシュを一万円札で買ってゆく、たちの悪いババァだ。
なんだか力が抜けた。
こんなに、かわいいオネーサンも将来は
一万円ババァになってしまうのか・・・
ものすごく切ない気分になる。
売上は13万だった。
ふぅ・・・・
「お豆腐ありますか?」
朝一番で、こんなババァが来店した。
あるわけないだろ!!
「ウチは薬屋ですよ。豆腐なんてあるわけないじゃないですか。」
あぁ・・こんなバカな会話したくない。
朝から憂鬱である。
すると、そのババァ、
「え?ないの?」
おいおい!!なんで、そんな不思議な顔するんだよ!!
お前の方が不思議だろ!!
「あるわけないでしょ!!」少々キツく言ってやった。
「はぁ、じゃあ、これはある?」
ババァはメモ帳を、僕に見せた。
「豆腐と納豆を買う」って書いてあった・・
豆腐も売ってないのに、納豆は売ってると思っているのか?
っていうか、薬屋にこんなモン求めるなよ!!
僕は、ため息をついて言った。
「こんなの、売ってないよ。」
ババァは困った顔をして
「何処で売ってるんですかねぇ?」
あぁもう!!
そんな事も知らないのか?
「豆腐は豆腐屋さんで売ってるし、納豆は、納豆屋さんで売ってるよ」
と答えてあげた。
「あぁ、そうなんですか。ありがとうございます。」
やっと、ババァは帰った。
はぁ、疲れた。しかし、そこで重要な事に気付いた。
そういえば納豆屋さんって、あるのか?
確かに水戸なんかだったらあるだろうが、
東京でそんな店があるのだろうか?
今ごろババァは「納豆屋さんて、何処にあるんですか?」
と聞いているだろう。
そんな事を考えて、クスクス笑ってしまった。
売上は12万だった。
「バファリンください。」
相変わらずこの店には、ババァがよく来る。
「はい、大きさはどうしますか?
36錠、48錠、96錠があります。」
「普通の大きさのヤツください。」
おい!普通の大きさってなんだ?!
何錠入りがいいのかを聞いているんだよ!!
「ええ?普通の大きさってどのくらいのヤツを言っているの?」
僕は嫌な顔をして聞いた。
すると、ババァは
「どのくらいの大きさのがあるの?」
人の話はちゃんと聞け!!!
「36錠と48錠と96錠があるんです!!!!!」
「じゃぁ、普通の大きさのをください。」
だから!!どの大きさがいいのかを聞いているんだよ!!
「普通の大きさは96錠になります。」
頭に来たので、一番高い96錠を売ってやった。
「1568円です。」
「はぁ〜い。」
何が「はぁ〜い」だ!!このクソババァ!!
ババァは飽くまでもマイペースである。
「今日も雨すごいわねぇ。
昨日は雷で人が死んだのよね。」
「はぁ、そうですね。」
そんな事はどうでもいいから、
早く、金払えって!!
「で、いくら??」
だから!!!!!
1568円だって言っただろう!!
しかも、お前は「はぁ〜い」と返事しただろ!!
いい加減にしろ!!
面倒臭くなったので、一言
「1568円 」と、だるそうに答えた。
しかし、ババァは動じない。
いつまでもマイペースである。
フンフフ〜ン
なんと鼻歌まで歌い始めた。
この人を小ばかにした態度!!
もちろん、「ありがとうございます。」
とは言わなかった。
なんで西○井は、
こんなババァが多いのだろう?
売上は9万だった。
今月の給料も不安である。
「1家族様1点限りなんですよ。すみません。」
まったく、1日何回このセリフを言えばいいんだ!!
ケチ臭いと言われるかもしれないが、
ウチは「紙」を赤字で売っているのである。
それを、「紙」だけしか買わないババァに
何個も売ってくれと言われてたら、
誰でも腹が立つと思う。
今日なんか、ホントひどかった。
「紙」を3個も持って来て
「1家族様1点限りって、書いてあるけど、3つもらってもいいわよね?」
冗談じゃない!!何をそんなに偉そうにしてるんだ!?
このクソババァ!!!
もちろん僕は、例のごとく、
「1家族様1点限りなんですよ。すみません。」
しかし、何で僕が謝らなければならないんだ!!
仕事じゃなければ、間違いなくキレているだろう。
そんな僕に追い討ちをかけるように、ババァは
「あ、そう。じゃぁ、いらないわ。」
ドスン、ドスン、ドスン。
「紙」を乱暴に投げ捨て、帰っていった。
ああぁ!?なんだその態度は!!!
それでも、なんとか自分の気持ちを抑えようとしたが、
ポロっと、1言出てしまった。
「ちゃんと元の場所に戻して帰れよ。ババ・・」
うっ、やばい。と思ったが、
ババァは、ものすごい顔で僕をにらんでいる。
しかし、そこで負けてはいられない。
僕もにらみ返してやった。
だが、ババァも引き下がらない。
僕をずっと見ている。
その時、店で「Hi-Standard」(ハイスタ)をかけていたのだが、
僕は、ふと、一気にボリュームを上げた。
どうしてこの時、こんな行動を取ったのか自分でもよくわからない。
しかし、これは充分に威嚇になったらしく、
ババァは、おとなしく帰った。
う〜ん、よくわからないが、これは僕の勝ちだろう。
大音量でハイスタが流れている中、
信じられないだろうが、
「人間椅子」のTシャツを着た兄ちゃんが
頭を振っていた。
売上は15万だった。
梅雨があけて、素晴らしい天気が続いている。
ああ、気持ちいい。セミの声もする。
そういえば、セミが鳴いているなんて珍しいなぁ。
僕は、夏を感じていた。
しかし、例のごとく邪魔するヤツがいる。
「おい、髭剃りの替え刃買ったんだけど、刃がつかないんだよ。
ちょっと、つけてくれよ。」
もう、じいさんはしょうがないなぁ。
「はい、ちょっと待ってくださいね。」
しかし、いくらやっても、つかない。
う〜ん、どうして・・・あ!!
本体と替え刃のメーカーが違うじゃないか!!
「お客さん、これじゃ、つかないですよ。
メーカーが違いますからねぇ。
この本体は、かなり古いですから、もう替え刃は売ってないですよ。」
これで、すんなりと納まるかと思っていたが、
どうやら、このジジイ頭がおかしいらしい。
「そんなんじゃ困るんだよ!じゃぁ、この間違えて買った替え刃は
返品してくれ!!!それでいいよ。」
なにが「それでいいよ」だ!!
全然良くないだろうが!
レシートも持っていないし、それ以前の問題として、
箱を開けているじゃないか!!
そんなモノ返品できるわけないだろ!!
「すいませんね、箱を開けちゃったら返品はできないんですよ。」
僕が下手に出たのをいいことに、ジジイは暴走し始めた。
「そんなバカな話があるかい。間違えたんだから返品しろ!!」
おいおい、無茶言うなよ。間違えたおまえがバカなんだろうが。
「いや、だから、箱開いてるんで、返品はダメなんですって!!」
しかし、ジジイには何回言ってもわからないらしい。
「そんなバカな話があるのかって言ってるんだよ!!」
う〜、マジで腹立ってきた。
しかし、辛抱しよう。明日は休みだしね。
だが、ジジイの暴走は止まらない。
「そんなバカな話があるかい!!」
「そんなバカな話があるかい!!」
と連呼している。
さすがに、僕もブチキレた。
「うるせぇんだよ!!間違えたおまえがバカなんだろ!!
だいたい、箱開けてから返品なんてできるわけねぇだろうが!!
このクソジジイ!!早く帰れってんだよ!!偉そうにしてんじゃねぇ!!」
はぁ、言っちゃった。でも、すっきり、うっとり。
久しぶりに怒鳴ってしまった。
だが、ジジイも引き下がらない。
「なんだ?お前のその態度は!!それが客に向かって言う言葉か?」
う〜ん、確かにそうだ。しかし、このジジイの態度だって行き過ぎだ。
「おめぇが客だって?ふざけんなよ!!ただのバカだろ!?
早く帰れってんだよ!!このバカ!!二度と来るなよ!!」
はぁ〜、自分の思った事を言うって、すごく気持ちいいなぁ。
ジジイは渋々帰って行った。
しかし、これでまた、お客さんが減るんだろうなぁ。
まぁいいか。どうせ終わってる店なんだし・・・・
売上は16万だった。
明日は面接である。ピアスはずして、ヒゲ剃っておかねば。
月曜日の暴走ジジイが来た。
しつこい野郎である。しかも言う事は同じだ。
「返品しろ!!こんなバカな話があるかい!!」
冗談じゃない。まだ懲りてないらしい。
しかし、今日は怒鳴れなかった。
何故なら、他にお客さんがいたからだ。
しょうがないので、ソフトに言ってあげた。
「また来たんですか? 返品はできないんですよ。
まだわからないんですか? この前もお話したように
箱を開けてしまったら無理なんですよ。」
だが、やっぱり話が通じない。
「こんなバカな話があるかい!!」
まだ言ってやがる。
他のお客さんは僕の顔を見て苦笑いしている。
どうやら僕に同情してくれているらしい。
よし。このババァは僕の味方だな。
と、勝手な判断をし、僕は強気に出た。
「お客さん、頭おかしいんじゃないですか?
大丈夫? 人の話が理解できないんだから、
どうしようもないね。病院行ったらどう?」
僕は憎憎しく言ってやった。
ババァは笑っている。
しかし、ジジイはやっぱり同じ事をいう。
「こんなバカな話があるかい!!」
しかし、ババァを味方に付けたら心強い!!
ババァは一言
「無理なんだから帰りなさいよ!!」
敵に回すと恐ろしいが、味方に付ければ、これほど頼もしいヤツはいない。
ババァの一喝で、ジジイは何も言えずに帰って行った。
ありがとうババァ!!
話は変わるが、昨日の面接は、いきなり社長面接だった。
かなり焦ったが、気合で乗り切り、その場で就職が決まった。
そういうわけで、8月20日で、この会社ともお別れである。
あと1ヶ月、好き放題やってやる。
あ、再就職先は、やっぱり薬屋である。
かなり有名な店なので、とってもツラそう。
売上は20万だった。
プラモのパテ埋めも終わり、まったりとしていた。
あと、20日ちょっとで、この会社ともお別れだ。
確かに、最低な会社だが、仕事中にプラモ作ったり、
髪切ったり、マンガ読んだり、ロジックやったり、
遊びに行ったり、寝たり、パソコンやったり、
プレステやったり・・・、いろんな事ができる。
しかも、ピアスもOK、茶髪OK、客とのバトル可。
こんなに素晴らしい会社はどこにもないと思う。
そんな事を考えていると、辞めるのが惜しくなってきた。
それに、3年以上も働いていると、情も移ってしまうし、
第一、真面目に働きたくない・・・・
やっぱり辞めたくないなぁ。
僕の気持ちは沈んでいた。
しかし、そんな気持ちにはお構いなく、頭のおかしい客が来る。
「お〜い、頭が涼しくなる帽子くれ〜!!」
なんだそれ? そんな帽子があるのか?
あったとしても、薬屋に帽子が売ってるわけないだろ!!
「何ですか、それ? どんな帽子なんですか?」
すると、そのジジイは、
「どんなって言われても、帽子の中に氷が入ってるヤツってないの?」
なんだそれ? そんなの何処にも売ってるわけないだろ。
しかし、今日の僕には怒る元気もなかった。
「そんな帽子があるんですか?」
「いや、あったらいいなぁと思ったんだよ。」
なんだこのジジイは!!そんな事は、Dr中松にでも頼んでくれ。
僕は力無く笑った。
すると、今度は、
「じゃぁ、足が冷たくなる靴をくれ!!」
また、無理な事を言っている。やっぱコイツ頭おかしい。
「その靴って、やっぱ氷の入った靴の事を言ってるんですか?」
「おぉ、そうだよ!! 売ってるのか?」
おいおい、ホントにそんなモノがあると思っているのか?
「お客さ〜ん、そんな靴があるわけないじゃないですか。」
僕はうんざりしていた。
もういいから、早く帰ってくれ!!
「やっぱり売ってないか・・・お宅だったらあると思ったんだけどなぁ・・」
何をわけわからない事を言ってやがるんだ!!
ジジイはブツブツ言いながら帰った。
はぁ〜、やっぱこの店嫌い。
売上は8万だった。
今日で7月が終わってしまう。
残り少ない時間を有意義に過ごそうと思い、
店番は、おばちゃんに任せて、僕はオモチャ屋さん巡りをすることにした。
おばちゃんも快く引き受けてくれた。
そして、僕は車で色々なオモチャ屋さんを回った。
う〜ん、色々と小さい店があったんだなぁ〜。
カプールに吹くサーフェイサーを買い、
何か面白い物があるかと、店内をブラブラしていると、
ブリスターパックに入った「MS−06F」を発見!!
おお、よくできているじゃないか!!
しかも、値段は千円という、破格な安さ!!
こんないい物があるんだったら
わざわざ苦労してプラモ作ることはないな。
と思い、早速購入!!!
店に帰り、すぐさまブリスターを開ける。
素晴らしい!!
右手にザクマシンガン、左手にザクバズーカを持たせ、
いろいろなポーズを取らせて遊んだ。
でも、ちょっと墨入れが濃いかな?
一通り動かしてみて、「ザク遊び」にも飽きたので
今度は本屋さんに行き、HJを購入。
おばちゃんが帰る5時よりも、ちょっと前に店に戻り、
カプールにサーフェイサーを吹いた。
5時になり、おばちゃんは帰り、
いつものように、一人ぼっちの時間が訪れる。
そこで、ふと考えてしまった。
やっぱ、こんな楽な仕事なんてないよな・・
っていうか、仕事してない。
こんな事していて給料もらえるなんて、
ここは、まるでパラダイス。
僕の決心が揺るぎそうだった。
ここ辞めるの、やめようかな・・・
次の会社は絶対忙しいだろうし・・・
う〜!!迷ってしまう。
ちょっと考えてみるかな・・・
売上は15万だった。