About KAINE?


あたしはどんな人間なんだろう。自分と向き合う時間は、
誰よりも自分が一番長い。そして、徐々にその正体が解ってきた。

あたしをよく知る友人は、あたしを見て変わったね、と言う。
見かけの事ではなく、中身だ。それも、ギラギラしてたものが無くなったと。

昔は何をするにもいつも光ってて、何かしでかしそうな、
そんな力を発していたらしい。
それがいつの間にか消えてしまった。

自分でも解るんだ。あたしの親友たちはみんなすごい。
前はおんなじ位置にいたと思ってたけど、おいてかれてる。

でっかい夢に向かって突き進むあの人。
世界に羽ばたいていこうと頑張るあの人。
誰の力も借りずに一人で生きていこうとしているあの人。

なんでこんなに弱くなったんだろう...。
今の自分は、完全に今の幸せや、今の状況に満足をしている。
留まる事を考えていたら、それ以上にはなれない。

考えてみたら、今までそれほどの苦労もなく生きて来たんだ。
幸せな家庭に生まれ、大きな病気もケガもせず、良い教育を受け、
大体の事は人並みにこなしていける才能を持って生まれた。
何でもできるって誉められる事は何度もあった。

でも本当は違うんだよ。
常に、自分が作り出すものに自信はある。
というより、自分なりに満足のいくものだ。
人並み以上かも知れない。でもエキスパートじゃない。
いつだってそう。中途半端。そしてそれに甘える。

あたしの大切な友達と夜通しで語り合った時、それが現実になった。
その人は数年前より遥かに強く大きくなってた。
そして、それが悔しかった。悲しかった。腹が立った。
夢見がちな自分の現実の無知と、うすうす感づいていながら、
今の状態に満足し、欲を無くした自分に絶望した。

気付いていた?あの時思わず泣いてた事に。

それからまた自分を見つめなおした。何がしたい?
そしてその為には何をすればいい?
何時かの強さをもう一度手に入れて、
もう一度あの人と同じ位置に立とう。
そして、もう一度あたしの存在を価値のあるものにしなくては。
もう弱いなんて言わせない。
時間はかかったって、必ず夢を叶える。

もう一度起爆剤に。


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