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「CANADA」というのは、今一つ、実態のつかみにくい、国のような気がします。ロッキーがあって、山と、湖に恵まれている、そんな事は想像がつくでしょうが、その先の具体的な印象というのは・・・・・たとえば、文化とか、人物とか、・・・というのはイメージがうまく持てないような気がします。
日本人が持っているカナダのイメージって・・・雪国で、スキーが出来て、ログハウスがたくさんあってメイプルの木が沢山生えていて、メイプルシロップの国なのかな?。(笑)
日本人にとっては、隣の国アメリカに関する情報量が多すぎて、(*、カナダにいてもそうなのですから・・・)その陰に隠れてしまうというか、同じようなイメージを持つ事もあるのかもしれません。
カナダ人のアイデンティティってどこにあるのか・・・夫や、友達を見ていると、「アメリカと異なるもの」という、アメリカ人を否定する事によって、カナダ人を肯定するというちょっと複雑な要素を含んだ物があるような気がします。
超大国に接する、少数民族国ともいえるカナダでは、ケベックなどの1部、フランス語圏をのぞいて、全てアメリカと同じ、英語圏であるだけに、アメリカに同化されないで、独自の国民性を発揮させるためにも、アメリカを強く意識せずには、いられないのでしょう。
モルソンというビールメーカの、カナダィアンという名前のビールがあります。これの宣伝が、アメリカン人のカナダ人に対する勘違いを大いに皮肉った宣伝で、大笑いしてしまいました。ジョー・カナダィアンと称する男性が、高らかにカナダ人とは何かを宣言するのです。
私から見ると、ちょっと根無し草のような気がするのが、カナディアンなのです。
(*)
カナダでは、アメリカから押し寄せる。テレビ電波(実際には、ケーブル)活字メディア、映画、ファッション、広告、思想、資本、などに、きわめて、敏感であると思います。
ある調査によると、カナダ人は1週間に平均、24時間テレヴィを見ているけれど、その4分の1は、アメリカの番組だとか。たとえば、CANADA国内のチャンネルに合わせても、その半分は、アメリカ製の番組といえます。結局視聴時間の半分以上は、アメリカの番組に目を向けている事になります。
カナダ製の番組というと、ニュース、スポーツ(ホッケーナイト、イン・カナダとか(?)、数えられるほどの、ドラマ。
さらに、カナダで販売されている、約75%の本は、主にアメリカから、輸入されたものだし、上映される映画のほとんども、アメリカ製。雑誌もいろいろ、カナダ版というものがあるけれど、それは、広告などが、カナダのもに代わっているだけで、内容は、アメリカ版と変わらない事が多いのです。
カナダ政府は、公営放送網(CBC)や、映画制作庁(資金を集めるために、アメリカ製の映画のレンタルヴィデオに特別税をかけうとしていたり)文化振興会などを設置して、さまざまな助成措置を行い、カナダの文化の育成と、アメリカからの浸透からの保護に努めているようだけれど、アメリカの文化や、情報量の多さに、圧倒されているような気がします。
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