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カウチンセーターは、お土産としては、結構カナダ何処ででも手に入るようですが、オリジナルのカウチンセーターは、カナダの西海岸にあるヴァンクーヴァー島南部のセリッシュ岸に住む、ネイティブ(COWICHAN、PENELAKUT、TSARTLIP)の女性たちによって編まれています。
セーターの歴史は、100年ほど、丈夫で、暖かく、防水性のあるセーターは、冬が雨期であるヴァンクーヴァー島南部では、必要不可欠の衣料であったといえるでしょう、
ヨーロッパからの入植者がヴァンクーヴァー島に入る前から、セリッシュ岸に住む人々は、小さい犬の毛と、本土から手に入れた、ロッキー山脈に住む野生やぎの毛をよりあわせた毛糸を使って毛布を織ることを伝統としていました。これらの毛布は彼らの持つ文化の象徴であり、儀式に使用されたり、この地域の一般的な通貨としての役割をも果たしていました。ヨーロッパ人の入植後、セリッシュ岸に住む女性たちは、編み物を学び、入植時に持ち込まれた羊の毛を使って、カウチンセーターを作り上げたのです。
セーターの模様は、一切の染料を使わずに、羊の自然な毛の色(黒、白、茶)だけを使って、編み上げられています。カウチンセーターは手編みなので、1枚1枚がユニークです。動物、鳥、海洋生物を象ったデザインや、、幾何学模様が、母から娘、そして孫娘へと伝えられてきました。
毛布がそうであったように、カウンチンセーターは、セリッシュ岸に住む部族の経済に重要な役割を果たしていたようです。現在の防水性のある、布地が発明される前の、20世紀前半には、漁師や、 材木伐採夫達に愛用されてきました。
ここ数十年、化学繊維の発達と、機械編みのカウチンセーターもどきなどのため、買いたたかれたりもしているようです。それでも、人々は、セーターを編み続けています<
カウンチンセーターは、セリッシュ岸に住むネウティブの臨機応変な創造性と、適応性の象徴であるともいえます。