単位、色々

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カナダで使われている単位は、基本的には、メートル法になっています。ところが、実際生活で使われている単位は、まだまだメートル法には程遠いという感じがします。

例えば、重量、スーパーのチラシを開いてみると、野菜や、お肉などの商品の値段は、1パウンド(約454g)あたりの値段が大きく書かれています。その値段の横に小さく、1キロあたりの値段が表示されています。 スーパーに行っても値段の表示は同じです。でも、レシートをチェックすると、kgあたりの値段で計算されます。ところがなぜか、魚介類や、デリカッセンの商品の値段は、100gあたりの値段が、一般的です。 パッケージ入の、お菓子などの重さも、表示は、gや、kgですが、28gや、454gの倍数が内容量の事が多いのです。

一番気になるのが、体重計。子どもが生まれた時は、パウンドと、オンスで生まれた時の体重が量られました。うちの子は、7パウンド、11オンスで、体重を聞かれると、私は、「セブン・パウンド・イレブン・オンス」といっても、パウンドを、オンスは省略されて、「セブン・イレブン」と繰り返されて、どこかの、コンビニの名前をいわれているみたいで苦笑してばかりいました。
オンスは、約28グラムなので、1オンスにつき、28グラムの誤差が出てくるのです。これって、1グラムに、一喜一憂する、新生児の母親にとっては、大きな誤差だと感じました。
一般に病院で使われている体重計は、パウンド表示です。家庭で使われる体重計は、パウンド表示だけのものか、パウンドと、kgが並列されていたり、デジタルだと、パウンドまたは、kgに変換できるものがあります。
パウンド表示の体重計に乗ると、気が重くなりますよ。突然に、体重がどっと増えたような感じがします。大体、 kgの2.2倍が目案なので、3桁の数字を見るのは嫌ですね(笑) 反対に、体重が減っていた場合、沢山減ったような感じがするのは良い事かもしれません。


長さの単位は、小さいもの(テープメジャーで図れる範囲のものといえば良いでしょうか)は、インチと、フィートで計られるのが一般的です。 ところが、距離は、kmが一般的で、制限速度の標識など、全てkm表示です。車のスピードメーターは、km毎時と、マイル毎時が併記されています。
陸続きのアメリカの方では、マイル表示が一般的なので、どちらで運転しても、混乱しないようにという配慮なのでしょう。

面積も同じように、比較的狭いところ(室内の面積など)は、平方フィートが一般的で、土地の面積になると、平方メートルや、平方kmが使われます。


温度のばあい、気温は、摂氏表示、体温や、オーブンの温度は、華氏表示です。体温を測る場合、華氏表示だとぴんと来ないので、摂氏表示の体温計を使用しているのですが、お医者さんに体温を伝える場合、華氏で伝えるほうが、話がスムーズに進みます。
日本の料理の本を使って、オーブンの温度設定する場合は、摂氏を華氏に換算するために計算機が手放せません(笑)


カナダでメートル法を採用しはじめて、既に30年近くになるそうですが、なかなか浸透するのは難しいようです。アメリカの方よりは、ましなようですけど。
身近なものに、いまだにインペリアル法が使われやすいのは、その単位そのものが、身近なものから導き出されたものからじゃないかと推測します。
たとえば、フィートは、足という意味です、長さ30センチの足なんてずいぶん大きいような気がしますが、靴の長さ込みなら、それほどでもないでしょう。インチというのは、12分の1という意味です。
ポンドのもとの重さは、小麦の粒7000を集めた重さということで、カナダの親であるイギリスが元々農業国だということを考えれば納得が行く単位のような気がします。人間の日常生活の中から生まれた、単位は、体に染みついているようなもので、親しみやすいし合理的なのではないでしょうか。


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