Dear Ann

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”Dear Ann Lander”この言葉ではじまル新聞コラムを数え切れないほど読んできました。
Annのコラムを初めて読んだのは、カナダに来たばかりで、私の英語がままならなかったころです。 中高あわせて6年の英語の授業で身につけた私の英語のレベルはそれほど高くなくて、なんとか私の持つ単語量で辞書を使わずに読めるコラムだったのです。
一般的には、アドバイスコラムと知られていたようですが、内容は、身の上相談からマナー、法律に関する事など(専門家の意見をもとに)多岐にわたっていて、時には、ほのぼのとする、読者からの手紙なども紹介され、私のとっては北アメリカの、モラル拠り所を知る手がかりでした。

切り取ってノートに張り付け今でも読み返すような内容の物もたくさんありました。 いつか子供が大きくなった時に読ませようと思って切り取ったものもいくつかあります。
夫はもっぱらウェブサイトやラジオでニュースを知る人なのですが、アンのコラムは毎日楽しみにしていて、夕食卓で、その日の相談事に関して二人で話し合った事も何度かあります。
そして、新聞の1面に彼女の死が掲載されました。
死の前日まで仕事をしていたそうで、その死後1ヶ月ほどコラムの連載が続き、最終日に、娘からのメッセージとともに、その連載は終了されました。

現在は、ANN'S LETTER BOXというタイトルで、同じような内容のコラムが掲載されている新聞もあるようですが、何かが違うのです。 何か一つの拠り所を失ったような気がします。

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