7月19日(土)
ホテルチェックアウト後、ファドゥーツまで戻り、1番のバスでサルガンスへ。サルガンスからクール行き、各駅停車の電車に乗って7分でマイエンフェルト(Maienfeld)着です。
マイエンフェルトといえば「アルプスの少女ハイジ」、今回の旅のメインイベント、おんじの山小屋までのハイキングが待っています。山登りは明日の予定ですが、パル、歩けるかな。
さてさて、マイエンフェルトで最初にやるべきこと、それは、昨日空港から送った荷物を受け取ることでした。ところが。
マイエンフェルトの駅には人影がない。駅前のキオスクのおばさんに聞いてみたところ、土日は休みだから、隣のバート・ラガーツ駅に行って聞いてみたら、とのこと。建物内を覗くと、あるある、うちのスーツケース。
今日のホテル、ハイジホフ(Heidihof)行きのシャトルバスの時間までまだ1時間あるし、とりあえずご飯を食べながらそこでもう一度荷物に関して聞いてみようということになり、駅前のレストランに入りましたが、ここのおばちゃんがドイツ語オンリーで、全く会話になりませんでした(^^)
レストランのメニューもドイツ語、手持ちの電子辞書の「世界の料理・メニュー辞典」調べて、なんとか分かる範囲で注文しました。ドイツ語辞書は入っていないものの、メニューが調べられるだけでこの先かなり活躍しました。
<シャトルバス>
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シャトルバスには、日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」の絵が描かれていて、パルは大喜びでした。大人一人4SF、ハイジホフ、ハイジの泉、マイエンフェルト駅を循環しています。
ハイジホフにチェックインする際、ホテルの人にスーツケースのことを話したら、アレンジしてあげる、と引換券を受け取ってくれました。
私達は、ハイジホフから歩いて5分くらいの、ハイジの冬の家(ハイジハウス)があるハイジドルフ(Heididorf)に行ってみることに。ちょうど日本人ツアー客の大型バスが2台到着したので、日本人だらけでした。
<ハイジハウス>
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ハイジハウス(Heidihaus)に入るチケット(一人5SF、パルはフリー)は、お向かいのキオスクで売っています。中では、お土産や飲み物等が売られていました。店の奥にハイジハウスのスタンプが置いてあるので、皆、ポストカードと切手を買ってスタンプを押し、ポストに投函していました。もちろん私たちも。
ハイジハウスでは、当時のハイジの生活が再現されています。リビングに置いてあるテーブルには、椅子が3つ、ハイジとペーターが座っていて、間の空いている椅子に座って記念撮影ができるようになっていました。パルは何故かこのハイジハウスがお気に入りで、出たすぐ次の瞬間からもう一度見たい!と叫んでました(もちろん却下)。
キオスクの前にいるヤギたちに、キオスクで売られていたエサをパルがあげました。そこへ、日本人観光客接近。何やらパルと会話している様子。パルがユキちゃん(ハイジに出てくる、白い小さいヤギ)、いないねー、などと言ったら、お姉さん、「まっしーろなこやぎ〜なまえーーはユキ♪」と歌いだした。ここに来る日本人は、やっぱハイジファンなんですねー。
そういう私達も、昨年スイスに旅行してたら(計画倒れだった)、マイエンフェルトには来なかったと思います。この1年でハイジファンにしてくれた、アブダビのSさん、ありがとう。
ハイジホフへ戻ってくると、レストランの端に遊具を発見。すべり台やコインを入れて動く乗り物、上に登っていくとペーターの小屋と称してブロックやパズル等が置いてある小屋があります。パルは喜んで遊びまくっていました。子連れもけっこう来ているようで、レストランも賑わっていました。と、その時、アブダビ在住Mさん発見!スイスに旅行しているとは知らなかったのでびーっくりでした。夏のスイスでは、アブダビ在住者に出会うって聞いていたけれど。彼女たちは、昨日からハイジホフに泊まり、明日チェックアウトするそう。
夕食は、このレストランで。日本語メニューが置いてありました。シェフお勧めメニューだったか、この地方の料理を日替わりでいろいろ試しましたが、どれも美味しかったです。
夕食後、部屋に戻ると、スーツケースが届いていました。ホテルの人、どうもありがとう。部屋は山小屋風で雰囲気があって良かったのに、寝る時間になっても真っ暗にはなかなかなりません。スイスの夏はなかなか暮れないのです。ハイジのように、お星さまを見て寝たかったけれど、暗くなる前に寝てしまい、目が覚めたら外はすでに明るかった・・・・
7月20日(日)
今日は、アルムおんじの山小屋がある、ハイジアルプ(オクセンベルク)に挑戦です。ハイキングマップに「青の道」として載っているこの道は、中級者コース、要登山靴、4時間、と書かれていて、普段ほとんど歩くことのないパル連れの私達に少々無謀とも思われるハイキングです。でも、イニエンスまでぐるっと回らずに、ハイジアルプで引き返してくればいいし、私達はマイエンフェルトからではなくハイジホフ発着なので、もっと歩く距離は短くなるはず・・・ハイジアルプまで辿りつけなくても、途中で引き返してくればいいわ、ぐらいの気持ちで臨むことにしました。ハイジアルプでは、軽食を食べることができるらしいのですが、そこまでたどり着けないことも考え、前日にホテルにランチBOXをお願いしておきました。
<看板No.2>
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9時、ハイジホフ発。昨日行ったハイジドルフから青の道をたどります。天気は晴れ、左手にやぎ牧場を見ながら山道を少し登って行くと、看板No.2がありました(No.1はハイジドルフ)。この先、道沿いに看板が幾つか立っていて、ハイジのエピソードが書いてあったり、木彫りの人形があったり、私達のような親子連れにはとても楽しめるものでした。
このNo.2の看板があるところまでが、ハイジアルプまでの道のりの中で一番山道らしいところです。この先は車も通れるようなじゃり道や舗装されている道が続き、とても歩きやすい道でした。
<木の音を響かせる>
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途中、山の湧き水が飲める水飲み場が2箇所あり、山登りで渇いた喉を潤してくれます。もちろん、自分達でも水は持参しました。またマイエンフェルトやバート・ラガーツの街を見おろすポイントや、晴れていればクールまで見えるという見晴らしポイントがありました。看板のおかげで、丸太の上を歩かされたり、ハンマーで木をたたいて音を響かせたり、と楽しみながら登ることができましたが、最初は快調で、この分ならイニエンスまで行けちゃったりして、なんて言っていた私たちの歩みもだんだんと衰え気味。30分歩いて15分休憩ペースで3時間くらいかな、と思っていましたが、看板が私達の足で20分毎くらいにあったので、そのたびに短い休憩をとりました。
午前中の森の中はひんやりしていて、とても気持ちよかったです。
しばらく行くと柵があり、そこを通って山にでます。って今までも山だったんですが、この先は木があまりなく、炎天下で暑く、でも、両側に緑のなだらかな丘が広がり、ハイジが転がりながら走ってきそうなのです。ここに見晴台があり、ここまでくるとあと少し。
疲れもたまり、暑く、パルをなだめながらなんとか登り続けました。私達がみた、最後の看板、ハイジアルプ(Heidialp)の看板を左手に行くと〜 見えた!おんじの山小屋!本当にたどり着けることができて、感動でした。パル、よくがんばったね。
とはいえ、子連れファミリーも結構登っていたし、赤ちゃんを抱っこして登ってきたお母さんもいたし、3〜4歳の子を肩車して登ってきちゃうお父さんもいたし、みんながんばってましたよ〜。
<おんじの山小屋>
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ランチBOXを持ってきたので、おんじの山小屋の上にあるもみの木の下で食べようと更に登り始めましたが、この傾斜はかなりきつく、また目的地に着いたと思っていたパルは登るのをイヤがり、ちょっと大変でした。が、このもみの木の下で食べるお弁当は最高!でしたよ。草がたくさん生えていて、ちょっとチクチクするので、レジャーシートを持ってくれば良かったと、少し後悔。
お昼後、おんじの山小屋へ。この日は、この山小屋のおじいさんの家族?お友達?が来ていて、小屋の中はにぎわっていました。おじいさんに「ジャパニーズハイジが来たぞ」と言われて喜んだパルは、小屋の2階を見せてもらってました。ここで飲み物を買い、しばし佇みます。清潔なトイレが小屋の裏にありました。
13時すぎ、山を下りはじめました。帰りはずーっと暑かったです。午前中あんなにひんやりして気持ちよかった道も、帰りは太陽が真上からサンサンと降り注いでいました。でも下りなので、登りよりは楽でした。この時間から登ってくる人たちもたくさんいましたが、暑くて大変そうでした。日本人とも何組かすれ違いました。
ハイジドルフでアイスを食べようね、とパルに言い聞かせ、それを励みになんとか無事到着。それからハイジホフに戻って飲んだビールは最高でした。
おんじの山小屋往復のみの場合、登山靴ではなく普通のウォーキングシューズで十分だと思います。イニエンスの方をまわると必要なのかも知れませんね。サンダルで登って来ている人もいたくらいです。距離があるのでサンダルはお勧めしませんが、それでも歩けるくらい歩きやすい道でした。子供もたくさん、登ってきてましたよ。
普段歩くことの少ない、私達親子でもなんとか行ってくることができたので、迷っている方にも是非トライして欲しいです。
この日は日曜日、ハイジホフのレストランはとっても賑わっていて、パーティーでもやっているようでした。私たちの部屋はレストランの上だったようで、深夜までうるさかったです。
7月21日(月)
今日はバート・ラガーツへの移動日です。といってもお隣の駅なので、午前中、赤い道を歩いてマイエンフェルトを散策することにしました。
<マイエンフェルトの街並み>
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まず、スーツケースをバート・ラガーツの次の目的地、ツェルマットに送るため、マイエンフェルトの駅へ。ハイジバス故障のため、ベンツでのお迎えでした。駅でスーツケースを預け、お散歩開始です。
赤の標識を目印に歩きます。ちょっと分かりにくいですが、迷うことはありませんでした。お散歩開始後、すぐ銀行発見。少し両替をして、さらに歩きます。石造りのブランディス城の横の小道は、デーテに手を引かれたハイジが歩いていそうな、雰囲気のある道でした。この道の正面に噴水があり、この広場の周りにお土産屋が並んでいます。
ここを抜けてさらに進むと、両側にぶどう畑が広がる小道に入ります。
<赤の散歩道>
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<ハイジの泉>
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このあたりから、お天気がちょっと怪しくなってきました。昨日の疲れが残っているのか、だれ気味のパルをなだめつつ、先を急ぎます。ぶどう畑の先は公園のような野原で、ここを標識どおりに進むとハイジの泉(Heidibrunnen)に到着します。お天気がいよいよ怪しくなってきたので、休みたーい!というパルをせかして、先にすすみました。この先、道が山道っぽくなります。木立の間を抜け、牛の牧場を過ぎたころ、とうとう雨が降り出しました。パルは、レインコートを着てちょっとご機嫌。雨の滅多に降らないアブダビにいるとやっぱり雨は嬉しいようです。大人は傘をさしながら歩きました。しばらく行くと、舗装された道に出て、ここまでくればハイジホフはもうすぐそこです。
ハイジホフに到着した頃から、雨は土砂降りになり、雷もピカピカ光ってました。ちょうどお昼時だったので、ここでランチを食べていくことにしました。昨日、ハイジアルプに行った日がお天気で本当に良かった。今日も登っている人たち、いるんだろうなーなどと思っていると、突然停電。真っ暗ってことはないけれど、外はますます激しい雷雨だし、料理作れるのかなーと不安がよぎります。おそらく、停電していたのは15分くらいだったと思いますが、電気が復活してみんなホッとしていました。