外国で暮らしてみれば・・

「昔サンリオ、今ケンドーン」の巻き その

(文:キョウコ・オーキーフ)

仕事・・・

最盛期の頃は、新キャラクターを作り出したり、過去のヒットキャラクターを先輩から譲りうけ、それを守りつづけていくデザイナーなど計50人が制作課にはいた。

ここへは隔週の土曜日に子供たちがぞろぞろとキャラクターのお姉さんにサインをもらいにくる。

一方、新商品を産み出す企画課は、常に市場リサーチを欠かさず、苦しんだり喜んだりしながら新しいアイデアを探すのが50人。

アイテムによりグループに別れるが、例えばバレンタインのためには、パッケージ(パロディだのキュートだの)、チョコレートそのものの形、味、デザインにアイデアを各自100個も考え出さねばならず、発想力を要求された。

方や、ケンドーンはというと、根本的に、Ken Doneの絵を元に商品デザインをする。

 すべてKenの承認が必要。Kenは大きなキャンバスの絵を描くときは、自分のアトリエで描いているが、小さ目のサイズのデザイン、イラストを描くときは、私たちのデザインルームで、たって描くのが好き。

仕上がったのを即、周りの人に見せたがる。

仕事はすごく速く、決断力も素早い。

だから、すごく仕事がしやすいボス。ただ、絵の具でオフィスをよくペタペタ汚す。

決断力は速いが、気も良く変わり、やり直しも多い。

デザイナーは自分の絵は使えない。しかし、直営店や、DFSなど、または海外のクライアントの店へ売る商品以外に、実に様々な仕事が舞い込んでくる。

海外からも国内からも多様。

その変化に富む仕事の広がりは、飽きさせることがない。

 

つづく・・・