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国際結婚私の場合 その1 シンガポール人編
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第1話 結婚登録所 (文:幸恵) |
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来星してすぐに訪れた所は結婚登録所。なんといってもこちらに来た主目的はシンガポール人である旦那様と結婚する為で、籍も入れずだらだら内縁の妻(これって死語かしら?)をしていては、関空で気持ち良く見送ってくれた両親に申し訳無い。という訳で私達は来星2日目に登録所へ行きました。 受付で番号札を貰い、一緒に貰った申請用紙を書きこみながら待つこと約一時間。周りには私達のようなカップルがわんさか...中国系、マレー系、インド系、私のような外国人と人種も様々。人間ウォッチングをしているだけで楽しい。 やっと私達の番が来て指示された小さな部屋へ行き、用意した書類を出すとオフィサーはほとんど無言で書類に何かを書きこんでいく。そこに登場するのは私達が雇った通訳の叔父さん。この方を雇うに当たって私はまんまと旦那に担がれてしまったのです。旦那曰くは登録所では英語のテストがあるというのです。試験官と面と向かい幾つかの口頭質問の後、試験官が指し示すものの名称を英語で答えるというもの....。英検のテストで目茶目茶緊張してしまった私はそれを思いだし、ちょっと不安....。 恐る恐る 「ねえ。もし試験に受からなかったらどうなるの?」 「結婚できないから強制送還。」 「え〜!!」 「不安だったら通訳を雇うよ。」 でも、私としては自分の結婚くらい自分の力でしたいと変に力んで 「まず自分で受けて見て、だめだったら2回目は通訳を雇うって言うのはどう?」 |
「そんなに何回も結婚出来ないよ〜」 「......。」 トホホホ...。この時点で書類のわずらわしさを無くす為に既に通訳を手配していた旦那は私のうろたえぶりを腹の中で笑っていたに違いない...(今思い出しても腹が立つ〜) ちょっと考えて見れば結婚するために試験を受けるなんて変な話なんだけれど、真顔で話す旦那をすっかり信じ込み一人でパニックに陥り憂鬱な数日を過ごした後、既に通訳の手配は完了していることを聞かされた。 しかしこの通訳の叔父さん、日本人にもかかわらず来星年数の長さのせいか日本語が少し怪しい...。私に話す日本語の説明よりも旦那に話す英語を聞くほうがよく解ることもある。 兎に角は書類は無事受諾され証明書を貰う日を皆で決める。 「3週間以降よ。」 とオフィサー。 「この日は仕事が抜けられない。」 と旦那。 「この辺りなら私は暇だ。」 と通訳叔父さん。 いつでも暇な私は、大切な結婚記念日となるべき日を彼らの選択に任せることとなる。 そして日が決まり、3週間後のとある日に私達の生活は同棲(これも又古い?)から新婚生活へと変わったのです。
次回へつづく・・・・・
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