対談企画 ・ まにららのハズレ人外魔境
「第三回・これは番外編なのか?ジャパニーズモッズの怪の巻」
J「鍋も一段落ついたところで、まぁまぁ、一献いかがです」
M「勝手に酒を出すなや。お前はジュースでも飲んどけ。教育的配慮じゃ・・・・・・(とかいいつつお酌タイム)」
J「さて。えー気分になってきたところで、次いきましょーー」
M「次言うてもなぁ。ワシ的には全部アタリやねんぞー」
J「そうですね(にこり)。で、次のハズレは何でしょう(笑)。あ。なんすか、あそこにチラリと見えてるのは(レコードの山を指差す)」
M「ん?ビースティーか?」
J「ちがうわい(笑)。っていうか、そのビースティーもすごいな。またしてもボックス(笑)」
M「これはなー、すごいぞ。お約束のXXLのTシャツもはいってるし。デザインもダサめでな。これ道で着て歩いてるやつ見かけて、びっくりしたわな」
J「それにさ、なんだよ、このビースティーはちまき(笑)。・・・・・・まぁ、いいや。だからビースティーじゃなくてさ、その横の、角川版ドグラマグラの表紙みたいなジャケットのやつ」
M「お。お目が高い。この人らのジャケットがけっこう好きなんだよ。これはザ・ヘアのアルバムで“ビーナスの丘”やな。ジャケット描いてる人は、宇野亜喜良って人や」
J「ふーん。っていうか、すごいバンド名やな」
M「ザ・髪やな(笑)」
J「ザ・ヘアーねぇ(笑)」
M「伸ばすな!カタカナで“ヘア”や!」
J「ははぁ。なんでもいいけどさ(笑)。この人らは、誰なん。日本人?」
M「知らんのかいなぁ(しおれる)。日本のサイケバンドや。最近、R&B界をリードしていた、ニューモッズバンドやぞ」
J「えー、最近の人らなんや(笑)」
M「これは97年やな。まぁ、カルト的と言えばそうやわな。男4人組みですわ」
J「ボーカルとか、誰なん?」
M「おまえは絶対知らん(笑)」
J「えー、なんだよ、教えろって」
M「言うても、知らんと思うぞ。ボーカルはなぁ、、、ジュリー田中や(笑)ほれ、知らんやろうが(笑)」
J「知らない(笑)」
M「このアルバムの中でも名曲が、渚ようこの「いつも二人で」やな」
J「・・・・・・渚ようこ。誰?」
M「まぁ、歌い手やな」
J「わかりにくいなぁ(笑)」
M「“いっつもふったりでぇ〜♪”や」
J「・・・・・・歌謡曲か?」
M「バカッ!!!(掴みかかってくる)バカたれがっ!」
J「(おののきながら)なんやねんな。。。まぁ、飲んどきなよ(笑)。で、なにが歌謡曲じゃないの?(笑)」
M「バカものがっ!!このなーー、ザ・ヘアがやってるバックバンドがサイケでカッコいいんだよ。歌謡曲なんだけど、違うんだよ」
J「歌謡曲なんやん(笑)」
M「バカものがーー、ほんまにー。ええから、ちょっと聴け!(興奮気味で、レコードをのせる)これはなぁ、ネオモッズなんじゃぁ・・・(ブツブツ)」
J「・・・(聴いてる)・・・」
M「ギターもカッコいいね。(歌いはじめる)“いっつもふったりでぃえぇ〜、なぁにをするのもぉ〜、どこへいくぅときぃもぉ〜、くさりのぉよおにぃ〜つながぁって、えぇ〜〜〜♪”」
J「・・・・・・・・場末のカラオケバーやんか(笑)」
M「うっさい。カッコええんじゃ。よく聴いたらかっこええんやぞ」
J「日本の歌って感じだなぁ(笑)」
M「だから、ジャパニーズネオモッズだって言うてるやろ。まぁ、ほんまは全部聴かせるところやねんけど、今日はこの辺で勘弁してやる(笑)」
J「いや・・・・・・うん(笑)」
M「キミ、ジャパニーズモッズとは何か知ってます?」
J「ははぁ。知らないですねぇ」
M「こっから入れっていうルーツがあるんですよ。淳君。モッズは知ってるでしょ?」
J「あんまし聴かへんもん。ウェラー兄?」
M「それはネオモッズでしょ。ウェラー兄もね、スタイル評議会とかやってた場合じゃなかったんですよ。しょうみ。そんなことしてるから、わしが余計な金を払わんなあかん(笑)」
J「買ってるんやんか(笑)」
M「しかしねぇ、キミ。ジャパニーズモッズというのは奥が深いんですよ。そのルーツが、堺正章だ」
J「隠し芸大会のラスボス?(笑)」
M「そうや。ただのチューボーですよの司会者とちゃうんや(笑)。あの人らはやな、昔スパイダースっていうのをやってて、カッコよかったんだよ。キンクスとかフーとか後はスモールフェイセズとかのカバーをやっててやな、なんじゃ、ビートルズもどきみたいに言われてるけど、ちゃうんや。あれはモッズやねん」
J「ふーん。それでさっきのザ・髪は?」
M「あいつらはやな、キンクスとかフーのかっこいいところを取り入れてるバンドの、今も生き残ってるバンドや、と・・・・・・まぁ、私は思ったりもするわけだな(笑)」
J「なんだよ。急に口調に自信がなくなったじゃないか(笑)」
M「あんまり自信にあふれるわしも、コワイかと思うて(笑)」
J「ははぁ。まぁ、でもギターはサイケっぽくて、悪くはないよねぇ。でさ。本質的なことに話を戻すと(笑)。なんでザ・ヘアはハズレなん?」
M「これはアタリやっ!!(急に伸び上がる)これはなー、わしの6つある手の指に入るアルバムなんやぞ」
J「そうなん?(笑)じゃあ、少なくとも30位には入ってるんだね(笑)」
M「そうなん?じゃねえ。そもそも、お前が勝手に見つけて、勝手にハズレにしたんやろーが」
J「あ、そっか(笑)」
(見ると呪われる第4回)
あなた、後ろ向きな人?
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