対談企画 ・ まにららのハズレ大伽藍
「第四回・ひらけ!商店街ミュージックの巻」
J「酔い覚めのお茶とみかんにあうハズレレコード、なんかかけてよ(笑)」
M「相変わらず態度でけーな。ほんならこれなんぞどうや・・・(テープをかける)」
J「ひえ、うるさ(笑)。誰なん、これ」
M「これはわしが買うたんじゃなくて、人からの貰いもんやな。知らんか?元ニューヨークドールズ、ジョニー・サンダースがカヴァーしてる「ルイルイ」や」
J「ふーん。けっこういいんじゃない?」
M「ばかものがーっ、これはハズレとちゃうぞ」
J「あ、なるほど。だから貰いものか(笑)」
M「やかましいわっ!まぁ・・・ええわい(笑)今回のテーマはカヴァーや」
J「この「ルイルイ」って曲はもともと誰の曲なん」
M「それはわしも知らん(笑)元は讃美歌やって言うてたやつもおったけど、なんしかいろんなやつが歌ってるな」
J「へぇ。ジョニー・サンダース版は気持ちよさそうやな(笑)しかも簡単そう。このコード進行でさ、“ルイルイ〜”って言っときゃ曲になるよな(笑)」
M「そうそう。わしがカヴァーに目覚めたのが、このジョニー・サンダース版ルイルイやな。初めはサンダースが目的でレコード探してたのが、いつのまにかルイルイに目的がうつってた(笑)ルイルイ見たら無条件に買うてまうわ。よくねーなー(笑)」
J「そうやってハズレがたまっていくのか(笑)。じゃあさ、同じ曲ばっかたくさん持ってるんや」
M「おう。持ってるぞ〜。ピンキリでいろいろな。ジャズっぽいのから西海岸っぽいものまで。一枚20万ぐらいするのもあるんやぞ」
J「へーーっ、マジで?」
M「いや、その海賊版(笑)。2500円やったけど、それも限定版やから今は高くなってるのよ♪」
J「・・・お金ないんなら、さっさと売れば?(笑)他にはなんかないの」
M「せやなぁ。ルイルイだけが入ってるCDってのもあるぞ」
J「げ。20曲全部ルイルイ!(笑)」
M「すごいぞー。なんじゃい、ほれ、リッチー・ブラックモア?ブラック・リッチーモア?」
J「は?(笑)」
M「そうそう、ディープパーポーのメンバーよ(笑)あいつのカヴァーもある」
J「劣悪そう・・・いや、いい、別に聴かなくてもいい(笑)。そのルイルイコレクションの中でもさ、一番サイアクだった買い物ってなんなのさ」
M「いや〜、それなら間違いなくこれやね。たいへんだよー(笑)くだけちったもん」
J「なにこのジャケット。真っ黒(笑)クレジット、なにも書いてないやん」
M「そうや、だから何者が歌ってるのかもさっぱりわからん(笑)。とりあえずビッグビートものルイルイやな(レコードかける)」
J「・・・(聴いてる)・・・うーん、ベースラインで微かにルイルイの名残があるかないか、いや、やっぱないって感じやな(笑)」
M「そうやろ(笑)。しかもこれ見てみぃ。A面しかない(笑)」
J「うわっ!B面まっ平ら(笑)不良品かそうじゃないのかもわからん。ひどい(笑)」
M「これが1080円もするねんぞ。誰かもわからんし、題名もわからん。聴いてみたら、ルイルイに聴こえなくもない。あら、しかもしてルイルイ?みたいな(笑)」
J「実はルイルイじゃないかもしれないという(笑)」
M「まぁ、ねぇ・・・(笑)。そんなこんなでわしはジョニサン以来、カヴァーにはまってるわけよ。カヴァーにもいろいろありましてね。最近ひでぇなーと思ったのはこれやね。ラーズのカヴァーですわ。まぁ聴きなはれ」
J「・・・・・・元曲といっしょ?(笑)」
M「そう、まったく一緒(笑)。カヴァーとゆーのはですねー、個性なんですよーコセイね、わかりますかぁ?」
J「うるさいな(笑)」
M「へぇへぇ。いや、今のラーズなんかはね、こりゃカラオケですわな。中学生のコピーバンドじゃないんですから、こいつはいけません」
J「ははぁ。その点スナッフなんて人らはエライのかな。なにやってもスナッフになる(笑)。メダカの学校でもスナッフ」
M「そうそう。そういう意味じゃ、こいつらもすごいぞ。っていうか変やな。なんとOasis「Some Might Say」のカヴァーや(笑)」
J「でたよ、オエイシス(笑)誰がカヴァーしてるん」
M「Bikini Beach Bandっていうやつらやな。西海岸のインストバンドや。これはなー、マジですっごいぞー。まぁ聴きなさい・・・(レコードかける)」
J「・・・・・・!!なんだこれーーーーーーーっ!!(爆笑)」
M「どや。すごいやろ(笑)」
J「うわー、やめてくれー、ひでーよーっ!!(笑)これ、これ、スーパーとかでかかってるBGMやんかーっ(笑)」
M「そうそう、商店街でかかってるやろ、こんなん(笑)後ろからヘイラッシャイっていわれるぞ」
J「なんなんだ、このメロディーラインをたどる河内音頭ばりのエレキギターはっ(笑)手拍子も劣悪!(笑)」
M「でも、まぁサーフ音楽ってこんなんよ(笑)。ただこれは音量でっかくしてるのご近所に恥ずかしいから、もうええかな、消しても(笑)」
J「バッカだなぁ、こいつら・・・(笑)」
M「これは両方A面でやな。裏はミッションインポシブルなんやけどな」
J「(聴いてる)・・・なんだ、こっちはごくまともやん(笑)。なるほど、こういうこともできんねや」
M「バンドとしては意外とこいつら、うまいのかもしれん」
J「なのになんでオアシスやらんなあかんねんっていうやつやな(笑)。こういう悪意は好きなんだけど(笑)」
M「とりあえずけっしてオアシスを褒めてはいないってのは、ようわかるわな(笑)。これなんかはカヴァーの中でも名曲やぞ。Majoraccidentの「Breakaway」。元曲はTracy Ullmanやな」
J「あっ!!この曲知ってる!てゆーか、探してたんだよー、この曲。へー、初めて名前知ったよ。買おう」
M「ほほう。これでおまえもハズレ道を歩むんやな」
J「うっさいよ(笑)」
M「ナイロンボンバーズ持って帰るか?」
J「いらないってば」
(さあ身体にしっかり塩をもみ込んで。第五回)
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