サロメ
「サロメ」

「サロメ」を野外会場で見る。

幸い昼の雨もやみ、いいかんじ。
木々の間に張り巡らせた蜘蛛の糸のようなネットが
舞台中央上方にある。舞台といっても草地だけど。

始まったら一気に引き込まれる。
軽くビールを引っ掛けていって寝たらどうしようなんて杞憂。
心配するまでもなくわくわくドキドキ。

音楽も役者も演出もいい。
野外という舞台が生きている。
ライトに寄ってくる虫さえもいい効果をだしている。
こんな演出が可能なんだ・・・目からうろこ。
すてき。

演出のなせる業か、非常に完成度が高い。バランスもいい。
はい、正直、私好みなんですよね・・・あっというまの時間。

最初から最後までいい意味での緊張感に支配され、
草地の舞台は役者に十分走り回れる奥行きを確保し、
その上木々の間のネットという上方へも拡大する。

ときにその場に備え付けてある遊具の利用、
実際の生きている木の重量感といったら!!! 
この場所を考えて作った作品ってほど。

非常に高いところをめざして集約する舞台は、
多少の動きのぶれやもたつき、間も気にならない。
そんなことより何より、役者も観客もみんんが一緒に
めざすその高みに向けて走り続ける。加速する舞台。

あどけなく美しく幻想的で、かつ現実的なシーン。
そんな連続の果てに、サロメの口づけの音が響く。。。

はぁ。。。
まったくもって私は満足! 
彼らの舞台は今回で3回目なんですが、今日のが一番好きー。

是非機会があったら見てください。
ク・ナウカ
2004年2月 (ロバ耳より転載:2003年7月29日観劇)
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