ビシケク(キルギス共和国)

深夜、マナス空港に着く。思ったよりきれいな空港だ。
(いったいどこの空港と比べているんでしょう?・笑)
中央アジアでは珍しい査証のいらない素敵な国である。

空港を出ると人だかり。とりあえず端っこまで歩く。
「どこかなぁ?」と思ってあたりを見回そうとしたら、
友達が先に私を見つけてくれた。
久しぶりだし、ほっとするし、ちょっと緊張するし(笑)
とはいえ不思議に今回は不安がなかった。
なぜかちゃんと迎えに来てくれると安心していたなぁ。

その友達の車に乗って空港を後にする。
星がきれいに見える。やっぱり期待通りのところだ。
家の門の前、木々の間から見えた星空は忘れられそうにない。

家につくとまずは就寝。ゆっくり休んでとの気遣いがありがたい。
飛行機の中でいっぱい寝たけど、やっぱり眠れる(笑)


正午頃、ゆっくり起きだす。誰も家にはいない。
ちょっと探検。庭の畑や木々を眺める。穏やかないい日だ。

チャイムが鳴る。家人を呼んでいる。
門を開けようとするけど、鍵がかかってて私にはあけられない。
「あなたが日本人の友達? 話は聞いてたよ」と言うので、
「門を乗り越えてもいい?」という問いにうなづく。

暇だったので彼とおしゃべり。
なんと彼は韓国人旅行者だった(キルギス人だと思ってた)。
今回は中国からカザフスタン、キルギスと旅をしていて、
これからウズベキスタンへ行き、モスクワに抜けて、
シベリア鉄道で戻るという壮大な旅の途中であった。

彼はかなり真性の旅人だ(笑)。
お金が貯まったら旅に出て、使い果たしたら働いて。
中国ほか、南アジア、東南アジアも転々としていた。

おなかすいたでしょ?と彼は庭の木からリンゴをもいでくれた。
他にプラムやくるみも。。。つーか、なんて贅沢な庭なんだ! 

電話が鳴ったので、友達かと思って出てみると、違う人だった!
「誰?」と聞かれたが・・・ま、そうだよね。ごめんなさい。
今は留守で、夕方にはいると思いますといって電話を切る。

韓国人旅行者との話題も尽き、電話してみたらと言われる。
が、なんということ? 私は電話番号を知らなかった。
というか、住所も知らなかった(笑)。
そもそも私は電話番号知らないから、あなたが電話してよ、
と韓国人に電話をしてもらった。10分後に来るって。

果たして、10分後、友達は戻ってきた。
3人で食事に行くことに。目指すは四川料理、火鍋。
スープは辛いのと辛くないのと、半分にしてもらう。


重慶式火鍋を目的にきたのだが、韓国人の彼曰く、
どうやらこれはベトナム式らしい(形が全然違うんだって)。
思ったより具材のボリュームが多くて顔を見合わせる。
私は珍しくお茶(!)で、韓国人はビール、カオリャン酒を飲む。

それから外国人登録をとりに旅行社へ。
朝イチに手続きのため友達が出していてくれたのだ。
なんてすばやい! そしてありがたい・・・
両替をしたり、家へ一度戻ってお風呂に入ったり。

夕方は映画へ行く。なんと日本映画祭をやっていた!
オープニングのあと、「潮騒」を最後まで見る。
むー、こんな面白い映画だったとは。
キルギス人にも大うけ。私も満足して映画館を後に。

ちょっと腹ごなしにアラトー広場、パンフィロフ公園を散歩。
カラオケがいっぱい。野外で歌うのも楽しそう。いつか挑戦したい。
オープンスペースのディスコもある。
そして遊園地! 頼んで観覧車に乗ってみました!
結構高い。見晴らしがいい。大統領府もすぐ目の前。
なんだか、楽しいぞ・・・(^^)

しかし散歩中に上からカツンと路上に降ってくるものが!
ドングリ。しかも日本の3〜4倍はある大きいドングリ。
ちょっと危険だよなぁ・・・って蹴って遊ぶ(笑)
ちなみに韓国語ではトトリ。
友達が日本のアニメにあるよね、同じのって言ったので、
「それはトトロ!」と突っ込んどいた。確かに似てるね〜

そしてオープンカフェでビールとハンバーガー。
シムケントの生ビール。うまい!
こっちでもカザフのビール出回ってるのね。
アルマティよりシェア大きいと思うな。
よりシムケントに近いという距離の差か?


空腹のわれわれは、人気の韓国料理店へ。
看板は出てないけど知る人ぞ知るというところだって。
そしてここで犬肉を初めて食しました。
普通においしゅうございました。
同じくシムケントビール(ボトル)を飲みました。


それから星、星と騒いだせいか、もっとよく見えるところに
連れてってもらった。ビシケク市をちょっと抜けた郊外の丘。
見晴らしがいいだけあって丘の上にはレストランも設置。
食べた後なので、その手前に車を止めて夜空を見上げる。
・・・天の川だよ。まさにミルキーウェイ。白い流れ。
だいぶ肌寒かったけど我慢できるところまで見上げていた。
星座はよく知らないので、どれかな〜なんて言いながら。

友達の友達の家のガレージに車を止めて、家まで歩いて帰る。
なんだか夢みたいだねー、これホントに?と言いつつ。
だってまさかほんとに“行く/来る”とは!って(笑)

でも行ってよかった。このしっくり感はなんだ? 
めちゃめちゃ波長が合うよ、ここは! 心体ともに合う。
足にブツブツもカサカサもできなかったもんねー
2004年9月
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