小話−ピンクのイルカ

ひょんなことから香港。たぶん8年ぶりくらい。
ガイドブックをパラパラ見ているとイルカの文字が。
香港でイルカ? しかもピンク。ほんとに??
というわけで目的のなかった香港がイルカに会う旅へと変わる。

予約はしてなかったけど直接ピックアップポイントのホテルへ行く。
問題なく参加できた。しかも日本語も大丈夫という嬉しいツアー。

バスに乗ると英語圏の家族連れが多いものの日本人も二人いた。
ツアコンのお姉さんは英語で説明したあと日本語でまた説明という
すばらしい働きぶり。咳き込みながらもがんばって説明してくれた。

ランタオ島へ渡りフェリーへ乗り込むとクルーズ気分。
空港が近いため飛行機も大きく見える。子供たちの歓声。
このツアー、イルカが見れなかったら次回のタダ券をくれるのだが、
クルーズと思えば別にこれだけでも楽しいななどと思う。

ディズニーランド建設予定地のそばを通る。
これがイルカの敵らしい。
埋め立てや水質汚染などでイルカは減少傾向なんだって。
イルカを救う啓蒙目的もあってこのツアーが始まったらしい。

7月。東京も暑いが香港も暑い。
のんびり構えてたけどやっぱ暑い。
風がやむととたんに不快指数があがる。
しかも船に揺られて、認めたくないが“船酔い”っぽい。
・・・やばい。
時間は過ぎ、イルカの気配もなく、タダ券がちらつきだす。
はしゃいでいた子供たちも船内で絵本を眺めてから久しい。
私も昼寝でもしようかという頃、お姉さんがみんなを呼んだ。

イルカか?!
みんな急いで船外を眺める。
いたいた!
しかもちゃんとピンク!

実は香港へ行く前日、友人にピンクイルカの話をしたら
「え、豚の色?」っていう夢のないツッコミを受け、
豚に見えたらどうしよう、楽しみ半減かも・・・という不安があった。
ここで一気に解消。

かわいいぞ! かわいいピンクだ!
グレーっぽいのもいる。全部で4匹。

グレーのは赤ちゃんイルカなんだって。
お姉さんが「You are very lucky! A baby〜」と後ろでため息。

イルカが頭を垂直に海面に出す。
「あ、ジャンプするわよ。よく見てて」とお姉さん。

バシャン!
イルカの背面飛びだ。ホントにジャンプした〜。

何度かのジャンプのあと、泳ぎだした。
船はその後をゆっくり追う。イルカを脅かさないように。

しばらく彼らと走ってタイムオーバーとなった。
楽しかった。名残惜しいな。イルカ、もっと見たい。

カメラ片手にシャッターを切ってたけどタイミングが難しく、
案の定あとで見返すと背中がちょっとだけ撮れてるのが1枚。
ポストカードもらえたのはありがたかった(ピンクの証拠)。
 ←背中のピンク見える? (汗)

帰りの船はなぜかがっくり落ちた(寝た)。
イルカを見て満足だったのかもしれない。
おかげでおみやげグッズを買えなかった。
帰りのバスも冷気が心地よくまたがっくり落ちる。

イルカ、機会があったらディズニーランド完成前に見てね。
4時間程度の午前中のツアーです。
それにしてもイルカの住める場所がなくなっていくのはカナシイ・・・
2004年07月
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