小話−ドミトリー

夜中に到着。コンビニで市内地図を買って宿へ。
すぐに見つけた宿は思ったよりいい感じ。
ドミトリー久しぶりだなぁ、泊まるの。。。
なにせ夏のシーズン。侮ってしまった。市内はないのね、B&B。
ついつい郊外は面倒との理由で中心にこだわってしまう故。

ま、ベッドがあるだけいいや。
シャワーの使い方とか説明してもらって(わからなくても頷く小心者)、
ベッドへ。さすがみなさん、まだ遊んでるようで部屋には誰もいない。

シャワーを浴びようとバスルームに入った。
このスイッチを押すんだよね。OKOK。
・・・ん? 水ばっか。
もう一方のバスルームでチャレンジ。
・・・ん? 水ばっか。

個室がダメでも共同の方ならいいかもしれん。
洗面所の方へ行った。シャワーは3つ、カーテンあったりなかったり。
女の子が歯を磨いていた。
よし、ここでお湯出なかったら彼女に使い方教えてもらおう。

やっぱ水。
「すみません、お湯どうやったら使えるの?」
「あ、えっと、ちょっといい? これ引っぱると出ると思うけど」
「ありがとう」
「いえいえ、試してみて」
カチャ。あ、お湯出る。
 
これがスイッチかぁ。兄ちゃん、教えてくれなかった気がするぞ?
まあいい。全部隠せないカーテン(半分くらい)でシャワーを浴びる。
今度からはバスルームでも使えるな。

で、おやすみなさい。このベッドは気持ちいい。
これなら明日もここに泊まろうかな、宿探すの面倒だし。

次の日、早朝から洗面所へ。
みんな寝てるうちに準備準備。さすがに誰もいないでしょうね。

「モーニン」声かけられた。
・・・あれ、男? シャワー浴びるらしく服をぬぎぬぎしてる。
「モーニン」笑顔で一応返す私。

はっ? もしやこの洗面所は男女共有スペース!?
うっひゃぁ、私がシャワーの時男いなくてよかったぁ。
一応カーテンあるとはいえ、隙間的に気になるわな、東アジア人として。
ま、向こうの人(欧州系)はそう気にしないと思うけど。。。

その日遊びから戻るとベッド移動してとのこと。
人数がもっと少ない部屋に移動することになった。
今度は6人部屋程度。いいんじゃない。
さて今度はちゃんとバスルームで(といってもシャワーしかないけど)。

めいっぱい遊ぶのが主義の私。
戻りは10時過ぎでした。当然夜です。暗いです。

あ、しまった・・・電球切れてる。

もうひとつのバスルームはすでに占領されてた。待つのはダルイ。
外の灯りをあてにする? 
なんとも心もとないシャワータイム。
いろんな事があるんだな、生きてると(笑)。

さて部屋に戻って寝る準備。明日の準備。
手紙書いたりね。するとノックの音。
「HELLO!」
入ってきたのはゲルマン系男の子2人。
え!? 
「HELLO!」
笑顔で答える私。
つーか男女混合部屋ドミトリー?
そっか、確かに洗面所共有だもんね。
朝気づくべきだったな。ま、いいけど。初体験だわん。

お休みタイム。
彼らも「お休み」を言いあってる。
横になるとこの部屋のベッドがいまいち。
昨日の方が快適だった(悔)。

しばらくして私のベッドに一人が近づいてきた。
「すみません、電気消してもいいですか?」
「あ、もちろん、どうぞ」
その方がこっちも寝やすい。さんきゅー。

灯りを消してベッドにもぐり込んで
「今度こそおやすみ」ってお互い言い直してる二人がキュート。
なかなか面白かったわ、このお宿。
2000年11月
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