| 小話−シェレメチェボ空港 |
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モスクワはシェレメチェボ空港は面白い。様々な人がいる。 長い待ち時間、うとうとしている私の足に何かが触る。 目を上げると、かわいい子供が私にいたずらをして様子を伺っている。 思わず微笑むと、その子を脅かすように新聞の音をたてた隣のおじさん。 子供はあわてて逃げてしまった。 が、そのおじさん、何事か私に向けて言う。 「はい?」聞き返すと、 「子供がかわいいのは世界共通なんですかね」と日本語だった。 英字新聞を広げてイマイチ雰囲気が違うので日本人とは思ってなかった。 日本人だったのと、その行動と発言内容のアンバランスさに驚きつつ、 軽く受け流してまた寝ようとすると「ナッツたべません」と差し出された手。 「・・・あ、結構です」 眠かったのもあってなぜか断った私。 普段ならビールとかおごられるの好きなんだけど(笑) でもこれが正解。理由は数時間後にわかることに。。。 乗り継ぎ便の搭乗券をもらいに指定時間にトランスファーオフィスへ行く。 窓口でまくしたてる人を発見!なんとさっきのおじさん! なんだろうと思いつつ列に並ぶと様子を伺うまでもなく聞こえてくる大声。 「ちゃんと確かめないとだめだ、食らいつくべきだ」と英語で言ってる。 聞かされてる困惑気味の旅行者らしき女性。 どうやら彼女のチケットの取扱がちゃんとされてないので、 抗議すべきとお説教(?)してるようだ。 たぶん知り合いでもなんでもないけど。 空港係員が中座しようとすれば、後ろにも目があるよと言わんばかりに、 「離れるな、まだこの人の分が終わってないじゃないか」と食らいつく。 係員は困った笑顔で肩をすくめ「すぐ戻るから」と軽くあしらう。 彼女に向き直っては同じ事を繰り返す彼に、 「えぇ、あなたが正しいわ。その通りよ。そうするわ。ありがとう」 と納めたいモード。彼の英語はかなり強い表現で不快な人も多そうだが。 まぁ、英語が得意なのは分かったからもういいよってかんじ。 とりあえずまわりの日本人も関わらないようにって風情で、 日本語で世間話をもちかけられた日本人も軽めにあしらってた。 もちろんこのおじさんは全然動じてないけどね。 待ち時間はまだ続く。 この後、隣に座った人もおもしろい。 ターバン巻いたおじさんが隣に来たと思ったら、 おもむろに靴を脱ぎだして横向きにあぐらをかいた。 なにやらうなりだしてる。手元には・・・祈祷書? 祈ってるよ〜、突然。 その次に座ったおじさんはいきなりシャツを脱ぎだして、 「えっ?」と思えば着替えはじめてる。 何もここでやらなくても・・・と思ってるうちにやおら立ち上がり、 まさかと横にチラッと目をやるとズボンも脱いでる!!! パンツ見せてなぜこの普通の待合いブースで・・・ 着替え終わると、カバンから持参した食料を取り出す。 もくもくと食べはじめて、ご丁寧にもゲップで終了。 すかさずベンチに横になると早速お昼寝。 いや〜。しかも私の領分に侵入しないで〜。 反対方向に目をやると派手な兄ちゃん、姉ちゃん達がたむろ。 羽振りよさげだが、ちょっと一昔前風、そう、ビバリーヒルズみたい。 ニューリッチ系かショービズ系かってところ? 待合ブースのガラス越し正面にはアイドルっぽい人達が。 ←真ん中の人がメンバーの一人と思われます。
一目を引くオーラで、自信もみなぎってる。目があった! で、よく周りをみると音楽業界風な人ばかり。 楽器系、マネージメント系、機材系。派手な迫力姉御系。 ・・・SMASH?とかいう男性のグループっぽいけどどうだ? 案の定、恥ずかしげに彼らにサインをもとめる子供がいる! アイドル決定。他のメンバーもやってくる。 あ、さっきファーストクラス用ラウンジに入ってった兄ちゃんだ! そっか、なんでこんな若者がラウンジかと思ったが・・・なるほど。 つまりさっきのビバリーヒルズ達はたぶんにバックダンサーだ。 ここの一団はツアーご一行様か? 果たして行き先はテルアビブだった! ・・・テルアビブでライブやって客が来るのか? あ、でもロシア出身者多そうだからなぁ、イスラエルって。 香港スターがカナダやアメリカでツアーするのと同じね、きっと。 以上は復路の話だけど、往路でもわくわくしたよ。 東京から一緒だった人達とシェレメチェボ1空港で待っている。 他の人達のもれ聞こえる話だと、楽しそうな場所へ向かう人ばかり。 あるおじさんがビールとともに話しかけてくれた(ごちです!)。 いろんな場所行ってるらしく、今回の行き先も同じで意気投合。 そのうちビシュケクへ行くという人も話に混じり、一緒にビール。 あー、しかしビシュケク!羨ましい。 旅程を変えて一緒に行きたくなるほどに(笑) で、この彼とも漠然と話してたんだけど、国籍は日本じゃなくて、 でも日本に住んで9年になるって話が突然出てきた。 「え?」と思ったらなんとベトナム人なんだって。 日本語うまい。。。というか関西弁だったので、 そういうもんだと思って全然わからなかった(笑) 「日本人と信じて疑わなかったよ!」と言ったら、 「え、じゃ、東京人ならだませますかね?」と笑うので、 「絶対大丈夫だと思う!全然分からなかった〜」と私。 「関西の友だちにはエセ関西弁って言われますけどね」だって。 そうこうしてるうちに先に彼の搭乗時間となる。 「よい旅を!」と固く握手。 連絡先聞いておくんだったな〜って後悔。。。 あ、心当たりのある方はメールください!友だちになりましょう! (絶対見てないてって!笑) |
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2004年6月
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