小話−宴

ツアーで一緒になると自然に仲良くなりますよね。
ツアーで2回一緒になった人たちがいて彼らと飲んだんです。

というかその日はハードスケジュールでした。
午後3時半くらいに出発して夜の12時半にホテル到着。
途中30分くらいの食事休憩のみでひたすら走る。
しかも運転手さんは不休(泣)。ガソリン入れに奔走。

車は何度も濃い霧に包まれ視界が非常に悪い。
白い車線を頼りに車を走らせる。見えないって怖い。
BGMのラジオが低く鳴ってます。
私は運転手さんの後ろで音楽を聴きながら前を見てた。
後ろでは他のメンバーがうつらうつらしてます。
揺れるから熟睡はできないんだよね。

やっとチェックイン。
「疲れたでしょう。大丈夫?」運転手さんに声をかけた。
「もちろん疲れたよ。でもよかったら部屋で一緒に飲む?」だって。
もちOK。ルームナンバーを教えてもらって、るんるん。
・・・疲れより酒の魅力に逆らえない私(笑)。
それにずっと一緒に話してみたかったんだよね。

明日の準備を一通りして、部屋に向かう。
造りがわかりづらくて迷って部屋に到着。
彼の部屋の隣でもう飲みだしてる二人。
メンバー増えてるじゃん(笑)。
「あ、来た来た、今部屋に電話したところ」
「ごめん、ちょっと迷っちゃって。お待たせ」

というわけで3人で乾杯。
お疲れさまでした! 今日はホントに長旅だったね。

手作りワイン(知り合いからもらったらしい)を頂いた。
うまい。ぶどうの味がちゃんとしてさっぱり風味&まろやか。
お互いちょっと持ち寄ったおつまみで飲む。

テレビのネタやら、今までの道中やら、会った人達の話。
うぅ、楽しい。。。
彼らもこんな風に一緒に飲むのは初めてだと言う。
そう言ってもらえるとこっちも非常に嬉しいです、ありがと。
いい出会いをしたよね。お互いに。

長旅の疲れと明日もあるので、1時間ほどでとりあえず幕。
明日また飲み直そうと約束して「お休みなさい」。

次の日は9時から1時過ぎまでたっぷり飲みました。
2リットルペットボトルに入ってた手作りワイン、飲み干したよ。

こういう時はプライベートな話や裏話なんかも聞けて楽しい。
「実はあの時ここにいて耳にしたけど・・・」
「子供にプレステ買ったらずっとやってて困るよ」
「あの件、本当は○○らしいよ、私もビックリした〜」
ちょっとした秘密の共有(笑)。

そしてすごくいい話もあった。
彼らは私より年上なので人生の師でもあります。
彼らがお互いにしみじみ話しているのを聞いて、
本当にかっこいいなと改めてそのプロ魂を尊敬したのです。

・・・曰く「“自分の場所”を見つけた」、と。

「なんでもそうだけど、自分の場所を見つけて、
 それをやれることは幸せだし誇りに思う。
 大変なことがあっても好きなことだし自負もある。
 私達はお互いそれを知ってるよね」って。

二人ともかっこよすぎ!脱帽です。
それだけの裏付けがあるから言える台詞だよね。
実際、私は彼らの実力を知ってるから納得なんです。

私も彼らのように言えたら。。。
その時こそ肩を並べてもっと楽しく語り合えるだろうな。
んー、怠け者の私じゃ道のりが遠い。

こんな私と共に楽しい時間を過ごしてくれたことを
彼らに本当に感謝してるのです。また飲みましょう!
2000年11月
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