ニューグレンジ他(アイルランド)

◎ニューグレンジ

世界遺産に指定されている約4000年前に建てられた古墳。
ビジターセンターにまず行ってそこで時間ごとのバスツアーで見学。
人数を制限して遺跡を守るという立場。素晴らしいですね。

「40年前はなかったわ、こんなの。直接行けたのよ」
とは上品な老婦人の言。たまたまバスで隣りあって少しお話ししました。
ダブリンからお友達3人でバスツアーに参加したらしい。
特に彼女は昔感銘を受けてずっとまた訪れたいと思ってたんだって。
「ケルト民族より遙か昔、こんな高度な文明をもった人たちは誰なんだろう、
彼らはどこから来てどこへ行ってしまったんだろう」と瞳を輝かせる彼女。
ガイドさんによく質問したりして、知的好奇心のある人だなと見てたの。
聞いたら教師してたんだって。道理できれいな英語を話すはず。
アイルランド語も話せるわよ、って少し教えてもらった。忘れたけど(笑)。
こんな素敵な婦人になりたいものだね、素敵な歳の重ね方だなと憧れました。

実際に行くと丘の上に真っ白なドーム。
不思議ですよ。圧倒される。美しくそこにずっと存在してたんだ。
精密な石の組み方、冬至の時にだけ奥まで光が差し込む入口。
力強く美しい模様、デフォルメされたシンメトリックな文様。
この技術、天文学知識、美術に驚きます。
石はいったいどこから運んで来たんだろう?

中は電気を消すと真っ暗。昔はこんなだったって消してくれるの。
ホントの暗闇。そして冬至の時はこんな風に光が射すとライティング。
すごいよね。何を思ってこんな巨大な精密な建物を?

外に出て丘に座ってみる。下に広がる平野を眺める。
ふりむけば青空の下の白いニューグレンジ。
静かな静かな午後はとてもステキでした。


◎モナスター・ボイス

ハイクロス(高十字架)で有名なモナスター・ボイス墓地。
静かな墓地でこんなところに眠るのはいいかも、と思ったり(笑)。
身長より高いハイクロスがいくつかあります。
それぞれ特徴があってなかなか面白いです。

特に気に入ったのはクロスの全面にレリーフがあるやつ。
十字架の横棒部分に手のひらのレリーフがあって感動。
ちょっと仏教チックじゃないこと? 独特の十字架文化を感じました。

後で見たら私の気に入ったのはアイルランドで最も美しいクロスの一つでした。


◎メリフォントアビー

修道院が多いです。さすがキリスト教国。
といってもここはその跡。一種独特な修道院だったようです。
大陸から普及のために来て建設したらいく、言葉も地元の人とは違ってたそうです。
厳しい戒律とそれを抜けるための知恵があったり、
修道院世界も面白いなぁと思ったりしました。
会話禁止ゾーンがあるのですが、それじゃあんまりだっていうので、
ここは大丈夫だよっていう逃げ場所を建ててみたりとか、
寒さをしのぐための暖かい場所を作るとか。微笑ましいです。

そうそう、ウィックローのツアーでも一緒だったポルトガル人の
若いカップル(大学生かな)とここでも一緒だったの。
湖前で写真を撮ってもらったんだよね。
この二人とても感性が細やかそうでいい関係に見えて、ファンです(謎)。
2000年10月25日
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