峨眉山(中華人民共和国)

有名な山にちょっと登ってみようかねと、冬なのにチャレンジしてきました。

とりあえずミニバスに乗り込み登山口まで行く・・・あっ、バス止まった!
山を途中まで登ったあたりで、雪は20cmくらい積もってたかな?
雪道にタイヤがとられたらしく動かない。空回りするタイヤ。滑ってるよ〜。
何度か試みた後、乗客を降ろす。再チャレンジ。
だめっぽい。他のバスは見事にカーブに成功していく。
溶けたような雪をめいっぱいまき散らして。なかなかラリー見物みたいで楽しい。
・・・が寒い。かれこれ1時間は頑張ったでしょうか? やっと動き始めました。

休憩所に着くと食べ物やさんの他にわらじ売りがいて
「上で買うと高いから。ここが最後のチャンスだよ!」と売り込みます。
中国人でも買ってる人がいたから私達も買いました。
雪山はアイスバーンと化しているためわらじがないと滑って上れないのだ。

やっと登山口に到着! 
寒いー。凍りつくー。手すりに素手で触ったらくっつきそう。
わらじ、売ってます。倍の値段だ。確かにあの物売りの話は本当だった。
お得な気分に包まれてわらじを装着。これでOK。
登り口は人の出入りの激しさからツルツル。階段さえわらじなしじゃ上れない。

・・・あれ?
何で滑るの? わらじ履いてるのに???
こんなものなのか、と滑りながら登ってると、
後ろからお姉さんのわらじ売りが言った。
「あんたたち、それもう使ったわらじだよ。役に立たないよ、それじゃ」

何〜〜!? 中古って。しかも使えないって・・・騙されたぁ。
お姉さん「それじゃ上の方はもっと滑るよ。わらじ買いなよ」
私達  「・・・でも悔しいからこれでいい」
お姉さん「ホントに無理だって。そんな高いものじゃないから」

私達の後からお姉さんは新しいのを見せながらついてくる。
確かに、すり切れ具合が全く違う。。。悔しい。
悔しいけど買うしかない。確かに登れないのだから。
救いはそのお姉さんが親切で、履き方も教えてくれたこと。

あぁ、新しいわらじは偉大だ! 滑らない!
お姉さんの笑顔も「ほら言った通りでしょ?」といった風情。
さて登るぞ〜〜。お姉さん、あなたが正しかった。。。

「ねえこれからもっと急だよ。これに乗れば楽だよ」
今度はしつこい籠屋だ。何人もここぞとばかりにぞろぞろ寄ってくる。
2人で担ぐ方式(担架)と1人方式(しょいこ)があるようだ。

「登りたくて来たんだから必要ない」といってもずーっと後をついてくる。
いい加減相手にするのが疲れて振り切るためにものすごいスピードで登る羽目になった。 
無言でガシガシ歩く。息が切れる。向こうはプロだから平気な顔してついてくる。
・・・悔しい。

とはいえあるポイントがあって、そこまで辿り着いたらみんな戻っていった。
どうやらゴールは近い、結局振り切れたようだ。粘り勝ち?
しかし疲れた、疲れた、疲れた。あのオヤジ達のせいでペースを乱された。

やっと上につくと霞がかかったような感じ。冷え込みと霞で幻想的な感じ。
こんなところによく寺つくったよなぁ、と感心しきり。
線香の匂いも冷え切った空気の中では凍ってるよう。
この上にもあるらしいが今はここまでしか登れないようなので降りはじめる。

降りるのはらくちん。邪魔するものがいない!
帰りのバスも止まることなく順調。OKだ。

・・・が、宿がまたひどかった。お湯が1.5人分しかでない。
かわいそうな3人目は水同然だったらしい。
チケットの手配もアバウトで昨日と今日で言ってることが違うし。
一応なめられちゃいかんと思い主張したのだけれど取り合わないし。
宿の番号控えようとしたら牽制されたし(やばいところだったのかな)。

タフな日本人に会いました。彼らは帰りの列車のチケットが押さえられず、
でもその日のうちに移動しないと飛行機に乗れないというヤバイ状況。
そして彼らのとった行動! さっきのバスの運転手と交渉してチャーター。
かなりの値段取られたようだけど背に腹は変えられなかったようです。
でも一番すごいのは彼らは中国語ができず筆談もどきで交渉したこと。
・・・やっぱり背中に火がつくと人間はパワーを発揮するんだなぁ。
どっからみても日本人と一目でわかる小綺麗な格好の若者だったのにね。
99年09月22日
たびTOP  
HOME