| 陽朔(中華人民共和国) |
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「桂林に行くなら陽朔に行った方がきれいだし安いよ」との言葉に流されいってみました。 桂林から川下りする際の終点になる町です。桂林へのバスもあるので便利。 とはいえ、何を血迷ったか広州から珠江を船で遡って行ったんですよ。 10時間以上まず船に揺られました。一部屋の2段に雑魚寝の船です。 一応仕切はあるけど、一人あたり幅50cmくらい。ミニゴッキーもいた・・・ 寝苦しい一晩のあと上陸。なんとそこからバスで10時間! しかもこのバスでは今までで3本の指に入る危険なめに遭いました。 ともかく陽朔についたのが真夜中12時。。。ここで降りたのは私だけ。 幸い100m程先にホテルの灯りが見えたのでとりあえずそこへ。 外国人の客が多いらしく英語で値段も書いてある安宿。 3人部屋(ドミトリー)を他に客がいないので一人で使えました。 ちょっと薄暗く蒸し暑い宿でしたが、疲れてたのでその日はそのまま寝ました。 一夜あけて、とりあえず川下りと思い、インフォメーションへ。 でも時間が合わず、それなら貸し切れば?との強引な勧めに従いチャーター。 むぅ、なんてリッチな!!! なんだか勝手にそこからガイドもついてきてしまって。 私はゆっくり川下りを楽しみたかったのに、その人が延々しゃべってたので疲れた。。。 案内してくれるのは嬉しいけど(どうも貸し切りだとガイド料込みらしい)、 静かに見たかった。なんで気疲れしなきゃいけないんだと思いつつ眺める。 ガイドの人を忘れさえすれば・・・確かに静かなゆったりとした景色。 山水画の世界です。時間が止まったような静けさの中、船はゆっくり動きます。 牛がいたり、人の動きさえ何か幻想的でした。同じ空間にいる感じがしない。 ・・・確かに暑かった。喉も乾いてた。 しかし路上で切り売りしてるスイカを食べてしまったのは間違いだった。 というよりガイドの人が勧めてくれて断りきれなかったのだが。 おかげで次の日から私のお腹具合が悪くなる(桂林でピーク)。 夕飯は近くのカフェで。ここで意外に思う人もいるでしょうが、 外国人客が多いということはそれをあてこんだ店も多いということ。 だから洋食のお店が多い。この日はパンケーキを食べることにした。 中華ばっかりたべてると贅沢な私は洋風なものも食べたくなってしまうのだ。 食べてたら、突然真っ暗になった。なぜ? どうも停電らしい。その辺一帯が真っ暗。遠くの方は灯りが見える。 中国を旅してれば、とりたてて珍しいことでもないのでそのまま食べていた。 しばらくして、また灯りがつくがすぐに暗くなる。何度か繰り返し復旧。 日本は最近停電しないよね。。。 次の日は、月亮山へ登ることにした。ガイドはこりごりだったのでレンタサイクルで出発。 樹齢数百年を越える大木のある公園をまわりつつ、ゆっくりと向かう。 バスでこの町に来たときは真っ暗で黒々とした山がとても怖かったのに、 明るい日差しの中で見る山はドラゴンボールにでてくる山みたいで楽しい。 月亮山につく。登りだす。途中変なバッジを売ってるおじさんがいた。 面白いのでパンダのバッジを買ったらふっかけられた! でも結構山の中腹までこれを持ってきたおじいさんに免じて言い値で買ってしまった。 低そうに見えるけど、急勾配の山なので登るのは一苦労。 体力が落ちてたせいもあって(スイカのせいね)、何度やめようと思ったことか・・・ そんなとき天秤にジュースをいっぱい持ったおばさんが励ましてくれた。 「大変だけどもうちょっとだよ、がんばろう」って声をかけてくれたの。 おばさんの方が荷物は重いのに・・・頑張って登りだすけど、だめだぁと立ち止まってしまう。 すると上からおばさんがまた声をかけてくれた。一緒に登ろうって待っててくれた。嬉しい。。。 山頂にやっとの思いでつくと・・・登ってよかった。仙人の気分。そんな風景が広がる。 雲の上にぽこっと山が出てるような感じ。まさに西遊記の世界だ! 月亮山の名の由来となる丸い岩から景色を覗いてみたり。ここで修行したら何かわかるかな? 途中で励ましてくれたおばさんは、山頂で飲み物を売り始めた。 見てるとどうもそんなに売れてない。高い値段にみんな買うのをやめてしまうのだ。 下で買うより3倍くらいの値段。高いけど、ここまで運ぶんだもんなぁ。。。 励ましてもらったのもあって私は水を買った。 なんとなく、おばさんとそこで世間話が始まった。 どこから来たの、から始まりいろんなこと。家族のことから簡単な経済の話まで。 「この仕事は大変、でも他に仕事ないし、しょうがないの」って言ってた。 ・・・「しょうがない」って言葉は、この国で何度聞いたろう? ちょっと複雑な気分。 でも生きるパワーに溢れてる国だから、中国は大丈夫だって思ってしまう。 日本で窒息しそうなときは、中国に行くと息ができるよ(笑)。 |
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99年09月03日
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