咲作:こなつ                        

第1話-その4   

「そうか、天気も良さそうだし千里浜のほうへドライブにでも行こうか。」
                       「うん、そうね、考えとく。」
 優介に全身を預けたまま、私は優介とのセックスの事を考える。
それは最近気づいた事だった。
エクスタシーを感じながらも、私の中には、どうしても満たされない空白があった。
それはセックスの途中から現れ、最初は小さな点だったものが次第に大きくなっていく。
その空白は、感じて声をあげる私を、影からそっと見ていた。
それを消したくて、ついあえぎ声を大きくしてもどうしても消えない。優介とのセックス
に集中したいと思えば思う程、その存在は大きくなっていく。