「夜に車を運転する時は」
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「夜に車を運転する時は」
対向車のヘッドランプで目が眩むため、左端の白線やガードレールなどに
視線を向けるようにする。
そう、習った。
しかし、である。
その晩、私の前を走っていた車は、左のブレーキランプが壊れていた。
いや、点灯しないのではなく、白いランプがむきだしになっている。
どこかにぶつけた後らしい。
はっきり言って、眩しい。
運悪く田舎の一本道で周りが暗いために余計に目が眩む。
ブレーキを踏むと、まるで真正面から車が来ているかのようだ。
おまけにヤツはすぐブレーキングするのである。
カーブはもちろん、対向車とすれ違う時まで急激な減速をする。
いきおい私までブレーキを踏むはめになるから、少し離れて走ろうとした。
すると、今度はハイビームでのバックアタックが来たのだ!
「勘弁してよぉ。悪いのはあいつなんだよー」
と車内で叫んでも後続車に届くわけはなく。
こうなるとどこを向いても眩しい白の世界で、よくも事故らんものだと我ながら笑えてくる。
後から考えれば、さっさと道路脇によけて白の世界から逃げればよかったのだろうが、その時の私は意地になっていた。
結局目的地に着く二分前までそいつの後ろを走り続けてしまった。
疲れた。
教訓:移動は明るい内にしよう
もどりますか?