話「こまっしゃくれたキ」



いつの世にも自分はエライと思い込んでる「こまったさん」はいるもので。
今回は、そういう話。

私は小学生の頃、都内のマンションに住んでいた。
ある日、学校から戻ると、なんか「ものものしかった」。
パトカーやら何やらが駐車場に停まっている。
「ん?事件かな。」
好奇心いっぱいの私はパトカーに近寄ってみる。するとそこには、なんと「渡 哲也もどき」がいた。その頃よく見ていた刑事ドラマ「西部警察」のロケが行われていたのだ。「もどき」はスタントマンさんだった。
私はスタントマンさんにサインをねだり、上機嫌にさせて誰がどこにいるか聞き出した。
6階に渡 哲也、その近辺に苅木俊介(わかります?海坊主みたいな人←失礼)そして館ひろしもどっかにいるとのこと。うお〜、捜せ〜!!

まず海坊主(だから失礼だってば) 発見。サインをもらい、握手をする。
テレビで見たまんまの、いかついおじさん(ごめんなさい)だった。
そして、おお大門さん:渡 哲也を見つけた。が、なんか気が立ってるみたいで、無愛想。
「今はダメ」とか言われちゃって。ひえ〜ん。いいもん、館さんに行こう。

館ひろしは車の中にいた。恐れを知らない私は窓をノックして「開けさせた」。
「サインちょーだい。」
「いいよ、なんて名前?」
おーっ、館ひろし、イイ男だ。
「めだま」と答えると彼は「to……」と書き始めた。
すかさずめだまちぇーーーーーっっっっく!
「私の名前は、め・だ・ま!まちがえないでよぉ」
館ひろし、サングラスを外して鼻で笑いながら
「あのね、これは○○ちゃんへ、っていう英語なの!」
と教えてくれた。
そんなん、わかるかーーーーーーーい!!!
ああ、でもないすガイだった。

さあ、残るは大門くん、君だけだ!
マンション内くまなく走り回って、やっと発見。テキも観念したとみえてサインをしてくれた。しかし私はさらに握手を求めた。渡 哲也は手を出してくれたが、あの革の手袋をしたままだった。
ここでめだまちぇーーーーーーっっっっく!
「握手はー、手袋をぬいでするものですーっ。」
苦笑する渡 哲也。

ここで私の記憶は急に切れてしまう。
このあと、結局手袋を外してくれたのか否か、全く覚えていない。
渡 哲也さん、覚えてたら教えて下さい。

(うーん、オチがない。)





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