異種格闘技編
竹海 直人(たけみ なおと)
キックボクシング選手。ストイックな性格、求道的な精神から、「キックの武蔵」
と呼ばれています。九十九に触発され、タイへの遠征を投げうって大会に参戦。
「闘いの中に何があるのか」を見るために闘いの中に身を置き、Aブロック一回
戦で九十九と対戦しました。九十九との闘いにおいて、繰り出す全ての技を凌が
れながらも「生涯最高の蹴り」を放ち、その満足感こそが自らの求めていたもの
と悟りました。九十九の「指穿」「蛇破山」を受けながらも、グローブを外さず
キックボクサーの誇りを貫き、立ったまま気絶し、敗退しました。大会後は惜し
まれつつも引退し、若手の育成に尽力します。
ライガー剛(らいがーつよし)
キック、パンチに関節技、投げを加えた新興格闘技「シュートボクシング」主宰。
非常な苦労をして、シュートボクシングを興業として根付かせました。自らの衰え
を悟り、新時代を担う人材として羽山を育てていました。羽山に多大な期待をよせ、
九十九との対戦に破れ激しく傷付いた羽山を思うあまり、涙ながらに九十九に詰め
寄りますが、羽山を「獅子」と讃える九十九の言葉で、彼等の闘いの素晴らしさに
気付きました。
羽山 悟(はやま さとる)
シュートボクシング選手。入門時、その才能に惚れ込んだライガー剛が涙を流した
ほどの天才児。師匠への心遣い、シュートボクシングへの思いから、大変心優しい
青年であることがわかります。Aブロック一回戦ではテコンドー選手村井を回し蹴
り一撃で倒し、二回戦で九十九と対戦。かつてパンチで対戦相手を再起不能にして
しまい、以来パンチを封印していましたが、九十九との闘いにはグローブも着けず、
本気で挑みます。が、九十九の「牙斬」を受け拳を負傷。満身創痍になりながらも
シュートボクシング、ライガーへの思いで立ち上がり続け、それに応えた九十九の
「雷」により失神、敗退しました。管理者お気に入りキャラの一人です。アメリカ
編の冒頭で、アリオスと対戦し、敗退しています。
村井(むらい)
テコンドー選手。柔らかい体から繰り出す蹴りが売りでしたが、羽山に破れました。
大木(おおき)
シュートボクシング選手。ホーク級一位だそうです。九十九の道場破りの相手をし、
5分もたずに敗退したようです。これを機にライガーは羽山の参戦を許可しました。
飛田 高明(ひだ たかあき)
真日本プロレス所属プロレスラー。真格闘王と呼ばれます。身長2メートル、体重
120kgの体格から生まれるパワーに加え、一流の空手技、超一流の関節技を誇
ります。ショーではない、本物の格闘をプロレスに求め、対戦相手を病院送りにし
謹慎処分になっていた所に九十九の存在を知り、クビを覚悟で大会に参戦。Aブロ
ック一回戦では空手家斎藤を回し蹴り一撃で撃破。二回戦ではアマレスの高山をジ
ャーマンスープレックスで撃破。プロレスの神様、フランク・クラウザ−をして、
パーフェクトと言わしめるその強さは本物で、2発の虎砲を受けながらも倒れませ
んでした。常に8割ほどの力で闘ってきた彼でしたが、九十九との闘いでそのリミ
ッタ−を外され、全力をもって九十九に迫りました。互い打撃技、関節技全てを駆
使した、死力を尽くした闘いのなかで、腕と引き換えに九十九の肋骨を破壊します
が、九十九の「龍破」により頸動脈より出血、それを止血しようとする九十九に、
自ら敗北を宣言しました。職を失い、闘いのためにのみ生きる飛田もまた、「修羅
の門」をくぐった一人でした。大会後は自らの格闘団体「RWF」を興し、新たな
闘いの場に身を投じていきます。
フランク・クラウザー(ふらんく くらうざー)
アメリカにおいて「プロレスの神様」と賞される男。飛田の師匠であり、かつて徹
心に闘いを挑み惜敗した経験をもちます。彼もまたショーマンシップを嫌い、本物
の格闘をプロレスに求め、干された過去をもつ真の格闘者です。なぜか日本語が達
者で、試合前の九十九を訪問し、九十九を「ミラクルボーイ」と賞賛しました。ア
メリカ編では九十九のサポート役として活躍します。
片山 右京(かたやま うきょう)
実戦空手道場「鬼道館」ナンバー1。少年時代に、不良学生に絡まれ、逆に彼等に暴
行を加えようとしているところを、鬼頭館長にスカウトされました。氷の貴公子と呼
ばれ、一見してファッションモデルと見紛うほどの美貌をもちますが、空手の実力は
海堂をも凌ぐほどの天才。あまりの才能故に対等の相手に巡り合えずにいましたが、
九十九に触発され、大会出場します。汗を流すことを嫌い、修練などしたこともなか
った彼ですが、九十九との対戦のため、「菩薩掌」という必殺技を会得し、大会観客
を戦慄させました。一回戦では空手家の神谷を回し蹴りで瞬殺。二回戦では空手家秋
山に菩薩掌を使い、再起不能のダメージを与えました。九十九との闘いでは、圓明流
の技をことごとく破り終始九十九を圧倒します。そして、一撃めの菩薩掌により九十
九をパンチドランカー状態に追い込みました。が、二撃めで技を見切った九十九の虎
砲を受け、一度はマットに沈みます。その闘いの恐怖が彼の悟りを開かせ、無我の境
地にまで至り九十九と闘い続けました。しかし、その「神の領域」の右京をも上回る
九十九の「修羅」の前に敗退しました。女性ファンの「右京さまぁ」の声援が印象的
な美形キャラです。
鬼頭 達馬(きとう たつま)
鬼道館主宰。関節技、投げ技、顔面への攻撃も認めた超実戦空手を標榜し、神武館を
ライバル視します。九十九に破れた神武館四鬼龍を雑誌記事でこき下ろしますが、同
様に九十九に道場実力者を倒され、右京の大会出場を余儀無くされます。冷徹な人物
に見えますが、右京と九十九の闘いに、かつて、ただ強くなりたいと願い修行を続け
た自分の姿を見、涙を流すところも見せました。
奥寺 鉄二 (おくでら てつじ)
鬼道館ナンバー2。「狂い獅子」の異名をとり、その凶暴さで有名なようです。九十
九の計略にかかり、夜の公園で日向、久嶋とともに九十九に襲撃をかけますが、惨敗
したうえ谷山記者に記事を書かれてしまいます。
日向 高文(ひゅうが たかふみ)
鬼道館ナンバー3。「超爆(?)」のあだ名をもつ男。九十九襲撃の際には、鉄棒を
振り回し大暴れしますが、あっさり敗退。
久嶋 孝(くじま たかし)
鬼道館ナンバー4。「足技の魔術師」だそうですが、「蛇連脚」をかわされやはりあ
っさり敗退。
水本(みずもと)
鬼道館門下生。右京の菩薩掌修行の折り、瓶のコーラを買ってくるよう命ぜられまし
た。うっかりさんのようで、栓抜きを忘れていました。
秋山 虎二郎(あきやま こじろう)
「九州の虎」と呼ばれる空手家。木村が技のキレ、バネ、スタミナみな超一流と賞賛
する実力者。片山に全ての打撃技を見切られながらも、フェイントから投げを使い、
片山に菩薩掌を使わせてしまいました。頭部に大ダメージを受け、再起不能にされて
しまったようです。
不破 北斗(ふわ ほくと)
不破圓明流継承者。父、不破幻斎の許しを得、格闘技界に君臨するため大会に出場。
一回戦は不戦勝、二回戦は怪我をした相手と対戦し、実力、流派を隠したままBブロ
ック決勝まで勝ち上がり、徹心と対戦。様々な技を使う徹心を凌ぎ、「斗浪」「朔光」
などの圓明流の技を駆使し徹心を追い込みます。空手の極意、一撃必殺をかけた徹心
の正拳に対し、貫手で目潰しを仕掛け、徹心を撃破。九十九との最終戦に臨みます。
圓明流同士の闘いに於いても、勝つ事のみを身上とする闘いぶりを見せ、これまでの
試合で深手を負った九十九を追い込み、宗家たる「陸奥」を倒すべく攻めつづけます。
不破にしかない奥義「神威」を使い一度は九十九を沈めました。しかし尚も立ち上が
る九十九に、「人を殺す」ことの重さを告げられ、人を殺した経験を持つ九十九に圧
されはじめます。そして、九十九がその兄、冬弥を殺すに至った技「巌颪」を仕掛け
てしまい、九十九のなかの「獣」を目覚めさせてしまい、奥義のその上に存在する技、
「四門」のうち「朱雀」を受け、死亡してしまいます。九十九は北斗の中に、殺人者
として育てられた自分の姿を見、己の宿命を覚悟しその亡骸を抱いて去って行きます。
陸奥 冬弥(むつ とうや)
九十九の実兄。九十九とともに圓明流を学びました。15歳にして、祖父真玄の全盛
期を凌ぐ力を見せたほどの才能を持っていたそうです。しかし、優しすぎる性格のた
め、自分には殺人拳たる圓明流を継承する資格の無い事を悟り、弟の九十九の力を信
じ、本気の仕合いを九十九にしかけます。まだ真の力を発揮できない九十九に、命を
掛けた闘いを挑み、その闘いの中で九十九の本当の強さを知り、九十九の「巌颪」を
かわせず笑顔のまま、「どこまでも遠くへ行け」と言い残し絶命します。しかし、兄
冬弥を心から慕って、兄の優しさを知っていた九十九は、自分のために兄がわざと負
けたと信じ込み、その直後母が病死にいたったため、全ての責を自らに背負い、圓明
流の継承者として、殺人者として生きていく宿命を負ったのです。