渡嘉敷島
2000.7.8 〜 7.13

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2000年の夏は小笠原へ行ってドルフィンスイムをするつもりでしたが
台風3号の影響で小笠原丸の出航が2日も延期になってしまい
25時間かけて島に渡っても1泊したら帰ってこなければいけない
という、とてもとても悲しい事態になってしまったので、今回の小笠原行きは
あきらめて沖縄・渡嘉敷島へ行ってきました。もちろん目的はダイビングです!
沖縄本島へは学生の頃に行ったことがありましたが島へ渡るのは初めてでした。
渡嘉敷島は周囲約20q・人口約700人の慶良間諸島最大の島です。



  <慶良間諸島?>
 沖縄本島の西約35q。渡嘉敷・座間味・阿嘉・慶留間の有人の島と 20ほどの無人の島からなる。さらに西に行くと久米島・粟国島がある。






●7/7(金) 出発前日●

小笠原丸の出航延期が確定し、急きょ目的地を沖縄方面に変更。
安いツアーがあればそれを使って行けばいいや、と考えてたけど
さすがに前日に申しこんでオッケーな格安ツアーはなかったので
飛行機と宿泊の予約をする。
今回お世話になったのは阿波連(アワレン)ビーチにある民宿「とみ乃」。
予約の電話をしてみると
「台風4号が近づいてきてるので海に出れるかどうかわかりませんが・・・」
「もしお休みの日が替えられるのであれば次の週とかはどうですか?」
との事・・・・ウッ、また台風!?
日程は変更できない、行き先も他に思いつかない、、
まぁ、いいやなんとかなるよって決めました。
とにかくどこかに出かけなきゃ!って意地だったね。

飛行機もなんとか安めのチケットが取れて一安心。
あとは台風3号がさっさと関東を通りすぎて飛行機が欠航に
ならない事と台風4号が進路をかえてくれる事を祈るだけ。


●7/8(土)出発の日!●
台風3号は予想以上に早く関東から遠ざかり、午後には快晴になる。
とってもいいかんじ、旅気分が高まってくる。
20:30発の飛行機に乗るので、ちょっと早めに羽田に向かう。

小笠原へは私・私の友人"ニャ〜"・友人の友人"アキリン"で行く予定で、
私とアキリンは3泊、ニャ〜は帰りを1便遅らせて11泊する予定でした。

※ダイバーはご存知と思いますが、小笠原丸は週に1便しかないので
帰りを1便遅らせると帰りが1週間後になるのです。

ニャ〜はそのまま出発の遅れた船で小笠原へ、私とアキリンは顔を合わせて
3回目・初対面から4日後に旅の道連れになったのです。
成り行きってオソロシイ。

飛行機は定刻どおり離陸、23:10無事に沖縄那覇空港へ到着、
そのままタクシーで、素泊まり3500円のビジネスホテルへ向かう。
ビジネスホテルと言ったけどとてもレトロな雰囲気が漂ってて良い、
なんだか昭和初期に迷いこんだ感じ。

不安のタネの台風4号はというと、ポツッポツッと雨が降ってるくらい。
この分だと大丈夫かもしれないなぁ、ちょっと期待し寝る事に。
この日はちょうど27時間テレビをやっていた。


●7/9(日)いざ渡嘉敷へ!●

ザァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
雨音(そんなかわいいものじゃないけど)で目が覚める。やっぱりか・・・
外は暴風雨、一瞬でも期待した私が悪かった。
天気予報を見るためにテレビをつけるとまだ27時間テレビは続いてる。

渡嘉敷島へ行くには1時間10分かかるフェリーと30分で行ける高速艇
(2000年7月就航)とあるけれど高速艇はあっさり全便欠航、フェリーも
午前中の1便だけ。不幸中の幸いは前日那覇入りしたので10:00発の
"フェリーけらま"に充分間にあうこと。
9:00にチェックアウトして那覇泊港"とまりん"へ、歩いて5分。
傘を一応さしてみたけど、5分歩くだけであっという間にビチョヌレ。
こんな嵐の日に島へ渡る人はやはり少なく"とまりん"も活気がなく寂しい。
10:00ギリギリに乗船しいよいよ出発!
雨風が激しいけれど船内にいると酔いそうなので、ビショビショになりつつも
渡嘉敷につくまで甲板にいる。そんな変わり者は我々二人だけだった。

島に近づくにつれて船のあげる波飛沫が青白くなってくる、うれしいなぁ。
渡嘉敷港に着いた時が風雨の最高潮。船を降りて目の前にある
待合所に行くだけで全身ズブヌレ。
フト見ると、私達が乗ってきた船で那覇に戻る人の大行列が!
この船で戻らなければ今度はいつ戻れるかわからない、明日かもしれないし
1週間後かもしれないからね。島だねぇ。。

民宿の車で渡嘉敷港から20分ほどの阿波連ビーチにある民宿兼DS"とみ乃"へ。
入口を入るとすぐ食堂があり、個々の部屋は6畳で壁はベニヤ板っぽい。
全部で10部屋くらいある。
とっても簡単な作りで全然豪華でもなんでもないけど気に入った。オーナーは比嘉さん。

今日は確実に海には出れないので、雨の中ビーチとか近所をブラブラしてみる。
ビーチは白い砂浜が続き、パイナップルのような黄色い実をつけたアダンの木が
とても甘くて心地よい香をあたりに漂わせている。
家々の塀の角に「石富○」(←最後の一文字なんだったっけかな・・・)という
表札のようなものがついてる、最初は「石富○」さんの家かな?と思ったけど、
ちょっと違うみたい。帰って聞いてみると家のお守りみたいなものだそうだ。

ブラブラしてたら一日が終った。とても美味しい夕飯を食べたあと、泡盛を少し
ご馳走になって、波の音(荒れた海の音)を聞きながら寝ることに。

●7/10(月)渡嘉敷2日目●
目が覚めると昨日の嵐がウソのような晴天!でも、まだ波が高いので海には
出られないそうだ。しかたがないのでビーチや近所を散歩する。
ゴハン食べて昼寝して、おやつ食べてまたウツラウツラして・・・・
まるでおばぁちゃんちに行ったときみたいにとってものんびりした一日。
近くに漁港があるので行ってみた、小さな魚が泳いでいるのが見える。
海に飢えた私にはとてもきれいに見えてシュノーケリングがしたくなる。
比嘉さんに話すと
「あそこでシュノーケリング?!みんな汚いって言ってるさぁ〜」と笑われる。
あれで汚いの??海への思いが一段と募ります。

明日の海に期待しておやすみなさい。


●7/11(火)渡嘉敷3日目●
良い天気。朝食前にビーチに行くと、浮輪貸しのオバちゃんが開店準備をはじめてるっ!
今日は海に出れる!?うれしい。午後から海に出るとのことなので、はやる気持ちを押さえつつ
午前中はビーチでシュノーケリング。
台風で舞上がった砂はまだ落着いてないので多少にごってはいるけれどキレイ!
浅いところにいきなりクマノミやカラフルな魚がいるのに感激。
"水にぬれても写るんです"でバシャバシャとりまくる。
魚はモチロン私のためにじっとしてくれないから、今だ!と思ってシャッターを 切ってもヒュッっとどっかに行ってしまう、水中写真はムツカシイんですね。
お昼ご飯を食べていよいよ出発!今日のポイントは海人(ウミンチュウ)。
とみ乃の船の中で一番大きな"七星丸"に乗って20分くらいだったかな・・?
このボートがまた気持ちいい、空・海・太陽!気分爽快!もぉっサイッコ〜生きてて良かった。

台風4号のおかげか今日はわれら二人と体験ダイビングのお客さんの3人しかいないので
ボートは貸しきり状態、ファンダイビングも1本目はガイドさんと
私のマンツーマン。なんて贅沢なんでしょう!!
アキリンはダイバーになるため講習を受けるので海の中では別行動、それにしても
こんなスバラシイ海で講習受けるなんて、とても贅沢だ。

日付 7/11        【24】
潜水場所 海人(ウミンチュウ)
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 30℃
水温 28℃
水深 ↓最大・・・22.5m
→平均・・・11.8m
透明度 15〜16m
エントリー 13:43
エキジット 14:26  (38分)
さかな達 ・ウバメウオ
・ハマフエフキ
・トウアカクマノミ
・カスミアジ
・ハナミノカサゴ
・サザナミフグ
・ハリセンボン
・ヨスジフエダイ
・アオチビキ
・ヒメオニオコゼ
・ミツボシクロスズメダイ
・トビエイ(を見たらしい)
感想 海が明るくあたたかい、どこまででも見えそうな透明な海に感激。
まず最初に"なんだあいつはっ!?"と驚かされたのはツバメウオ。超デカイ。
海もあったかいし、そりゃ魚もあんなに大きくなっちゃうわよねぇ・・・。
と自分一人で納得した。
トウアカクマノミは3〜4匹いて、私が近づこうとすると一番大きいのが うしろにいる家族を守るようにして向かってこようとする。とても愛らしい。
ミツボシクロスズメダイは自分のテリトリーに私のフィンがはいると"出て行けっ!!" とばかりに体当たりしてくる。ここの魚は強いのね、と感心した。
ちっとも人間を怖がっていないように見える。
見るもの全てが私には珍しいので、途中でガイドさんが一生懸命に指をさしたときも あぁ、あの魚珍しいなぁ、きれいだなぁと思ってた。(何を見てそう思ったのかは忘れてしまった) 宿に戻って夜ログ付けをしてるときに「今日、トビエイみたでしょ、すごかったね」って 言われたけど、私にはさっぱり記憶がナイ。一生懸命指差してた時がそうだったらしい もったいないことをしてしまった。。。こういうのってよくあるよね。


日付 7/11        【25】
潜水場所 海人(ウミンチュウ)
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 30℃
水温 28℃
水深 ↓最大・・・7.7m
→平均・・・4.4m
透明度 15〜16m
エントリー 15:23
エキジット 16:13  (50分)
さかな達 ・オトヒメエビ
・タカサゴ
・イラブウミヘビ
・ヘラヤガラ
・スジアラ
・ナンヨウハギ
感想 2本目は体験ダイビングの人と一緒だったので深さはあまりないけれど ソーセージで魚に餌付けをした。餌付けって魚が寄ってきて楽しそー!って思ってたけど、 実際はウジャァ〜〜〜って周りが見えなくなるくらい 魚に取り囲まれ、指をかむやつもいたりして、想像とは違ってた。 一緒に潜った体験ダイビングの"ハルヒコ"はサミット前で警戒の厳しい那覇で、気づかずに首里城の出口から 入ってしまい、ひととおり見物して出ようとしたところを警察につかまり厳重注意を 受けたという面白い浪人生で、彼はダイビングというのは一度潜ったら進み続けるものだと 思っていたらしく、一人でドンドン先に行ってしまおうとするので私とガイドさんはついて行くのに 必死だった。途中からは彼のタンクにつかまり、"人間水中スクーター"状態だった。 ガイドさんはこの"人間水中スクーター"がとても気に入ったらしく海からあがったあとも、夜のログ付けの 時もずっと「こんな人はじめてだよぉ〜」と楽しそうに笑ってた。


2本目が終りシュノーケリングしたりして水面でプカプカしていると、
講習を受け持っていたイントラのあやさんが突然「ウミヘビッ!」と叫んだ、
見てみるとホントに下の方に細長いのが泳いでる。
あっというまにあやさんは潜って行ってしまい、何するのかと思ったら
ウミヘビの尻尾をつかもうとするじゃん、驚いたウミヘビはいきなり方向を変えて
私の方に向かってくるじゃないっ、ひょえぇぇぇぇ〜〜〜〜!やめてけれぇぇぇ!!
ウミヘビはそのまま一目散に逃げていったけど心臓が止まるかと思った・・・・。

民宿に帰ると、お客さんが増えており夕食は賑やかだった。
2週間くらい沖縄本島や宮古島を旅してる男の人、飛行機の手配だけして
あとはゆきあたりばったりの旅をしてる人、首里城に出口から入って
警察につかまった人・・・。いろんな人がいるね。面白いね。
ちょうど"ガチンコファイトクラブ"をしていてその話で盛り上がった
「何かが起こるっ!って見せてひっぱるだけひっぱっておいて、
次週に続いちゃうんだよねぇ〜」ウンウン、みんなやっぱりそう思ってたのね。



●7/12(水) 渡嘉敷4日目!●
今朝は6時に起きて展望台に行ってみる、朝日が水面に反射して美しい。
今日も天気が良い。残念に思ったのは、昨日の夜誰かがビーチで酒盛りをしたんだろうけど
ビールの空き缶が4つも転がっていたこと。この海を見ていたら絶対そんなことできないと
自然に思うのだけど、そうは思わない、思えない人達もいるんだなぁ、悲しい。
朝ゴハンを食べて、ビーチで少しシュノーケリング。
今日は午前中1本・午後2本

日付 7/12        【26】
潜水場所 アカヤ下
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 31℃
水温 28.3℃
水深 ↓最大・・・18.9m
→平均・・・9.3m
透明度 25m
エントリー 10:54
エキジット 11:44  (50分)
さかな達 ・ダンゴオコゼ
・ウミウシカクレエビ(バイカナマコの裏側にくっついている)
・ハタタテハゼ
・クレナイニセスズメダイ
・アカククリ
・ツユベラ(yg)
・アカハチハゼ
・ウミウシの卵
・クロユリハゼ(yg)
感想 ガイドさんはアヤさん。今日の海は現地のガイドであるアヤさんも「キレイッ!」という くらいに透明度がよい。ポイントに到着して、さっそく海の中を見てみる。青い海の底一面に珊瑚。 "○☆△〜〜!!!"あまりの美しさにわけのわからない言葉を叫ぶ。 ウェットを着て海の中へ、まずアヤさんが教えてくれたのが「いつも仲良しでペアでいることが多い、ハタタテハゼ」「アイシャドーみたいに目の回りが青い」サラサラっと書いてくれるので見るポイント がとてもわかりやすい。それにしても、何百何千と潜っている人は水中でも陸と同じ感覚で動けるらしく、アヤさんの動きがハヤイこと、目の前にいたと思ったらあっという間に後ろに行ってたり。 アレ?アレレ?とキョロキョロしてしまう。 そうやっていると、なんだか口元がチクチクする、なんだろうと思ったら"ニセクロシジキンポ" に唇をつつかれてる、追い払っても追い払ってもあきめずにつついてくる・・・・うるさぁ〜〜い! この魚はホンソメワケベラの擬似種で有名だそうだ。 昨日のツバメウオに似てるのがアカククリ、図鑑で見るとアカククリはツバメウオに比べると 少し顔がとんがってる。渡嘉敷に来て名前を覚えた魚が一気に増えた。


日付 7/12        【27】
潜水場所 アリガーケーブル
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 31℃
水温 28.2℃
水深 ↓最大・・・24.2m
→平均・・・14.4m
透明度 25m
エントリー 13:43
エキジット 14:30  (42分)
さかな達 ・ガーデンイール
・スカシテンジクダイ(キンメモドキ)
・オイランヨウジ
・タテジマキンチャクダイ(yg)
・ショウグンエビ
・アカスジモエビ
・ベンテンコモンエビ
・ソリハシコモンエビ
・セジロクマノミ(卵も見た)
・ミナミハコフグ(yg)
・グルクマの群れ(水面近く)
・カマスの群れ
・ハナゴンベ
・ヒレオビウツボ
・キンセンイシモチ(産卵一日目くらい)
・ヨスジフエダイ
・ノコギリダイ
・アオスジテンジクダイ
感想 なんでこんなにポンポン珍しい魚が出てくるの!?ってくらいに感激の連続。 最初に出迎えてくれたのが"ガーデンイール(ちんあなご)"みんなで 砂底から体を伸ばしていた。私が見たときはそれぞれが好き勝手な方向を 向いていたけれど、潮の流れがあると流れてくるプランクトンを捕らえるために みんなで同じ方向を向いてるのだそうだ、名前の"ちん"は犬のチンと顔が似ているのが理由。 "タテジマキンチャクダイ(yg)"は夜店で売られている"ヨーヨー"みたいでかわいい。 魚はそれぞれにいろんな表情をしていて見ていて飽きないし愛らしいと思える。 安全停止をしているときに水面近くでプランクトンを食べている"グルクマ"の群れを見た。 みんなでいっせいに口をぐわぁぁぁ〜っとあけてグングン泳ぎまわる、 そして普通に泳いだあとにまたぐわぁぁぁ〜って口をあけてプランクトンを捕らえている。 面白いものを見た。


日付 7/12        【28】
潜水場所 スン崎
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 31℃
水温 28.2℃
水深 ↓最大・・・19.2m
→平均・・・10.4m
透明度 20m
エントリー 15:20
エキジット 16:05  (45分)
さかな達 ・カンパチ
・イソバナにくっついてるイソバナガニ
・リュウキュウウミシダ
 ウミシダヤドカリ  ウミシダウバウオ  コマチコシオリエビ とかが隠れている ・ウミウチワ
・アカモンガラ
・モンガラカワハギ
・ウミガメ
感想 午後2ボート目。ガイドさんとマンツーマンのファンダイビング。 スン崎はあまり人がこないけれど自分の好きなポイントのひとつだとアヤさんは言っていた。 ここで印象的だったのは"アカモンガラ"、体は青一色の魚なんだけど口をあけると歯が赤いから この名前がついてる。途中の岩場で一匹の"アカモンガラ"が歯をむいて私を威嚇してくる。 威嚇してくるけど、やっぱりコワイらしくススッと後ろにひく、だけどまた向かってくる。 これの繰り返し。歯をむかれて「アッ!ホントに歯が赤いんだぁ〜♪」ってうれしかったけど しつこいもんだから「なんだよ何がしたいんだよぉ〜」とちょっとムカツイタ。 この光景を上から見てたアヤさんはおかしそうに笑ってる。 あとで聞いたら、多分卵があるから守ろうとしたんだよ、って。ナルホドね。 珊瑚はあいかわらず一面に広がっている、その中でもひときわ大きなテーブル珊瑚が あり海の中で存在感を放ってる。自然に形作られたものってホントに美しいと思えた。 最近ではあんなに大きいテーブル珊瑚は珍しいそうだ。 安全停止をしている時にアヤさんが指差した。見てみるとな、なんと憧れの"ウミガメ"が 悠然と泳いでいる、思わず「おぉ、ウミガメだぁ!!」と叫んでしまいました。 そんなことちっとも気にならない様子でウミガメはゆったりゆったりと 海のかなたへと消えて行った。最後の最後で見られるなんてラッキィ〜♪


小笠原ではウミガメの刺身を出すお店があり、なかなか美味しいと聞いたので
比嘉さんにそのことを話したら「このへんの人、特に漁をする人はウミガメは
自分たちを守ってくれる存在と思っているからから食べることはモチロン、
殺したり傷つけたりは絶対にしない」って。
昔一度だけ船のモーターでウミガメを巻きこみ殺してしまったことがあったらしく
その船は縁起が悪いのですぐに手放した。その船の次の持ち主になった人が
漁に出て嵐にあい、そのまま行方がわからなくなってしまったそうです。
嵐に遭って行方知れずになったこととウミガメを殺した船に乗っていたことに
関係があるかどうかはわからない、単なる偶然かもしれない。
でも、そういうことを根っこに持って生活しているってステキなことだと思った。
自分がそういう生活とは無縁の生活をしてるから余計にそう思うんだろうな。

ポイントまで行くボートから遠くにうっすら見える島があるのだけど、
その中に"渡名喜島"というのがあって、その島は今でも道路が舗装されてなくて
白い砂の道が続き、家の石垣も大きな珊瑚を組んでいたり、昔ながらの作りの
家が残っていて、とても雰囲気が良いそうで、比嘉さんも「自分が小さかった
頃は渡嘉敷も、今のトナキみたいな風景だったんだよ。ブロック塀にしたり
道路を舗装することはとても簡単なことだけど、一度してしまったものを
もとに戻すのはとっても難しい、できればずっとあのままで残して欲しい。」
と絶賛していた。私も次回沖縄に行くことになったらぜひ足を伸ばしてみよう。
比嘉さんの子供の頃の話しは聞いててとても楽しいし、話す比嘉さんもとっても
ウレシそうに話す。タイムマシーンにのって今以上に自然がいっぱいだったころの
渡嘉敷に来てみたいと思う。



●7/13(木) 渡嘉敷最終日●
今朝もいい天気!早めに起きて散歩する。渡嘉敷に来てからとても規則正しい生活をしてる。
美味しいもの(それはけっして贅沢なものではなく普通のものがとても美味しい)
を食べて海漬けの生活をして、アァ〜シアワセェ〜。
今日は夜、飛行機に乗るので午前中に1本だけ潜る。

日付 7/13        【29】
潜水場所 男岩(ウガン)流れやや強し・ドリフト
スーツ ウェット3mm ウェイト5`
気温 31℃
水温 28.2℃
水深 ↓最大・・・23.5m
→平均・・・13.8m
透明度 20m
エントリー 10:05
エキジット 10:40  (35分)
さかな達 ・カスミチョウチョウオ
・ハナヒゲウツボ
・ガラスハゼ(と卵)
・ウミシダにくっついてるコマチコシオリエビ
・グルクンの群れ
・シテンヤッコ(まろ)
感想 遠くからとんがった岩が見える、あれが今日のポイントのウガン。
沖縄本当からきているボートもいたり、今までの中では一番人が多い。
今日は講習を終えたあきりんの記念すべき初ファンダイビング。それが
いきなりドリフトダイビングとは。。ヘッドファーストで潜るのだけど
私はまだなれないので耳抜きがうまくいかない。ちょっとストレスを感じるが
しだいに気にならなくなってくる。
中層あたりにカスミチョウチョウオが舞っている、ホンソメワケベラにクリーニング
してもらっているときは体色が黒っぽくなるらしい。う〜〜〜ん、そんな姿も見てみたい
ハナヒゲウツボを見ることができた、普段は"あ、またおまえか・・・"と思って
しまうウツボでもこれなら見てて楽しい。
途中とても流れが強く岩にしがみつきながら進むところもあったけれど
岩が水面まで続き、ポイントの名のとおりダイナミックで力強い光景に満足。


ダイビングはあっという間に終ってしまう。民宿に帰ってきて比嘉さんに車で郵便局に
連れて行ってもらう、その途中に白い家があったんだけど作家の灰谷健次郎さんの
別荘なんだそうだ、私は彼の「太陽の子」読んだけれどとても良かった。渡嘉敷に
住んでいると聞いたことがあったけれどここだったのねぇ。
緑があふれ畑があり、花が咲き、車も東京では考えられないくらいにノンビリと走る
島の道は狭く追い越しなんかできないけど、後ろに車がいても知り合いにあえば平気で
車をとめて世間話をする、後ろの車の人もしょうがないなぁ〜って待ってあげる。
郵便局で無事お金を手にして帰ってくる、青い空が広がっている、渡嘉敷に着いた
日のあの嵐がウソみたい、晴れて本当に良かった。渡嘉敷に来て本当によかった。

16:00発の"フェリーけらま"に乗るため渡嘉敷港へ。待っている間にあきりんが
自分のTシャツを買うついでに私のも買ってくれた、ラッキー!
那覇に戻ってみて車の多さに驚いた。人も多い。
暑さの種類も違うように思える、こんなんで東京に帰れるのかと少し心配。
国際通りで早めの夕飯を食べる、私が食べたのはアダンソバ、上にラフテーが
のっていて美味しかった、国際通りは渋谷とかと変わらない。
島に渡ってのんびり過ごして良かったとあらためて思う。タクシーで空港へ向かう。
このタクシーのオジチャンがまた面白い人だった、休みの日は仲間と
バーベキューをしたりサンシンをひいたりして島唄をうたうのよぉ〜と
一生懸命に自分の話しをしてくれる。実際に島唄も歌ってくれた。

JALのカウンターに行ってみると、鳥が飛行機のエンジンに入りこんでしまった
ために予約していた飛行機が欠航になってしまったそうだ・・・えっ!?そうなの!
最後の最後、安心しきってたところにそんなどんでん返しがあったなんて。
だけどJASの飛行機に乗れるそうで、予定より30分くらい早めに出発する
ことができた。まぁラッキーだったかな。

東京に無事着きました。モノレールに乗っている間に見えるコンクリートだらけの光景は
自然豊かな渡嘉敷から戻ってきた私にはとても生活する場所には思えず、またすぐにでも
島に帰りたいと思った。


渡嘉敷島での出来事を書いてみました。
書いてるうちに"あぁ、あれもあった、これもあった"と いろんなことを思い出して、ダラダラと長くなってしまいましたが、 最後まで読んでくださった方がいたらありがとうございます。 他の慶良間の島に行ったことはないので比較はできませんが、渡嘉敷は自然も人も 本当にステキなところです。自然と田舎が好きな方はぜひ行ってみてください。
私は絶対にまた行きます!