| 2.ダイヤモンドシティテラスの外観
JR伊丹駅を降りて、高架の改札を右に出ると、すぐ陸橋が見える。その陸橋の向こう側が、ダイヤモンドシティテラス(以下、テラス)だ。
駅から出てきて目に飛び込んでくるのは、大変近未来的な雰囲気を備えた、圧倒的な大きさの建物の存在だ。これだけでも、ここに来て、ここがきっと楽しいところなのだろうと想像させてしまうからすごい。
まずポイントは、駅からの橋が、ちょうどテラスの中央部に流れ込むように、曲線を描いてつながっているところだ。橋はシルバー調に水玉のような形の模様が描かれたデザインで、景観に統一感がある。とてもきれいに奥までつながっているのがわかる。見事なまでに、JR伊丹駅とテラスがしっかりと直結していることを表現≠オている。
次に、テラスの中央部。半円形のデッキ、テラスの大屋根と、横長に大きく張り出た建物の外観は、まるでここから飛行機が発着しているかのように思わせる。偶然にも、テラスの近くには伊丹空港(大阪国際空港)がある。どうせなら、滑走路をテラスまで伸ばしてターミナルビルにしてもおもろかったな…途中に猪名川あるしムリな話だけど。(^^;)
JR伊丹駅側の建物の外側横にエスカレータがあり、段々状に2Fから4Fまで上がれるようになっている。エスカレータの横はガラス張りだが、通常のガラス張りと少し異なり、エスカレータのある空間部分だけが張り出たような感じになっている。エスカレータの上を見上げると、吹き抜けの大きな空間。その空間の中に、シルバーの柱が数本、上の大屋根まで突き抜けるように伸びている。 細かなところだが、テラスの設計に関するこだわりが伝わる部分である。
建物の配色については、シルバーを基調に、ところどころに緑の配色が見られる。ジャスコ部分の配色が薄いタテジマになっているのが少し気になるくらいで、近未来的なのに落ち着きがある。陸橋の脇に、屋外型のエレベータがあるのだが、これなどシルバーをベースに両脇の壁部分にイエローの配色が施されていたりする。
あと、あちこちにテラスのロゴが目立つ。これだけあると、ホントすぐに名前を覚えてしまいそうだ(笑)。ジャスコの看板もあるので、何が各店舗なのかもすぐわかる。常連の人なら、ジャスコが入っていることで安心感もあるだろう。もっとも、建物の統一感からいうと、ジャスコなどの看板は控え目でもよかった気はするのだが…。
テラスの駐車場は、全体で2600台駐車できる。青空駐車場もあるが、メインは立体駐車場である。ただ、立体駐車場部分の外観だけは、通常の大型スーパーとさほど変わらず、ちょっと残念。立体駐車場のデザインだけなら、まだ南欧風の外観を生かして建物と一体化させているvisolaのほうがマシな感じがする。
立体駐車場部分が大きくむき出しになっているので、猪名川に向いているその立体駐車場の外観自体が、少しテラス全体としてバランス的に重たい気がしてしまう。JR伊丹駅側の外観が大変素晴らしいだけに、この部分だけが実に惜しいところだ。ただし、立体駐車場の柱など、配色は統一感が見られているので、安っぽさなどは感じない。
周辺には、道路に沿って木々が植えられている。ジャスコを運営するイオングループでは、「イオン ふるさとの森」というプロジェクトを行っていて、店舗周辺の自然環境に適した本物の森を想像することを目的に、積極的な植樹活動をしているんだそうだ。あいにく、テラス周辺の植樹はオープンから日が浅いこともあってまだまだ小さいが、10年くらい後には、緑に囲まれたテラスの外観を目にすることが出来るかもしれない。こうした企業活動については、他の企業も見習って欲しいところである。
全体的には、テラスの近未来的外観は、伊丹の街とうまく調和した、そして丁寧に計画されて作られたことが伺えるだろう。
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