「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)…」と 法華経(ほけきょう)を かいた 遺竜(いりょう)は、 ふらふらと ごてんを でました。 どこを どう とおったのか わかりません。 いつのまにか おとうさんの おはかへ きていました。
「おとうさん、遺竜(いりょう)は たいへん もうしわけないことを いたしました」 おはかに すがりついて、三(みっ)か三(み)ばん ないて ないて なきあかしました。 しんだように たおれていると、 とつぜん ゆめの なかに、 めが くらむような ひかりが さしてきました。