散文


★この手につかめるもの★


自分が自分でわからなくなるとき。

そんなことってあるのかな。

私は、怖いくらいにいつも自分を感じてる。

いつも。ここにあるのが自分。

楽しいと感じるときも、悲しくて泣いてるときも、

自分で自分がわからなくなってとまどってるときも。

心臓の鼓動がいつも脈打つように。

体温を確かに手のひらに感じるように。

鏡を見なくても自分はいつもそこにある。


何もわからなくなっても、自分だけは見失えない。自分はここにあるから。

ここにあるそれこそが自分だから。


そうやっていろんなことを考えてるもの自身が自分なんだよ。

真理とか理想とか追い求めるとき、何を見てるの。

ほんとはどこに行きたいのかなんて考えてる?


自分は自分。厳密に他人になんてなれはしない。近づくことしかできない。

それがたとえ叶わない永遠の希望(ゆめ)でも。



private topへ