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其の七、代名詞・・・フランス語やドイツ語に近いかも
基本範囲も一つの山を越えたと言っていいでしょう。
今日は代名詞編です。フランス語やドイツ語など、他のヨーロッパ言語を学んだことのある方なら、ロシア語の代名詞の分類もわかりやすいと思います。
逆に、英語とは若干違う部分もあるので、注意が必要です。ロシア語の代名詞には、私/私たち/あなた/あなたがた/彼/彼女/それ/彼ら(彼女ら・それら)の8種類があります。
例によって、表でまとめてみましょう。
(1)人称代名詞
単数(主格) 複数(主格) 1人称 я(や:私) мы(むい:私たち) 2人称 ты(とぅい:君) вы(う゛い:あなたたち、あなた) 3人称 он(おん:彼)
она(あな:彼女)
оно(あの:それ)они(あにー:彼ら/彼女ら/それら) 特に注意すべきは2人称でしょう。
тыは、友達や家族など、極親しい間柄の時に、きみ、お前、あんたなどのニュアンスで使われます。また、выは複数2人称の他、目上の人など、尊敬すべき相手に使います。
例えば、親子関係はお互いтыで、先生は生徒に対してты、生徒は先生に対してвыを使います。以下、この格変化です(ここでもあるんですよ・・・)。
単数 1人称 2人称 3人称 主格 я ты он/оно она 生格 меня(みにゃ) тебя(ちびゃ) его(いう゛ぉ) её(いーよ) 与格 мне(むにぇ) тебе(ちびぇ) ему(いむー) ей(ぃえい) 対格 меня тебя его её 造格 мной(むのい) тобой(たぼい) им(いむ) ей 前置格 мне тебе нём(にぇむ) ней(にぃえい) егоは、гという字が本来の発音、「ぐ」ではなく、いーう゛ぉと、「う゛」の音になります。
複数 1人称 2人称 3人称 主格 мы вы они 生格 нас(なす) вас(う゛ぁす) их(いふ) 与格 нам(なむ) вам(う゛ぁむ) им(いむ) 対格 нас вас их 造格 нами(なみ) вами(う゛ぁみ) ими(いみ) 前置格 нас вас них(にふ) いろいろな規則性があります。
例えば、生格と対格は人称代名詞によって区別できません。つまり、同じと言うことです。
また、複数の1人称と2人称は、最初の一文字だけの違いで、後は全て同じ・・・などです。(2)所有代名詞
次に、所有代名詞「誰々の」です。
はじめに、мой「私の」、твой「君の」、свой「自分の」をまとめましょう。そして次にнаш「我々の」ваш「あなたの」です。
男性・中性 女性 複数 主格 мой(もい)・моё(まよー) моя(まや) мои(まいー) 生格 моего(まぃえう゛ぉ) моей(まぃえい) моих(まいーふ) 与格 моему(まぃえむー) моей моим(まいーむ) 対格 мой・моё
моегомою(まゆ) мои
моих造格 моим(まいむ) моей моими(まいーみ) 前置格 моём(まよむ) моей моих
男性・中性 女性 複数 主格 наш(なーしゅ)・наше(なーしぇ) наша(なーしゃ) наши(なーし) 生格 нашего(なーしぇう゛ぉ) нашей(なーしぇい) наших(なーしふ) 与格 нашему(なーしぇむー) нашей нашим(なーしむ) 対格 наш・наше
нашегонашу(なーしゅー) наши
наших造格 нашим(なーしむ) нашей нашими(なーしみ) 前置格 нашем(なーしぇむ) нашей наших はじめの3つは、мをтв、свに変えると、それぞれ「君の」、「自分の」になります。同様に後者2つもнをвに変えて、「あなたの」になります。
(3)指示代名詞
ここでは、этот「これ、この」、тот「それ、その」について、まとめてみます。
男性・中性 女性 複数 主格 этот(えたっと)・это(えた) эта(えた) этй(えち) 生格 этого(えたう゛ぁ) этой(えたい) этйх(えちふ) 与格 этому(えたむー) этой этйм(えちむ) 対格 этот・это
этогоэту(えとぅー) этй
этйх造格 этим(えちむ) этой этйми(えちみ) 前置格 этом(えたむ) этой этйх
男性・中性 女性 複数 主格 тот(とっと)・то(と) та(た) те(ちぇ) 生格 того(たう゛ぉぁ) той(とい) тех(ちぇふ) 与格 тому(たむー) той тем(ちぇむ) 対格 тот・то
тоготу(とぅー) те
тех造格 тим(ちむ) той теми(ちぇみ) 前置格 том(とむ) той тех
これらを全て覚えなさいと言っても、一時には不可能でしょう。今後、文中で様々な格が出てくると思われますので、場合に応じてここの表を参照して下さい。
実は、ここの表は私自身の整理のために作っていたりして・・・。